白山国立公園 白山
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2020年11月30日赤兎山 紅葉&雪景色コラボレーション♪
白山国立公園 白山 森由利子
みなさまこんにちは!森です。
数週間前に赤兎山の巡視へ行ってきました。
今年は昨年より寒くなるのが早い気がしておりましたが・・・。
標高が高い場所はこの通りもう雪道でした!
今年は紅葉と雪景色が同時に見ることが出来ました。
あまりにも美しい光景にシャッターを何度も切ってしまいます。
・・・ん?誰かの足跡があるゾ。
足跡は山頂まで続いておりました。
アナグマやカモシカなど(推定)たくさんの動物達の足跡が残っておりました。
登山者だけではなく、動物たちも登山道を利用しているが面白いですね。
山頂です。
良いお天気に綺麗な白山!
やっぱり山って良いなあ。
■赤兎山 登山情報
※現在は登山口へ続く小原林道が冬期閉鎖中です。また来年お越し下さいね。
・赤兎山 大野市公式ウェブサイト
https://www.city.ono.fukui.jp/kanko/kanko-joho/guide/akausagiyama.html
・勝山ジオパーク観光情報
https://www.city.katsuyama.fukui.jp/kankou/kankouweb/tozan/akausagi.html
2020年11月04日紅葉の森で白山パークボランティアが看板そうじ♪
白山国立公園 大石佳織
2020年10月22日白山国立公園 紅葉情報
白山国立公園 大石佳織
2020年10月19日白山 初冠雪!
白山国立公園 大石佳織
2020年08月21日白山国立公園の山!稜線歩きが楽しい ♪別山♪
白山国立公園 大石佳織
2020年08月17日白山国立公園 クリーンデーとwithコロナ登山のマナー啓発活動
白山国立公園 白山 大石佳織
2020年07月17日白山国立公園 毎年恒例☆桂湖畔でのオオキンケイギク除去活動
白山国立公園 大石佳織
皆さん、こんにちは。 白山自然保護官事務所の大石です。 富山県南砺市に位置する桂湖の畔でオオキンケイギクの除去作業が行われました。 今年は新型コロナウィルス感染症の影響で開催できるかやきもきした時期もありましたが、感染予防対策を取って実施することができたので、今日はそのご報告をしたいと思います。 (桂湖。見ていると心が静かになる気がします) オオキンケイギクをはじめとした外来種については、全国各地のアクティブ・レンジャーが報告しているのでご存知の方も多いと思いますが、ちょっと解説しておきましょう。 (オオキンケイギク) オオキンケイギクはオレンジ色の可愛い花を付ける「外来種」です。 外来種とは、 もともとその地域にいなかったのに人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことです。植物だったら外来植物と呼んだりしますし、外来生物という言葉もよく使われていますね。 三つ葉のクローバーでおなじみのシロツメクサや、ヒメジョオンなども外来植物です。 (左:シロツメクサ、右:ヒメジョオン) 外来種は、私たちの身近なところにたくさん分布していますが、日本の生物多様性に影響を与えることが心配されています。日本に昔からいた生き物たちの住みかや食べ物を奪ってしまったり、日本の生き物と雑種を作ってしまったり、日本の自然に影響を与えてしまいます。 そして、このような外来種の中には、特に影響力の大きな生き物が存在します。こうした生き物は特に注意が必要ということで「特定外来生物」に指定されています。 特定外来生物は、 外来生物の中でも特に生態系へ大きな影響を及ぼすものや、私たちに直接危害を加える恐れがあるもの、野菜や果物など農作物に被害を及ぼすものなどが、法律に基づいて指定されます。 現在、アライグマやカミツキガメなど約150種が指定されています。 また、特定外来生物は、飼育や栽培はもちろん、生きたまま運搬することも禁止されていて、違反すると罰則があります! ※ 詳しくは外来生物法をご確認ください。参考:日本の外来種対策 今回、桂湖で除去したオオキンケイギクは特定外来生物です。 オオキンケイギクはきれいな花を付けるため、多くの場所で緑化のために利用されてきましたが、生命力がとても強く、在来植物の生育場所を奪ってしまうことから、特定外来生物に指定されています。 桂湖でも増えてしまったため、地域の方と協力して除去活動を毎年実施しています。 継続した活動の成果か、湖岸付近では少なくなってきたようです。 しかし、草むらをかき分けて湖面に近い場所へ降りていくと、除去をかいくぐってきた強者たちがちらほら。 (草むらの向こう、湖面近くに花を発見!) オオキンケイギクは地上に出ている葉をいくら刈り取っても、根茎が残っていると再び元気な芽を出してしまいます。このため、除去するときは根元からしっかり取り除きます。 (根元からしっかり除去) 花を付けた個体の近くには、必ずと言っていいほど小さな個体も生えているので、それもしっかり除去します。 (ヨモギの陰のオオキンケイギク。赤丸の箇所) 除去を始めたばかりの頃は、全然見つけられなかった小さな個体。今ではこの写真のように他の植物の陰に隠れていても見つけられるようになりました。 そして、こちらはオオキンケイギクに乗っ取られてしまったかのような法面。5月に草刈が行われたので花を付けたものは少なかったのですが、一面オオキンケイギクに覆われてしまっています。 (除去前:黄緑色の細長い葉は全てオオキンケイギク) これを除去すること約2時間。 (除去後!) かなり除去できました。 今年は25名で作業を行い、除去量は31袋、約179kg! しかし、今回の作業でも取り切れなかった株がたくさんあるので、根絶への道はまだまだ先です。 地域の皆さま、これからもご協力よろしくお願いします。 そして、これを読んでくださっている皆さま、あなたの身近にもオオキンケイギクはあるかもしれません。身近な自然を守るためにも、除去にご協力をお願いします。 参考:特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除にご協力下さい! |
2020年07月03日白山国立公園の山! 法恩寺山
白山国立公園 白山 大石佳織
皆さん、こんにちは。
この他にも、法恩寺山のルート上には剣ノ宮や法音寺跡など、白山信仰に関係のある場所があります。 何度か林道を通過すると、お昼ご飯を食べるのに丁度良い東屋が現れ、そのすぐ後に中ノ平避難小屋に到着し、さらに進むとブナが目に付く楽しい道になります。 (楽しいブナの道) しかし、すぐに急坂(階段)が出現します。 修行の道、再び。 日が高くなってからの登りは体に堪えます。 飲み物がどんどん減ります。 きつい登りを頑張って、ついに山頂です! 頑張って登りきった人にはこんな景色が待っています! (山頂から見える景色。左奥が白山、右奥が別山。) 山頂には展望台やベンチなどがあります。展望台は一段高くなっているので、白山がよく見えます♪ それにしても、昔の人の体力はすごいですね。 法恩寺山の山頂から見ると遠くに見える白山へ歩いて行っていたんですから。車で登山口まで行ける今って、とても便利ですね。 車で行けると言えば、実は法恩寺山は標高1000m付近(避難小屋がある付近)まで林道がついていて、そこから登ることもできるんです。(※法恩寺山有料道路を通る場合は通行料が必要です。) 自分の体力に合わせて登山計画を立ててくださいね。 (水色の下線箇所が今回登った山) |
2020年07月01日白山国立公園の旅! 北陸の苔寺『平泉寺白山神社』は梅雨に魅力が増す!?
白山国立公園 大石佳織
皆さん、こんにちは。 ▶ 2020年05月01日#STAYHOME おうち de 白山国立公園の旅!その1 刈込池 |
皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。
12月になりました。白山は雪をまとって神々しい姿になっています。
(雪をまとった白山 12月4日撮影)
さて、今日は白山国立公園パークボランティアの2020年の活動を振り返るAR日記第二弾です。
年末が近づき、大掃除に取りかかっている方も多いと思いますが、今回は白山のパークボランティアが8月に種子除去マットの大掃除をした活動をご紹介します。
【8月22日(土)お天気:晴れ後曇り、種子除去マットの清掃】
12月の今となってはちょっと懐かしい暑さの中、甚ノ助避難小屋の近くに設置している種子除去マットの清掃と土砂回収作業を行いました。
(午前中は快晴でした♪甚之助避難小屋から撮影。パークボランティア撮影)
白山では、標高の高いところにはもともと生えていない植物(外来植物)の種子が山の上に持ち込まれるのを防ぐために、登山口などの要所に「種子除去マット」や「種子除去ブラシ」を設置しています。登山者の皆さんには、泥などと一緒に靴についた外来植物の種子をマットやブラシで落としてもらって、山の上に持ち込まないようにしていただいています。
外来植物の侵入を防ぐのに活躍している種子除去マットですが、きちんとメンテナンスをしないと目詰まりを起こして機能しなくなってしまいます。このため、こうしたマットは定期的にメンテナンスをしています。
白山国立公園にはいくつも種子除去マットがありますが、パークボランティアは甚之助避難小屋の近くに設置されたものをここ数年、毎年清掃しています。
(甚之助避難小屋の種子除去マット)
この場所の種子除去マットでは、登山者の皆さんが靴から土を落とすと、マット下のコンクリート枠の中に土が溜まるようになっています。ただ、土が溜まり過ぎるとマットが目詰まりを起こして機能しなくなるため、年に1回程度、清掃し、種子が含まれた土砂を回収することで機能を維持しています。
(重いマットをめくって溜まった土砂を回収。パークボランティア撮影)
この日はパワーのある男性陣の活躍で、マットの裏に詰まった土と下に溜まった土が取り除かれてきれいになり、しっかり機能するようになりました。
(左:清掃前、右:清掃後。パークボランティア撮影)
種子除去マットのことを知っている人も知らなかった人も、白山を訪れる際は白山の自然を守るためにも是非使ってくださいね。
種子除去マットの清掃は少人数でできるので、同行した他のメンバーは甚之助避難小屋の清掃や置き去りにされたごみの回収を行いました。今年は新型コロナウィルス感染症のこともあって清掃やごみ回収は特に感染予防に気を遣いましたが、手際よくきれいにしていただきました。
(すっきりキレイになった小屋の中。パークボランティア撮影)
清掃の仕事を終えて、さあ下山...と思いきや、メンバーは山頂方面へ登ります。
ひと仕事終えた後であっても、時間が許せば登って楽しむのが白山国立公園パークボランティア流。...というより、初めから登って楽しむ気満々で集合時間を早めに設定する等の計画を立てています。
(仲間と歩くのも楽しい。パークボランティア撮影)
白山の自然から鋭気をもらった後、下山時は甚之助避難小屋から重い重い土砂入りの土のう袋やごみ袋をザックに詰め込んで下山します。性別関係なく、全員が各自の体力に合わせて分担して背負います。
(回収物を入れるために、わざわざ大きいザックで来ています!)
回収したゴミを詰め込む時は「テント泊楽しんだ後みたいな荷物だね!」とわいわい♪♪ 大変な作業も運搬も、活動全てを楽しんで白山を満喫しちゃうのがパークボランティアのメンバーです!
さて、下山後に回収した土砂を計量したら、なんと合計37.6kg。
1個5kgを超える土のう袋もありました。
こんな数値を目にすると、パークボランティアの存在の大きさを強く感じます。
国立公園の維持には大変な作業がたくさんあって、それを支えているのは実は環境省職員だけではないということをアクティブ・レンジャーになってから知りましたが、今も再認識の日々を重ねています。
当たり前のように利用している避難小屋やトイレ、登山道などはたくさんの方の維持活動によって支えられているということを思い出しながら、私自身も感謝して利用していきたいと思います。