ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋

285件の記事があります。

2016年07月05日のんびりとした真夏の藤前干潟

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

みなさま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。


今日は名古屋も猛暑日となりましたね。藤前干潟では、これでもか、という程潮が干いて、かなり干潟が出ました。出前講座やふれあい事業で使う動画や写真の撮影、ヨシなどを調達に行こうと外に出たのは良かったのですが・・・ちょうどウミネコの群れや、餌を狙うササゴイを発見し、シャッターチャンス!と思うも、暑くて暑くて汗が滴るばかりでベストショットにはなりませんでした・・・

皆さま、真夏の写真撮影は熱中症に十分ご注意くださいね。

カワウの追い込み漁

カワウの追い込み漁

ササゴイ 獲物を探しているところ?

ササゴイ

ウミネコ 夏の藤前干潟を賑わしてくれる

ウミネコ(奥に見えるのは導流堤)

6月は出前講座やレンジャー写真展などが重なり、AR日記はすっかりご無沙汰してしまいました。

私たちが行っている出前講座については、下記のページでご覧ください。名古屋市の小中学校から呼んでいただくことが多いのですが、名古屋市に限らず、また小中学校でなければダメだと言うことではありませんので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

●環境省中部地方環境事務所 出前講座のページ

http://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_6.html


その他にも、6月は、AR日記でもお知らせしておりました碧南海浜水族館・碧南市海の科学館でレンジャー写真展も開催しました。

水族館って私も大好きなんですが、みんなも好きなんですね!

これまでの実施場所とはまた違った反応があって、とても勉強になりました。

碧南海浜水族館では希少種イタセンパラの保護増殖も行っており、今年も見事、イタセンパラの繁殖に成功しています。レンジャー写真展は終わってしまいましたが、また機会があれば企画などでご一緒したいなぁと思います!

碧南海浜水族館・碧南市海の科学館の皆さま、大変お世話になりました!ありがとうございました。

さて、このレンジャー写真展は、次の巡回地へ参ります。

お次は、

愛知県緑化センター(期間:7月16日~8月4日・豊田市)

で開催します。

皆さま、ぜひぜひご来場ください。

★今後の藤前干潟のイベント情報は、藤前干潟のホームページでチェック!★

http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/event/index.html

ページ先頭へ↑

2016年05月30日貝のお散歩

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さん、こんにちは。

暑かったり、ちょっと肌寒かったりする今日この頃ですね。

最近の藤前干潟は、穏やかでのんびりした雰囲気です。

藤前干潟のおしゃべりな鳥たちは、

ほとんどみんな、たっぷりご飯を食べて、旅立ちました。

今頃は、どの辺りを飛んでいるのでしょうか。

鳥たちが旅立った後の藤前干潟は寂しい、と思いがち。

でも、干潟観察の心得は、なんと言っても、じっと静かに干潟を観る!



さぁ、そんな心得を会得している(?)私は、こんな生き物を発見。

藤前干潟 フトヘナタリ

別の場所でも。

藤前干潟 フトヘナタリの足跡

藤前干潟の上にコロコロと転がっているこの貝。

転がってる、なんて言ったら怒られるかも。

干潟の上をよ~く見てみると、

歩いた跡(移動の跡)がくっきり(わかりますか?)。

のそのそ歩いて散歩でもしていたのでしょうか。

貝ってこんなに動くの?!と驚きます。

●干潟の貝【フトヘナタリ(フトヘナタリ科)】

環境省 準絶滅危惧種(NT)

乾いたところが好きでヨシに登ったりするらしいのですが、

私はまだ見たことがありません!

よじ登っているところ、絶対可愛いですよね。見てみたいです!



●おまけ カワザンショウガイ類の2段のせ

カワザンショウガイ類の2段乗せ

干潟の貝の中でも、私にはとても種を同定することが出来ない貝の一つ。

カワザンショウガイの仲間たち。

山椒の実くらい小さい体なので、何か落ちてるなぁという程度の認識しか

もたれない。けど、よく見るとこんなお茶目な姿が見られます♪



皆さん、干潟に興味が沸いてきましたか??

これからの季節は干潟に入る絶好の季節。

渡り鳥たちはみんな旅に出てしまいましたが、

こんな小さな住人たちに会いに、干潟に来てみませんか。



●藤前干潟に関するイベント

1)干潟の世界へのはじめの一歩~カニ編~
干潟の生きものの代表格カニ。はじめて干潟に入る人でも

安心して楽しめる観察会です。干潟の世界への導入編。

 日 時:平成28年6月19日(日)
 場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)

 定 員:20名(10日前より受付、先着順)
 参加費:おとな200円、小中学生100円、幼児無料
 主催等:環境省中部地方環境事務所
     藤前干潟ふれあい事業パートナーシップ事業
 申込み・問合せ先:稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)



2)第2回 藤前干潟ふれあいトーク「受け継がれた地域の技と知恵~湿地と人の暮らし~」
日本国際湿地保全連合事務局長の佐々木美貴さんから、湿地と

人々の暮らしやそれぞれの地域で受け継がれてきた文化につい

てのお話しをお聴きします。

 日 時:平成27年6月15日(水)18:30~20:00
 場 所:ウィンクあいち906号室(愛知県産業労働センター)

 申込み:当日 先着40人
 問合せ:藤前干潟ふれあい事業実行委員会事務局(名古屋市環境局環境活動推進課)

     TEL:052-972-2662
     MAIL:a2662@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp(@は半角にしてください)

 詳 細:http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000067134.html

ページ先頭へ↑

2016年05月23日レンジャー写真展が始まります

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 平賀歩美

日差しが強くなってきた5月末、

本格的な夏まであっという間ですね。

「干潟に入る前にはまず水分補給を!」です。


さて、6月から中部地方の山、海、生き物をテーマに、

藤前干潟、伊勢志摩国立公園、そして白山国立公園の

レンジャー・アクティブレンジャーが撮影した写真展が始まります。

6月に名古屋をスタートし、9-10月に白山、11-12月伊勢志摩の

3地域を巡回します。

チラシ

----------------------------------------------------------

6/1-6/29 碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館

http://www.city.hekinan.aichi.jp/aquarium/

7/16-8/5 愛知県緑化センター

http://www.aichi-park.or.jp/ryokka/

----------------------------------------------------------

まず名古屋自然保護官事務所地域は上記の2カ所

で開催されます。

中部の自然に興味のある方、レンジャーという仕事に興味のある方、

または、夏休みどこかにぶらりと出かけたい方 などなど...

こちらの施設に遊びに出けた際には

是非、レンジャー写真展にもお立ち寄りください。

ページ先頭へ↑

2016年05月09日春の渡り鳥、干潟の生きもの

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵

こんにちは。

藤前干潟のアクティブ・レンジャー西部です。

GW、今年は10連休という方もいらっしゃったようですが、

皆さま、どんなGWを過ごされたでしょうか。



藤前干潟はGWの頃になると潮が良く、ちょうどいい時間帯に干潟が現れます。

そんなわけで、たくさんのバードウォッチャーが訪れていました。

環境省では、藤前干潟にどんな鳥が生息しているのかを知るために、

シギ・チドリ類やカモ類の多い時期に鳥類の調査を行っているのですが、

今年度、第一回目の調査がGWの中日に行われました!

実際に鳥類の調査を行うのは専門家の方々ですが、

我々、名古屋自然保護官事務所のメンバーも調査に同行して

干潟の様子を確認するために鳥獣保護区内をまわってきました。



カメラを構えてシャッターチャンスを狙うのですが、干潟の鳥は、やっぱり遠い!

なかなか撮影が難しいのですが、

ちょうどポッと近くに降り立ったチュウシャクシギをパチリ!

藤前干潟 チュウシャクシギ

チュウシャクシギ

じっと観察していると、カニを食べるところが見られます。



そろそろトビハゼも元気かなーと見に行ってみると、

いました、いました!

藤前干潟 トビハゼ



わかりますか?干潟の泥の中にトビハゼ。

周囲のポツポツは、小さな小さな巻き貝、カワザンショウガイ類です。



さぁ、忘れてはいけないのが、

干潟の人気者、カニたち!

元気に活動しているようです。

藤前干潟 チゴガニ

巣穴から出てきたチゴガニ。

両方のハサミを振り上げてバンザイする姿が見られます。


藤前干潟 ヤマトオサガニ

最後は干潟のカニの代表選手。

ヤマトオサガニ。この写真に何匹写っているでしょうか。

普段は泥の中にいて目だけをピッと上に出して、サササッと干潟に出てきます。



まだ、ヨシ原の中には入っていないのですが、

きっとアカテガニやベンケイガニ、クロベンケイガニも

元気に活動していることでしょう!



今の季節は、渡り鳥も訪れ、干潟の生きものたちも活動しだし、

とても賑やかになる干潟です。

特に干潟の生きもの達は、何気なく歩いていると見落としがち。

藤前干潟に来たら、まずはじーっと周囲を静かに観察してみてくださいね!



さて、5月には、藤前干潟をみんなできれいにしよう!というイベント、

藤前干潟クリーン大作戦も行われます。

名古屋自然保護官事務所は、清掃活動とその後の干潟観察会に協力しています。

ぜひご参加くださいね。

'16春 藤前干潟クリーン大作戦

開催日:5月21日(土)

会 場:藤前干潟・庄内川新川河口付近

受 付:9:30

問合せ:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会

http://cleanupfujimae.jimdo.com/

 

ページ先頭へ↑

2016年04月22日最近の藤前干潟と藤前干潟ふれあい事業のこと

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵

こんにちは。

新しい年度がスタートし、41日には新年度1回目のAR日記を書こうっ!

と気合いを入れていたのですが、いつの間にやら4月の後半に突入してしまいました。

こんな風にバタバタと毎日を過ごしている藤前干潟のアクティブ・レンジャー西部です。

今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。



ということで、さっそく最近(ちょっと前!)の藤前干潟情報をお届けしましょう。

冬の渡り鳥たちが次々と旅立って行き、

春の渡り鳥たちがなかなか到着せずやきもきしたのですが・・・

最近はハマシギやチュウシャクシギなどが姿を見せるようになってきました。

まだシャッターチャンスに恵まれていないので、次はぜひAR日記用に狙いたいなぁと思っています!

藤前干潟 夏羽に変わりつつあるカンムリカイツブリ

夏羽に変わってきているカンムリカイツブリ



少しずつ賑やかになってきた干潟ですが、稲永ビジターセンターも賑やかな催しが増えて来ました!

4月の始め、49日(土)には、今年もスタートした藤前干潟ふれあい事業の第一回目、ふれあいトーク「名古屋港水族館飼育員さんのお話を聞こう!」がありました。

名古屋港水族館の飼育員、春日井隆さんが沢山の荷物を持って稲永ビジターセンターに登場。朝ガーデンふ頭で採取したという生きものたちもいました!

藤前干潟や愛知県各地の干潟、アマモ場の生きもの、名古屋港水族館で飼育している生きもののことなど、沢山の話を聞くことが出来ました。

名古屋港水族館飼育員の春日井氏

名古屋港水族館 飼育員の春日井隆さん

名古屋港水族館のオープン当時からいらっしゃるという大ベテラン。



さて、藤前干潟ふれあい事業では、1年間をとおして藤前干潟のことがわかる、藤前干潟に触れて楽しめるイベントが行われますので、ぜひご参加ください。

藤前干潟ふれあい事業

●直近の藤前干潟ふれあい事業パートナーシップ事業

 5月7日(土)藤前干潟生きものまつり

ぜひ藤前干潟に遊びに来てくださいね!

ページ先頭へ↑

2016年04月22日春の藤前干潟から

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 平賀歩美

皆様こんにちは。

春の暖かい日差しの中、そしてこの日は春風が吹きすさぶ中

今日も稲永ビジターセンターの前の干潟には多くの鳥たちがやってきています。

そしてこの春、4月に名古屋自然保護官事務所の

アクティブレンジャーに着任しました平賀です。

どうぞよろしくお願いします。

では手始めに名古屋自然保護官事務所がある稲永ビジターセンター周辺をご案内します。

手前から稲永ビジターセンター、名古屋市野鳥観察館、名古屋市稲永スポーツセンター、



そして後ろを振り向けば名港トリトンの一つ、名港西大橋が見えます。



もう少し左側に目を向けて見ると...陸上で休むヒドリガモが。

よくこの草地では複数羽で休んでいる姿が見られます。

気持ちよさそうですね。こちらのヒドリガモと日向ぼっこをご一緒したいところです。



また実は、名港西大橋の写真の右端の真ん中あたりの干潟には

カワウ達の群れがいます(いるのですが見えづらいですね...)。

藤前干潟の稲永ビジターセンターもしくは、藤前アクティブセンターに来ていただくと

スポッティングスコープで観察することができますで、是非こちらまで足をお運び下さい。



天気の良い日は鳥獣保護区に隣接する稲永公園の緑が気持ち良く、

堤防沿いを散歩したりビジターセンター前の草地でのんびりできます。

曇りの日は鳥獣保護管理員さんのお話によると、

晴れた日よりもたくさんの鳥たちがやってくるのだそうです。

なので、曇りの日の藤前干潟っておすすめなんです。

雨の日は...ビジターセンターでじっくりと

藤前干潟を学ぶのはどうでしょうか。

多く生物に出会い学べる場所、藤前干潟でお待ちしています。

ページ先頭へ↑

2016年03月31日藤前干潟の春

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子

稲永公園の桜は、一昨日までは1部咲き程度だったのですが、

昨日、今日の暖かさで5部咲き程度まで花開いてきました。

満開が待ち遠しいです。

【稲永公園の桜】


現在の藤前干潟は、冬鳥であるカモやズグロカモメが

すっかり去ってしまいましたが、

春の渡り鳥であるシギはまだほとんど飛来しておらず、

少し寂しい状況です。


しかし、冬の間は白かったユリカモメの頭がだんだん黒くなって

夏羽に変わってきています。

【頭が黒っぽくなってきたユリカモメ】


もうしばらくすれば、きっと春の渡り鳥たちもやって来るのではないかと

期待しています。


ここ最近は暖かく、春を実感することも多くて嬉しいのですが、

私にとってはこれが最後のAR日記となるので少し寂しくも思っています。

5年前の春、私が藤前干潟のARとなったときは、

干潟のことを全く知らず、不安だらけでしたが

周りの多くの方に藤前干潟の魅力などをいろいろ教えていただいたおかげで、

今までやってこられました。

今はただ、感謝の気持ちでいっぱいです。

お世話になった方々、本当にありがとうございました。


今後も藤前干潟に関わっていく仕事をしていく予定ですので

今までの経験を活かしていきたいと思っています。


これから、藤前干潟は一年で最も良いシーズンを迎えます。

干潟にはカニなども出てきていますし、干潟に入るイベントも開催されます。

ぜひ、みなさん、藤前干潟に足を運んでみてください!

ページ先頭へ↑

2016年03月02日春の兆しを探して

国指定藤前干潟鳥獣保護区 アクティブレンジャー野村 朋子

立春を過ぎ、少し暖かくなったかと思えば、

強風が吹きすさぶ寒い1日だったり・・・。

最近は気候がなかなか安定しない上に、

インフルエンザが今頃になって流行っているとのこと。

みなさん、くれぐれも体調にはお気をつけください。


こんな日々ですが、暦はもう3月です。

冬の間は、大潮の日でも昼間には干潟があまり見られない藤前干潟ですが、

最近はだんだん大きく広がる干潟が見られるようになってきました。


2月終わりの比較的穏やかな日に干潟へ春の兆しを探しに行ってきたので

少し報告したいと思います。


大きく広がった干潟で最初にみつけたのは、オナガガモの群れでした。

しかし、少し前に比べて数が少ない・・・。

冬鳥であるオナガガモは、冬の一時期は1,000羽以上確認されていましたが

最近は100羽程度に減少しているとのことで、すでに北へ帰り始めているようです。

【干潟の上で休むオナガガモの群れ】


次に目に入ったのはユリカモメの群れ。

この群れの周辺にユリカモメに似たズグロカモメも数羽見られ、

干潟の上でカニを捕まえているのも観察できました。

写真にはうまく撮れませんでしたが、

冬の間は白かった頭が、夏羽である黒色に変わっている途中の

ごま塩模様の頭をしているズグロカモメもいました。

【まだ頭が白いユリカモメ。ユリカモメも春になると頭が黒色になります。】


また、干潟の横にあるヨシ原で、メリッメリッという音が聞こえたので見てみると、

ヨシ原の奥にオオジュリンがいました。

ヨシの茎の皮をはがして、中にいる虫を必死で捕らえているようでした。

【ヨシの間にかろうじて見えるオオジュリン】


この日は、この他にも、盛んに水浴びと羽繕いをしたり、

干潟の上で餌を探し回ったりと

活発に動く鳥たちも見ることができました。


春の兆しを少しだけですが感じることのできた1日でした。

春がますます待ち遠しいです。

ページ先頭へ↑

2016年01月21日今日の藤前干潟 と お知らせ1つ

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵

こんにちは。

早くも1月下旬となってしまい、少し遅いのですが、、、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

それにしても、寒いっ!寒いです!

名古屋市内は久々に雪が積もって大変でしたね。

この寒さで、稲永ビジターセンターの対岸に見える鈴鹿山脈や伊吹山も雪化粧。

藤原岳と藤前干潟



寒くなってきて、稲永公園を歩く私の最近の楽しみは、

名古屋市野鳥観察館の前辺りにやってくる「ハジロカイツブリ」です。

先日、野村ARも写真をアップしていましたが、またしても懲りずにアップ!

ハジロカイツブリ

ふわふわと漂うように浮かぶ姿がなんともキュート。

"顔が怖いよね・・・"などと言われてしまうこともありますが、

この赤いまんまるの目がボタンをくっつけたみたいで可愛いらしい!

ずっと見ていたいのに、すぐに潜ってしまいなかなか出てこない、

そんなところも心をくすぐります(潜水時間は平均45秒くらいだとか、すごいですよね)。

そんなわけで、じっくりと近くで観察というわけにはいかないのが残念なところですが、

とはいえ、シギ・チドリ類など干潟の鳥に比べれば、かなり近くで見られます。

スロープ@稲永ヨシ原

近くで見られると言えば、

稲永公園の端にある小さなヨシ原は、気軽に鳥達の様子を楽しめるスポット。

今日は、ユリカモメやオナガガモ、ヒドリガモなどが休憩していました。

鳥見初心者の私ですが、お気に入りを見つけるとフィールド観察がとても楽しくなります。

皆様も、ぜひ近所の公園や河原などで、お気に入りを探してみてください。

自然とウォーキングも出来て一石二鳥、いや三鳥くらいかな、鳥だけに・・・!!



さて、ここで1つお知らせです。

2月3日(水)から、愛知県長久手市にある「長久手市福祉の家」で、藤前干潟の写真を展示します。

今年度のレンジャー写真展のうち、スペースの関係で藤前干潟のみの展示となります。

この施設は、「あぐりん村」という農産物直売所や「長久手温泉ござらっせ」が隣接する

長久手市の人気スポットです。

美味しい物を食べて、温泉に入って、藤前干潟の写真を見る、、、

ぜひ遊びがてら見に来てください!

●レンジャー写真展2015(※スペースの都合上、藤前干潟の写真展示のみ)

日 時:平成28年2月3日(水)- 2月29日(月)

時 間:9:00~21:00(日曜・祝日は9:00~17:00)

場 所:長久手市福祉の家 交流ストリート(長久手温泉ござらっせ)

     愛知県長久手市前熊下田171

入場料:無料(温泉施設等の利用は有料)

問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(Tel. 052-389-2877)

チラシ:

ページ先頭へ↑

2016年01月04日新しい年を迎えた藤前干潟より

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子

新しい年が明けました。

天気が良く、暖かい年始を迎えている藤前干潟です。

みなさんの年末年始はいかがだったでしょうか?


今年の元旦は天気に恵まれて、藤前干潟の堤防からは

美しい初日の出を見ることができました。

この輝く初日の出のように、これからの1年が明るいものとなるよう

励んでいきたいと思います。



仕事始めの今日の藤前干潟も風がなく、大変穏やかです。

冬を越すために来ているカモなどの姿を見ることができます。

【干潟周辺に集まるカモなど(12月9日撮影)】


【オナガガモ(左がオス、右がメス)】その名のとおり尾が長いのが特徴です。


【ヒドリガモ(オス)】ピューっという鳴き声を響かせます。


【ハジロカイツブリ】魚などを捕るために頻繁に潜水します。


この他にも、スズガモ、マガモ、コガモなどのカモの仲間や

カンムリカイツブリ、ユリカモメ、ズグロカモメなどの冬鳥を見ることができます。

干潟が出ている時間であれば、ハマシギ、ダイゼンなどのシギ・チドリの仲間も

見られるかもしれません。

【ユリカモメ】くちばしと足が赤色です。


この時期、例年は伊吹おろしに凍えながらの野鳥観察となることもあるのですが、

今季は今のところ比較的暖かいのでゆっくりじっくり野鳥観察ができています。

皆さんも今年は藤前干潟で野鳥観察にチャレンジしてみませんか?

(例年よりも暖かいといっても今週末から冷えるようですので、防寒対策は念入りに!)

ページ先頭へ↑

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ