ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26)

49件の記事があります。

2011年05月13日バードウォッチングの季節です。

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

雪深かった戸隠の森も、やっと新緑の季節を迎えました。

繁殖期を迎えた鳥たちの「さえずり」があちこちで聞こえ、
時には、縄張りやメスをめぐってのバトルも…
この季節、森はとっても賑やかです。

さて、そんな鳥たちを観察するために、ここ戸隠には
大勢の野鳥ファンが訪れます。

特に「戸隠森林植物園」は全国でも有数の野鳥観察スポット。
森の中に木道が整備されており、多種多様な鳥たちと、
さまざまな花や木を楽しむことができます。



<今はミズバショウやリュウキンカが見頃です>


今朝は勤務前に、この植物園をフィールドに開催された
「探鳥会」に参加しました。
朝5時だというのに、園内にはたくさんの方がいてびっくりです。
主催者の方曰く「鳥は早起きだからね。人間も早起きしないと!」

今朝は昨夜までの雨も上がって、爽やかな青空のもと、
たくさんの鳥たちに出会うことが出来ました。

毎年5月10日~16日は愛鳥週間(バードウィーク)です。
あなたの身近にいる鳥たちの声にも、そっと耳を澄ませてみては
いかがでしょうか?



<花のかげから、ひょっこりとキセキレイ>



ところで、愛鳥家の方で賑わうこの戸隠森林植物園では、
近年困ったことも起きています。

一部のカメラマンが木道上を占拠して、一般の方々の
通行の支障になるケースや、人間たちが長時間にわたって、
撮影や観察のために鳥の巣の近くに陣取ることで鳥たちが警戒し、
営巣放棄(※)をしてしまう…等の問題が生じています。
(※営巣放棄:親鳥が警戒し、巣やその中の卵やヒナを置き去りにして
 戻らなくなること。親鳥が巣を離れると卵やヒナは死んでしまう。)

鳥たちの楽園がいつまでも続くよう、マナーと節度を守って
野鳥観察を楽しみましょう。


◎お知らせ

現在、長野市役所において
「アクティブ・レンジャー国立公園写真展」を開催中です。
開催期間は6月9日(木)まで<平日のみ>、入場は無料です。



<中部山岳&上信越高原国立公園の魅力が満載です!>

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。


ページ先頭へ↑

2011年04月21日森の妖精

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

先日、長野県・飯綱町にある「むれ水芭蕉園」で行われた
地元の方々の清掃作業に参加させていただきました。

こちらには、これからが見ごろの「水芭蕉園」と、
5月中旬に見頃を迎える「ニリンソウ園」があります。
グループを2つに分けて清掃活動を行いました。



【地元の皆さんとともに、清掃活動開始!】

見頃を迎えつつあるミズバショウたちに囲まれた
木道を丁寧に掃除していきます。

このミズバショウ、「森の妖精」なんて呼ばれます。
春浅い森の中で、白い衣装をまとったようなその姿は、まさに妖精。
とてもかわいらしいです。
(ただ、夏になるとその葉は80cm以上にもなり、
 その姿のギャップに驚かされるのですが…)



【落ち葉の積もった木道を、少しずつ綺麗にしていきます。】


小雨降る中の作業となりましたが、園内はすっかりきれいになりました。
ミズバショウやリュウキンカも喜んでいるようでした。
見頃はまさにこれからです。
たくさんの皆様のお越しをお待ちしております。



【かわいい妖精たちが、お待ちしています。】



ちなみに、ミズバショウの花言葉は
「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」だそうです。

森の妖精たちがいつまでも輝けるよう、ゴミなどは持ち帰り、
マナーをしっかり守って楽しみましょう。

ページ先頭へ↑

2011年02月02日冬ならではの風景

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

菅平高原は、長野県内でも特に冷え込みの厳しいことで知られます。
(※ちなみに、このところの最低気温はマイナス20度…なんてことも!)

その寒さのおかげで、雪質が非常に良いのが特徴。
さらさらのパウダースノーを求めて、県内外からスキーヤーや
スノーボーダーが訪れます。
先日、調査で訪れた際も、ゲレンデは修学旅行生や家族連れなどで
賑わっていました。

そんな市街地を抜けて向かったのは・・・・



(目印の入り口看板です)

こちら『唐沢の滝』です。
国道406号線沿いにあり、新緑・紅葉の季節も観光客や
カメラマンに人気のスポットです。

連日の冷え込みで、滝の結氷が見られるかも・・・と
期待しながら行ってきました。
長靴を履いて、雪道をずんずん進んでいくと・・・



(雪道の先に・・・)

前方にしぶきを上げる滝が見えてきました。

高さ15m、幅10m。
滝壺の近くまで寄ると、まさに迫力満点です。



(青く澄んだ氷が美しい)

この日は一部、青く輝く結氷が見られ、夏とは全く違う表情を
見せていました。
また、夏は心地よい水しぶきも、この時期はちょっぴり辛いですが、
時折現れる虹はとても美しいものでした。

※滝までの道は横に沢があり、非常に滑りやすい箇所もありますので、
 訪れる際には十分ご注意ください。

まだまだ寒さは続きますが、冬ならではの風景を楽しめるのも今だけ。
皆さんの近くにある『冬らしさ』を見つけに、出かけてみてはいかがでしょうか。

ページ先頭へ↑

2011年01月06日戸隠は冬本番!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

2011年も始まりました。
本年もアクティブ・レンジャー日記を、どうぞよろしくお願いいたします。



<雪をまとった戸隠連峰>


さて、皆さんの年末年始はいかがだったでしょうか?
初詣には行かれましたか?

ここ戸隠の神社といえば『戸隠神社』。
大きな鳥居にも、ずっしりと雪が積もっています。



<鳥居もすっかり雪化粧>

戸隠は、昨年のグリーンシーズンは観光キャンペーンなどの効果もあり、本当に多くの方が訪れました。

特に奥社に通じる参道は、夏はまるで縁日のような賑わいでした!



<奥社参道の夏(左)と冬(右)>


でも、すっかり雪が積もった今の季節は、とても静か。
ぎゅっぎゅっと雪を踏みしめる自分の足音さえ響くようです。


周辺では、テレマークスキーで散策を楽しんでいる方もいらっしゃいました。
時折、冬鳥の声に耳を傾けながら、冬の静けさを満喫されていたようです。

スキーはもちろん、ふかふかの雪の上ならスノーシュー(西洋かんじき)や
『ワカン』をつけて、歩きまわるのも楽しいものです。

今年の干支、ウサギになったつもりで、元気に冬を楽しみましょう!

※歩道同様、車道もすっかり雪道となっています。
 お車はタイヤチェーン等の備えを万全に、安全運転でお越しください。

ページ先頭へ↑

2010年10月14日400年前から続く道

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

紅葉も始まり、ここ戸隠では秋の観光シーズン真っ盛り。

霊山・戸隠山の麓に鎮座する戸隠神社にも、
連日、多くの方々が観光に訪れています。

一番の見所は、なんといっても・・・この杉並木。
この荘厳な並木道は、戸隠神社の奥社へと続いています。


<参道は約2キロ。随神門から奥の1キロ弱に渡って杉並木がそびえます。>

遠い遠い昔、神様が『天の岩戸』を放り投げて出来たのが戸隠山とか。
この岩戸を放り投げたとても力の強い神様こそが、奥社に祀られている
『天手力雄命』(あめのたぢからおのみこと)です。

一方、杉並木が植えられたのは、さかのぼること400年前の江戸時代。
遠い遠い昔から多くの人々を迎えているのです。

この『戸隠のシンボル』とも言える杉並木を保存し、次の世代へ継承するために、地元の皆さんによる活動が行われています。

杉並木と奥社周辺に生える木の、樹種を調べ、樹径を測り、
そして生えている場所を地図に落としていきます。
一本一本・・・とてもとても、根気のいる作業!!


<計測作業中。杉のウェストサイズはどれくらい?>


でも、そうやって出来た樹木地図からは、色々なことが見えてきます。
『こんなところに、こんな木が!』という発見も。

ちなみに、この杉、仲良く並んで立っています。
測ってみると、幹の太さが(小数点以下まで!)全く一緒でした。


<仲良し兄弟杉?>


同じ杉でも、幹の表情が違ってなんだか面白いですね。
近くに立っているけれど、それぞれ違う人生(木生?)を
歩んできたのでしょうか・・・


今もなお、神秘的な雰囲気を漂わせる、戸隠の杜。
これからも、ずっと未来へと受け継いでゆきたいものです。






ページ先頭へ↑

2010年08月25日【日本のいのち、つないでいこう!COP10まで50日前】

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

★外来生物の脅威★


この地球上には、どれくらいの種類の生物がいるかご存知でしょうか?
現在、未発見のものも含めると3000万種とも言われています。

私たちの住む日本にも、多種多様ないきものたちがいて、それらが微妙なバランスを取り合うことで、豊かな自然環境を作っています。
いきものの中には、日本固有の生物もいれば、『外来生物』と呼ばれるものもいます。

『外来生物』とは字の通り、『もともとその土地にいなかったけれど、外の地域(外国など)から人が持ち込んで来た、または荷物などにくっついて勝手に入り込んできた生物』のことです。日本の野外にいる(ある)ものだけで、2000種に達するとも言われています。

これらは、私たちの生活で役に立っている一方、その繁殖力の強さなどから、在来生物(その土地にもともといる生物)をおびやかし、場合によっては絶滅の危機にまで追い込んでいます。

身近なところでは、下記の様な生物が挙げられます。


☆☆☆魚や動物では・・・
・ブラックバス(オオクチバス)
・アライグマ
・ジャワマングース
・カミツキガメ


<長野県内で捕獲されたカミツキガメ。大型に成長し、色々な生物を補食する。極めて長寿で、繁殖能力も高い。>


☆☆☆植物では・・・
・ハリエンジュ(ニセアカシア)
・アレチウリ
・セイヨウタンポポ
・ハルジオン
・ヒメジョオン


<すっかり見慣れた道ばたの草にも、侵略的な外来種がたくさん。左上から、ハルジオン・セイヨウタンポポ・オオキンケイギク・オオハンゴンソウ>


これらの外来生物について、特に生態系などに悪影響を及ぼす可能性があるもの(=侵略的な外来種)を、『外来生物法』という法律で規定しています。簡単に言えば、これらの外来生物を『入れない・捨てない・拡げない』という原則を定めています。

では『外来生物』とは果たして悪者なのでしょうか?
・・・実は、一概にはそうは言えません。
これらは、よそから日本に来たから『外来生物』なのであって、本来の生息地では何ら問題なく生息しているものです。ただ、それが人間の都合で日本国内に持ち込まれてしまったことにより、従来そこで生息している生物たちや、私たちの生活に重大な影響を与えるということで、そのような対策が必要となっているわけです。

私たちアクティブ・レンジャーも、各地でこの『侵略的な外来種』を除去していこう、という取り組みを行っています。

今年は『ハルザキヤマガラシ』などの外来植物について啓発チラシを作り、また地元の方達と共に、実際に除去する活動も行いました。
私の住む地域においても、『去年はこんな場所に生えていなかったよね・・・』『こんな山の中にまで、どうやって種が飛んだの?!』と驚く繁殖ぶりに、恐ろしささえ覚えました。


<ハルザキヤマガラシ。いわゆる菜の花に似ているが、よく見ると特徴が異なる。最近では、道ばたや土手沿いなどにも大群落を作っている。>


『外来植物に居場所を奪われて、希少な高山植物が消えてしまった・・・』そんな最悪な事態になる前に、なんとか手を打ちたいものです。

外来生物の除去については、他の地域で活動する職員とも情報交換を行い、効率的な除去方法などについても話し合っているところです。


多種多様ないきものたちが、これからもこの地域で、日本で、地球で共存していくために、何か力になりたい。
そんな想いで、活動を行っています。

『国際生物多様性年』の今年。

世界規模での生物の多様性について考える一方、身近なところのいきものたちについても、一度思いをはせてみてはいかがでしょうか?


↓↓↓『外来生物』の種類や除去方法に関する、詳しい情報はこちらへ↓↓↓

http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/index.html


ページ先頭へ↑

2010年08月10日菅平高原は、夏真っ盛りです。

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

皆さん、こんにちは!
毎日、暑い日が続きますね。

さて、先日は調査のため、菅平高原・根子岳に行ってきました。

根子岳は亜高山・高山植物が豊富で、季節ごとのお花を目当てに登山を楽しむ方も多いです。

訪れた日は、ちょうど夏の花が真っ盛り!
じりじりと照りつける太陽の下、色とりどりのお花が可憐に咲いていました。


<左上から、マルバダケブキ、ヤマハハコ、タカネマツムシソウ、ワレモコウ>

マツムシソウやワレモコウを見ると、晩夏の風情。
山の上の季節の移り変わりは早いですね。

登山中、目を楽しませてくれる花々ですが、一部の登山道では土砂が流出して登山道脇の草地がどんどんと削られていっています。

環境省では、そんな状況にブレーキをかけるため『植生ネット』を施工しています。
自然に優しい天然素材で作られており、裸地となった場所からの土砂の流出を防ぐとともに、植物の発芽・生育を手助けする役割をします。


<植生復元と、土砂流出防止のために、植生ネットを張っています。>


昨年施工したネットの間からは、新たに芽を出す植物たちが確認でき、非常に嬉しくなりました!
皆さんも、植生の復元を温かく見守ってくださいね。


さて、根子岳はお天気が良いと、山頂から北アルプスが一望出来ます。
あいにく当日は雲の中でしたが、さわやかな高原の風を感じることが出来ました。


下山してくると、眼下に牧場が広がります。
牛さん達も、の~んびり。


<のんびり草をはむ、牛さん達。なんとも平和な風景ですね。>


こんな、たおやかで牧歌的な根子岳に、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。


当日は夏休み中ということもあり、ご家族で登山を楽しんでいらっしゃる方も多いようでした。

この時期は、山でも熱中症などにかかるケースがよくみられます。
登山・ハイキング等においては、休憩を入れながら、スポーツドリンクなどを
しっかり取る様にしましょう。



ページ先頭へ↑

2010年07月15日野尻湖の魅力、再発見!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

皆さん、こんにちは。
長野では、梅雨らしい空模様が続いています。

しかし、一昔前の梅雨といえば、しとしとと雨が降り続く印象でしたが、最近はいわゆる『ゲリラ豪雨』のような、集中豪雨が観測されています。
やはり、地球規模の環境変化が、このような日本の気候の変化にもつながってるのでしょうか?
なんだか、心配ですね。

さて。

先日(7月6日)、長野県・信濃町等が主催する『野尻湖クリーンラリー』が行われました。
毎年、信濃町・野尻湖周辺の小学校4校の4年生を対象に、環境教育の一環として行われているもので、今年で19回目を迎えます。
(※ちなみに、??年前にこの行事を受けた方が、すっかり大きくなって今では環境行政に携わっていたりするんです。さすが!)

当日は、開会式の後、船で野尻湖へ繰り出しました。

緑濃い湖岸の美しい風景を眺めながら、船はすすみ、
10分ほどで野尻湖の水深が一番深い辺りに着きました。
(ちなみに、一番深いところで水深38mほどあるそうですよ。)

ここで、児童の皆さんは班に分かれての作業。
透明度をはかったり、水温をはかったり。
プランクトンの採取も行いました。


(みんなで、水温を計測。テレビ局も来て、ちょっぴり緊張?!)

水面近くの水と、湖底近くの水は、
手を入れると驚くほど温度の差がありました。
(ちなみに、水面近くが25℃、水深30m地点では8℃でした。)
住んでいるプランクトンの種類も違うんですよ。

さて、船を下りたら、各自分かれての学習です。

『プランクトンコーナー』や『水生生物コーナー』など、全部で7つのコーナーが用意され、私たち環境省は、『国立公園コーナー』と『外来魚コーナー』の二つを担当しました。。

『国立公園コーナー』では、国立公園の紹介をした後、
「どうして国立公園はきれいなんだろう?」という謎について、
皆さんに作業を交えて解き明かしてもらいました。


(国立公園について、みんなで勉強。)

『外来魚コーナー』では、それぞれの魚の特徴や、
「外来生物」についての説明を行いました。


(野尻湖に住んでいる、ブルーギルやブラックバスについて
 実際に見て、くわしい説明を聞きました。)


児童の皆さんはこの行事を通じて、野尻湖の素晴らしさや大切さを再確認したようです。

未来を担う子供達が、身近な自然を通して地球環境を考える。
この素晴らしい行事を、ずっと続けていって欲しいと思います。

ページ先頭へ↑

2010年06月09日初夏の戸隠

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

皆様、はじめまして!
今年度より、アクティブ・レンジャーとして活動をはじめました、
赤梅(あかうめ)と申します。

上信越高原国立公園の長野県側のうち
戸隠、飯綱、野尻湖、雨飾山、菅平高原と
それぞれに個性的な地域を担当しています。

この日記を通じて、皆様に『旬の情報』を
お届けしたいと思っております。
どうぞ宜しくお願いいたします。


さて、各地から夏山開山祭の便りが聞こえてきていますね。

ここ戸隠でも、6月5日、『飯綱山開山祭』が行われました。
併せて清掃登山も行われ、私も参加者の皆さんと一緒に
山頂までゴミを拾いながら登ってきました。
地域の皆さんの力で、飯綱山の美しい自然が守られていることを
改めて実感したひとときでした。


さて、この時期の戸隠周辺の山々は、新緑が目にまぶしく、
春から夏へと一気にその装いを変えています。
先日も調査のために山に入りましたが、鳥たちの歌を聴きながら歩くのは
とても気持ちの良いものです。

道の脇をふと見ると、そこにはかわいいお花がここかしこに。
梅雨前の、にぎやかなひととき・・・といったところでしょうか。


(ラショウモンカズラ・ニリンソウ・レンゲツツジ・リュウキンカ)


そんな山の中で、ひっそりと羽を休めていたのは・・・


(ほっと一息、お昼寝中?)


ハルゼミです。
すっかり大きくなった、クサソテツの葉の裏で
じっとしていました。
透き通った羽の美しいこと。

生命をはぐくむ、山の初夏。
皆さんも、是非出かけてみてください。
きっと元気をもらえますよ!!



さて、山を下りて・・・
戸隠名物といえば、『蕎麦』です。

里でも、畑はにぎやかな季節。
事務所近くの蕎麦畑でパチリ。


(10日ほどで、こんなに大きくなりました!!)

夏になると真っ白い花を咲かせて、畑一面がお花畑になります。
もちろん・・・その後の新蕎麦も楽しみです!


ウォーキングを楽しむには良い季節ですが、
このところのお天気はちょっぴり不安定で、
長野県の各地で落雷や雹(ひょう)が観測されています。

天候の急変などには万全の備えをして、無理をせず安全に、
山を楽しみましょう。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ