2020年7月 6日
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2020年07月06日【入山注意】乗鞍岳
中部山岳国立公園 関根陽太
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
乗鞍エコーライン(乗鞍高原から乗鞍岳の畳平付近)において、バスやタクシーの運行が7月1日から始まりました。
これに合わせて週末の利用状況調査へ行ってきました。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「入山注意報」を発表しています。
乗鞍岳における登山の取扱いが「入山はお控えください」から「入山注意」に更新されたこともあり、
登山に向かう方やバスターミナルのある畳平周辺を散策する方の姿も見られました。
乗鞍岳に登山される際は、以下の情報等をご覧ください。
●岐阜県「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた登山について」
●環境省発表「中部山岳国立公園における登山について(新型コロナウイルス感染症)」
生憎の天気でしたが、畳平周辺だけでもコマクサやハクサンイチゲなどの高山植物を見ることができます。
雨の多い時期ですが、高山植物は次々に開花しています。
また、今はライチョウが抱卵・孵化する時期でもあります。
ライチョウを見かけても近づかず、そっと見守りましょう!
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月06日野反湖から切明へ
上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
群馬県中之条町野反湖(のぞりこ)から長野県栄村切明(きりあけ)までの歩道の状況を6月30日に確認しました。GPSで記録された歩行距離は約17kmでした。
では、歩道の状況です。
通行可能ですが、昨年10月の台風19号の影響で歩道が崩れて分かりにくくなっている箇所がありました。上の地図で「崩落箇所」と示した場所です。
2万5千分の1地形図には沢の名前はありませんが、「山と高原地図(昭文社)」では「トネクラ沢」と書かれています。
<赤テープを目印に沢を渡ってください。左に立っている人の所から奥側の歩道が崩落。写真中央下の黄色い雨合羽の人の所に下り、石伝いに沢を渡って、写真右側の道の残っているところまで上ります。>
このほかに、小規模ですが、歩道が崩れているところがあります。
また、倒木が何本かありますが、通行は可能です。
<栄村役場職員と栄村誌の自然環境編の執筆者と歩きました。>
さて、この歩道のうち、渋沢ダムから切明までの区間では、黒部川の「下ノ廊下」の水平歩道に似た雰囲気が感じられます。
<渋沢ダム建設のためにトロッコの軌道が敷設されていたそうです。平成28年9月6日撮影。>
一方で、野反湖や志賀高原の岩菅山(いわすげやま)の山並みを望むこともできます。
<左:野反湖と奥に浅間山(あさまやま)。右:志賀高原の岩菅山。平成28年10月24日撮影。>
※注意※
「カエルを素手で触れた場合は後でよく手を洗ってください。皮膚などから毒を分泌しています。」
<アズマヒキガエル。目の右側にある鼓膜の大きさが見分け方のポイント。この個体は「鼓膜の直径」のほうが「目の端から鼓膜の端までの長さ」より大きい。栄村ではニホンヒキガエルは確認されていないとのこと。>
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。
厚生労働省「新しい生活様式の実践例」
<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>
※体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。(長野県「登山者への5つのお願い」より)
2020年07月06日国道292号にて外来種駆除
上信越高原国立公園 万座 飯島久美子
草津から志賀高原を結ぶ国道292号線に位置する、
山田峠で外来植物の駆除作業を行ってきました。
山田峠付近は芳ヶ平湿原へと延びる沢筋の上流部に位置しています。
外来植物の種が雨水の流下とともに、湿原に入るのを防ぐため、
この場所では毎年継続して外来種の駆除が行われています。
⇑ この谷の先が芳ヶ平湿原になっています。 R2.7.2 山田峠にて撮影
⇑ 絶景を前に外来種駆除を行います。
標高2,000mを超えているのでとてもさわやかな気候です。
⇑ 本日はたくさんの方にご協力いただきました!
セイヨウタンポポや、ハルザキヤマガラシ等の外来種の駆除を手分けして行いました。
上信越高原国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。上信越高原国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月06日上高地パークボランティアの活動紹介
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
中部山岳国立公園上高地地区では、『上高地パークボランティア』が活動を行っています。
活動開始から、今年でなんと34年目になります!
今回はその活動内容を少しだけお伝えしたいと思います。
(今年度はコロナウイルス感染症の影響により活動を休止していましたが、7/8より活動再開となります。)
上高地パークボランティアは、現在の登録65名、活動期間は通常4月~11月の上高地開山期間中の7ヶ月のみですが、その間、何度も上高地で活動を行っています。長野県在住の方を中心に、関東地方など遠方からご参加いただいている方もいらっしゃいます。中にはボランティア活動期間が30年以上の方や、年間30日以上も活動して下さる方も!まさに上高地を愛している方々が集っています。
ボランティア活動の中で最も多い活動は、上高地内の『巡視』となっています。
利用者指導や遊歩道の安全確認、ゴミ拾い等を行いながら、大正池~横尾までの間を巡視しています。
パークボランティアの帽子とワッペンが目印!ですので、上高地のことや自然情報など知りたい方は、声をかけてみてください。(話しかける際はマスクの着用や身体的距離の確保にご協力ください。)
そして、重点的に行っている活動としては、『維持管理』『野生動物対策』『外来植物対策』
『外来植物調査』などがあり、活動内容は多岐に渡っています。
維持管理(看板清掃) 維持管理(除雪)
外来植物対策(外来植物除去) 野生動物対策(サルの追い払い)
調査(カモ調査) 自然解説(学校ガイド)
研修会 総会
過去の上高地パークボランティアについての、アクティブ・レンジャー日記もご覧下さい。
上高地は様々な方のご協力のもと、成り立っている地域であり、上高地パークボランティアもその中の一員です!ぜひ、今後の活動にもご期待下さい。
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最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
「ライチョウ飼育卵の野生復帰」で取り上げさせていただきました、
動物園から移植した飼育卵(8卵)のうち5卵で孵化が確認されましたが、全個体の死亡が確認されました。
ライチョウの巣の付近に設置したセンサーカメラで、ニホンザルが撮影されていました。
孵化の途中にニホンザルが巣を覗き込んだために、メス親ライチョウが驚いて巣から飛び出し、ヒナもメス親ライチョウを追って巣から出て身体が冷えて死亡したと専門家がコメントしています。
詳しい内容は、信越自然環境事務所の報道発表資料をご覧ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。