ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園 志賀高原

172件の記事があります。

2020年10月06日志賀高原の紅葉 見頃の場所も

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原から紅葉の情報です。

一沼(いちぬま)の紅葉が見頃になりました。池のほとりの低木の赤色が目立つ紅葉スポットです。

一沼は、国道292号を山ノ内町市街地から上ってくると道路のすぐ左側にあるので分かると思います。駐車は池から200mほど先にあるサンバレー地区の駐車場をご利用ください。

一沼の紅葉が見頃

<写真撮影にはあいにくの天気ですが、多くの方が訪れていました。令和2年10月6日撮影。>

事務所から見える蓮池(はすいけ)も日に日に色づきが進んでいます。シラカバも黄色く色づき始めました。

事務所から蓮池を望む

<令和2年10月6日撮影。>

ウルシの紅葉

<低木で赤く色づいている植物の中にはウルシの仲間が含まれています。人によってはかぶれるので、触らないように注意してください。>

事務所周辺では、このところ日照時間が短いので、余計に肌寒く感じる日が続いています。また、今日は10時過ぎでも事務所近くの道路の気温表示は10℃以下でした。気温に合わせた服装でお出かけください。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年09月30日志賀高原 蓮池広場 お使いください

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

蓮池のほとりの「蓮池広場(はすいけひろば)」が使えるようになりました。芝生の広場です。

■蓮池広場を利用される際のお願い■

犬などに糞尿をさせないでください。

・糞尿があると、芝生に座ったり、寝転んだりという利用が難しくなくなるため

・糞尿が芝生の生育に悪影響を与えるおそれがあるため

ご協力をお願いいたします。

★蓮池広場とその周辺の楽しみ方★

1.蓮池を周遊する遊歩道

1周15分程度の遊歩道です。車窓から景色を見るだけでなく、少し歩いて、志賀高原の雰囲気を感じてください。この時期は、蓮池に映る紅葉も楽しめます。

要所に解説板を設置しています。

蓮池を周遊する遊歩道

<遊歩道は砂利敷きです。令和2年9月30日撮影。>

2.広場で楽しむ

 広場で景色を見たり、休憩したりしてお過ごしください。

3.周辺の観光施設

・「志賀高原山の駅」

蓮池広場と山の駅

<写真の中央から左にかけて蓮池広場がある。「山の駅」は右奥の建物。令和2年9月30日撮影。>

・「志賀高原自然保護センター」「長野オリンピック・パラリンピック記念館」

山の駅の向かいの「志賀高原総合会館98」内にあります。この建物には「志賀高原観光協会」、「志賀高原ガイド組合」などもあります。

【蓮池を起点にした2つのトレッキングコース】

1.「サンシャイントレイル」

蓮池を起点に「琵琶池(びわいけ)」に向かうトレッキングコースです。

落葉樹の林の中を歩き琵琶池のほとりに着いた後、琵琶池を周遊し、蓮池に戻ります。往復で1時間30分から2時間程度です。

このコースのうち、琵琶池のほとりの遊歩道は舗装されていて、車椅子の方も安心して楽しめます。ただし、山の駅から琵琶池までの区間は傾斜が急な区間があるので車椅子は難しいです。

このコースの途中からは「志賀高原歴史記念館」に向かうこともできます。

琵琶池の紅葉

<琵琶池の紅葉。この池のほとりを周遊するコースがある。令和元年10月23日撮影。>

2.「自然探勝コース」

蓮池を起点に「木戸池(きどいけ)」に向かうトレッキングコースです。

池や湿原、原生林、お花畑など志賀高原の自然を堪能できるコースで、片道2時間程度です。国道292号を縫うようにコースがあるので、蓮池に戻るのにバスを利用することができます。

自然探勝コースのニッコウキスゲ

<自然探勝コースのうち、スキー場のゲレンデを歩く区間ではニッコウキスゲが群生する。平成27年7月19日撮影。>

●蓮池広場へのアクセス

蓮池は国道292号の脇にあり、奥志賀高原方面に向かう県道471号(奥志賀公園線)との分岐点に位置しています。

・バスをご利用の場合は「蓮池ひろば」または「志賀高原山の駅」で降車

・自家用車などをご利用の場合は「志賀高原山の駅」または「志賀高原総合会館98」の駐車場に車を止めてください。

蓮池広場と周辺の略図

<蓮池広場と周辺の略図。>

※図の右下の「志賀1号トンネル」内のカーブは滑りやすいので速度を出しすぎないように注意してください。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年09月28日志賀高原の紅葉 色づき始め

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原から紅葉の情報です。

一沼(いちぬま)では紅葉が始まりました。池のほとりの低木の赤色が目立つ紅葉スポットです。

国道292号を山ノ内町市街地から上ってくると道路のすぐ左側にあるので分かると思います。駐車は池から200mほど先にあるサンバレー地区の駐車場をご利用ください。

なお、9月28日の午前8時30分頃の道路の気温表示は10度でした。気温に合った服装でお出かけください。

<低木はまだ色付き始めです。一部が赤くなっているツタウルシも見られました。令和2年9月28日撮影>

また、事務所から見えるスキー場では、ゲレンデの草刈りが行われるなど、冬に向けての準備も進んでいます。

今シーズンの志賀高原のスキー場のオープン予定は、人工降雪機が導入されるスキー場では、なんと11月中旬とのことです。このスキー場は、昨シーズンは6月1日まで営業していたので、積雪の状況によっては半年以上も滑ることができるスキー場になります。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年09月14日志賀高原の紅葉シーズン 近づく

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

標高1,500mにある事務所では、日当たりが良くないというのもあるかもしれませんが、昼間の気温が上がらなくなり、長袖のほうが心地よく過ごせるようになりました。

志賀高原では紅葉の時期が近づいています。

標高の高い所では9月下旬から色づき始め、事務所のある標高1,500mでは10月上旬から中旬、さらに標高の低い所では10月下旬まで紅葉が続きます。

志賀高原は標高差があるので、紅葉の時期に来れば、どこかでその日の最も素晴らしい紅葉を楽しむことができるのが特徴です。

では、志賀高原の紅葉の主な見所を紹介します。ほかにも見所があるので、時期が近づいたら志賀高原観光協会のwebページ<https://www.shigakogen.gr.jp/>をご覧ください。

■のぞき(標高2,050m)

紅葉を見下ろす形になり、中景に笠ヶ岳(かさがたけ)が見られ、晴れていれば遠景に、北アルプス(中部山岳国立公園)や妙高・戸隠の山並み(妙高戸隠連山国立公園)を望めます。

横手山(よこてやま)山頂にアクセスするスカイレーター乗り場の前にあり、カフェとドライブインがあります。

のぞきからの紅葉。中景に笠ヶ岳、遠景に北アルプスが見える。

<平成30年10月撮影>

■一沼(いちぬま)(標高1,410m)

低木の赤色が目立つ紅葉スポットです。国道292号を山ノ内町市街地から上ってくると最初にある池です。駐車はサンバレー地区の駐車場を利用ください。

一沼の紅葉。低木の赤が目立つ紅葉スポット。

<平成28年9月撮影。色づき始め。>

■蓮池(はすいけ)(標高1,490m)

蓮池の水面に映る紅葉が見所です。

国道292号の脇にあり、奥志賀高原方面に向かう奥志賀公園線の分岐点に位置しています。周辺には観光拠点施設の「志賀高原山の駅」や「志賀高原総合会館98」があります。また、蓮池のほとりに広場を整備中です。

蓮池の紅葉

<令和元年10月撮影。パッとしないのはうまく撮影できなかったため。>

ここまで志賀高原の紅葉スポットを取り上げましたが、本事務所の担当区域の市町村でも紅葉の見所があります。

国立公園内の主な見所を紹介しますが、ほかにも見所があるので、時期が近づいたら各観光協会のwebページをご覧ください。

■須坂市

須坂市観光協会のページ<https://www.suzaka-kankokyokai.jp/>

・米子大瀑布(今年度は行けません。アクセス道路は昨年の台風19号で被災し、現在も復旧工事のため通行止めです。また、登山道も同じ台風で被災し、復旧作業が行われていないので通行止めです。)

米子大瀑布の紅葉。須坂市観光協会の写真。

<CCBY須坂市観光協会>

■高山村

信州高山村観光協会のページ<https://shinshu-takayama-onsenkyo.com/>の「見どころ」のページに

「松川渓谷(山田温泉 高井橋)」、「八滝(やだき)」の紅葉の写真があります。紅葉の時期は10月上旬から10月下旬です。

■木島平村

木島平村観光振興局のページ<https://kijimadaira.org/>

・カヤの平高原には樹齢300年を超えるブナの林が広がります。紅葉の時期は9月下旬から10月中旬です。

■野沢温泉村

野沢温泉観光協会のページ<https://nozawakanko.jp/>

・毛無山、上ノ平高原の一帯はブナの林があります。上ノ平高原の紅葉の時期は10月中旬から下旬です。

■栄村

栄村秋山郷観光協会のページ<http://sakae-akiyamago.com/>

・雑魚川(ざこがわ)渓谷は木島平村と山ノ内町にもまたがり、奥志賀(おくしが)渓谷とも呼ばれます。車道沿いでも紅葉を楽しめますが、ぜひ渓谷沿いを歩いていくつかの滝と紅葉を楽しみください。紅葉の時期は9月下旬から10月中旬です。

雑魚川渓谷の車道沿いの紅葉

<平成28年10月撮影。終わりかけ。>

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

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<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年09月04日苗場山 今年度の木道工事が終了

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

苗場山(なえばさん)山頂部の長野県側では、平成25年度から長野県への施行委任により木道の改修工事を実施しています。今年度の工事が終了し、9月2日に状況を確認しました。

<今年度の起点付近。写真奥が苗場山山頂側。9月2日撮影。>

苗場山山頂部の長野県側で、これまでに木道が更新された区間は下図の赤線のとおりです。

まだ木道が更新されていない場所では、苗場山山頂の宿泊施設など地域の方の補修のおかげで、木道を歩ける状況が何とか保たれています。

しかし、下の写真のように破損したり、シーソーのように動いたりするものがあります。注意して通行してください。

<令和2年8月5日撮影。>

【大赤沢新道について】

苗場山山頂と大赤沢を結ぶルート(大赤沢新道)は、今年度は刈払いが行われていません。また、津南町のページ<https://www.town.tsunan.niigata.jp/soshiki/kankou/tozan.html>には「苗場山 大赤沢新道は廃道となりました。秋山郷方面には小赤沢登山道(長野県栄村)をご利用ください。」と書かれています。ご注意ください。

【苗場山山頂の宿泊施設について】

・日帰り登山の方は宿泊施設に立ち入りできません。仮設トイレが施設の外にあります(有料)。

・宿泊は完全予約制とのことです。

・次のページに詳細な案内があります<http://sakae-akiyamago.com/play/587/>

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

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2020年08月28日志賀山の山腹にある池

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

まず、8月28日、四十八池(しじゅうはちいけ)湿原の近くにある公衆便所の施設や機能の点検を行いました。点検の結果、特に問題はありませんでした。この公衆便所は10月中旬まで開所予定です。

また、四十八池湿原の木道について注意喚起です。

四十八池湿原の木道は、経年劣化により板に凹凸ができ、ボルトが浮き出たようになった所があります。また、志賀山側のデッキ近くでは木道が折れています。注意して通行してください。

では、タイトルの「志賀山の山腹にある池」の紹介です。

公衆便所の点検で四十八池湿原までの経路は、たいてい池めぐりコースの一部を利用します。しかし、今回は帰路に、四十八池湿原から志賀山を経由して前山に戻りました。下図の緑のルートです。

ルートで通行困難になるような問題はみられませんでした。ただし、洗掘などにより岩や根が露出して歩きにくくなっている場所や段差にハシゴ階段が付けられている場所など、通行に注意を要する場所があります。

<池めぐりコース(赤色)と志賀山登山道(緑色)>

地図にも書かれているように志賀山の南側の山腹にはいくつかの池があり、登山道から見ることができます。どの池も志賀山の火山活動によりできた池です。

<四十八池湿原(左)と元池(右)。四十八池湿原の中に線状に続くのは木道。裏志賀山山頂付近から撮影。>

<大沼池の青色の水面を見ることができました。エメラルド色のような緑がかった青色の所もあれば、群青色のような紫がかった深い青色の所もあります。裏志賀山山頂付近から撮影。>

<黒姫池。水面は奥側にひょうたん状に続いています。裏志賀山と志賀山の中間付近から撮影。>

<右の水面は黒姫池。志賀の小池であったと思われる湿地が中央左に見えます。左端の線状に続くのが登山道。裏志賀山と志賀山の中間付近から撮影。>

<鬼の相撲場の池。志賀山山頂付近から撮影。奥に四十八池湿原の一部が見えます。>

<お釜池。志賀山山頂付近から撮影。>

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年08月25日志賀高原の蓮池に広場整備中

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

標高1,500mにある志賀高原管理官事務所の周辺では、朝夕は涼しくなり、秋の気配を感じます。

事務所の周辺では秋に見頃になる花が咲き始めています。

<左:アキノキリンソウ、右:ウメバチソウ>

<左:サラシナショウマ、右:マツムシソウ>

さて、志賀高原の蓮池(はすいけ)のほとりに広場を整備しています。9月末に利用可能となる予定です(芝の根が定着するまで時間がかかるため)。

蓮池は国道292号の脇にあり、奥志賀高原方面に向かう奥志賀公園線の分岐点に位置しています。周辺には観光拠点施設の「志賀高原山の駅」(以下、「山の駅」。)や「志賀高原総合会館98」があります。

広場は、山の駅の利用者に足を延ばしてもらい、くつろいでもらうとか蓮池を周遊するなど、山の駅を中心とした蓮池地区の利用促進のために整備しています。また、蓮池地区を入口として、志賀高原全体の利用が促進されることを期待しています。

さて、この場所には、いわゆる廃ホテル(営業をやめて年月が経ったホテル)が建っていました。それを土地所有者が撤去し、跡地利用として広場を整備しています。

蓮池ひろば整備予定地

<左写真の左側の建物を撤去した跡地に広場を整備しています。右の写真では土が見えている場所です。奥に見える建物が山の駅。木道は蓮池を周遊する遊歩道の一部です。左:平成27年7月19日撮影。右:令和2年6月8日撮影。>

蓮池ひろば整備予定地

<志賀高原管理官事務所から広場整備地を望む。駐車は奥に見える山の駅の駐車場を利用してください。令和2年5月1日撮影。整備途中だが敷地の様子がわかるように葉の茂っていない時期の写真を使用。>

■新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

※志賀高原のある山ノ内町は、「お客様受入れに関する新型コロナウイルス感染症拡大防止対応の山ノ内町指針」を策定し、安心して旅行いただける環境づくりに取り組んでいます。

<http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/topic?id=18#6176>

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2020年07月29日志賀高原の四十八池湿原

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

7月28日、池めぐりコースの、前山(まえやま)から四十八池(しじゅうはちいけ)湿原までを往復しました。

四十八池湿原の近くにある公衆便所の施設や機能の点検のためです。点検の結果、特に問題はありませんでした。この公衆便所は10月中旬まで開所予定です。

池めぐりコースは通常であれば、7月下旬から8月上旬は、夏休みの林間学校などの児童・生徒の団体でにぎわいます。しかし、28日は天気の影響も加わって、大人の二人組を3組見かけただけでした。

なお、公衆便所を7月1日から28日までに利用した人数は、昨年度の同期間の約15%でした。

【四十八池公衆便所を使われる際のお願い】

■使用済みのトイレットペーパーは便器に流さず、備え付けのゴミ箱に入れてください。

 トイレットペーパーが排泄物に混じると、酵素の働き低下し、トイレの機能に悪影響が出るためです。

■弁当ガラ(弁当を食べた後の容器)がゴミ箱に捨てられたことがありました。持ってきたものは持ち帰ってください。

さて、四十八池湿原の様子です。

見頃の花はキンコウカでした。

キンコウカ

マルバダケブキはもうすぐ開花しそうでした。

マルバダケブキ

トンボが足元にとまっていたので撮影し、事務所に戻ってから調べたところ、カオジロトンボのようです。名前のとおり顔の部分(トンボなので頭の前側と言ったほうがよいかもしれません)が白くなっていることが特徴とのことです。でも、この写真では顔の白い部分は確認できません。

カオジロトンボ

四十八池湿原の木道の一部は、経年劣化により板に凹凸ができ、ボルトが浮き出たようになった所があります。注意して通行してください。

四十八池湿原の木道

池めぐりコースの概略図。

池めぐりコース

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

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2020年07月14日志賀高原のニッコウキスゲ見頃へ

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

ニッコウキスゲの話題は、ほぼ毎年この時期にお伝えしています。

丸池スキー場のニッコウキスゲは見頃を少し過ぎました。でも、ニッコウキスゲは花の期間が長いので、まだ楽しめます。

丸池スキー場のニッコウキスゲ

<花が咲いているのと同じ茎に、つぼみや、しおれてしまったものが見えます。一つの茎にいくつかの花がついて、それぞれの咲くタイミングが異なります。このため全体として花の期間が長くなります。>

近くにはコバギボウシなどいろいろな花が咲いています。

蓮池スキー場でもニッコウキスゲが見頃です。

蓮池スキー場のニッコウキスゲ

<スキー場のゲレンデ脇の林の縁に沿って帯状に広がっています。写真の奥のほうにもニッコウキスゲがあります。>

今回は志賀高原管理官事務所の近くにある2箇所を紹介しました。どちらも国道292号沿いにあり、花の咲いている近くに駐車スペースがあります。

志賀高原では、ほかにもニッコウキスゲの咲く場所があります。それらは改めて紹介します。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密(密閉・密集・密接)を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

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2020年07月08日栄村の紹介

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原管理官事務所が担当する市町村を紹介する4回目。今回は長野県の栄村(さかえむら)を紹介します。

栄村の位置

<南から、須坂市(すざかし)、高山村(たかやまむら)、山ノ内町(やまのうちまち)、木島平村、野沢温泉村(のざわおんさんむら)、栄村(さかえむら)の6つを担当しています。前回は木島平村を紹介しました。>

栄村と国立公園区域の図です。栄村の国立公園は次の3つの区域に分かれています。

・大次郎山の西側

・鳥甲山の南側

・苗場山から白砂山にかけての稜線の西側

栄村と国立公園区域

では、栄村の国立公園の主な興味地点として

・奥志賀渓谷(おくしがけいこく)

・苗場山(なえばさん)

・鳥甲山(とりかぶとやま)

の3つを紹介します。

■奥志賀渓谷

5月26日の「木島平村の紹介」でも奥志賀渓谷を取り上げました。

奥志賀渓谷は、雑魚川(ざこがわ)沿いのうち、山ノ内町、木島平村、栄村の境界が出会う付近に位置し、雑魚川の滝を巡る探勝歩道があります。

ブナやミズナラなどの落葉樹林が広がり、紅葉の見ごろは例年10月上旬です。

奥志賀渓谷

<川べりまで下りられる場所もあります。平成29年6月20日撮影。>

奥志賀渓谷の大滝

<大滝(おおぜん)。雑魚川にある滝の中で最大の落差の滝です。林道秋山線脇の駐車スペースから山道を歩いて約20分かかります。落葉樹林を歩くので新緑や紅葉の頃は一層良い景色に感じます。苗場山麓ジオパークのジオサイト(見どころ)の一つです。平成29年6月20日撮影。>

■苗場山

※体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。(長野県「登山者への5つのお願い」より)

苗場山は、新潟県湯沢町(ゆざわまち)、津南町(つなんまち)にもまたがる山で、山頂部に広大な湿原が広がります。

・栄村側から苗場山山頂部への登山は、小赤沢(こあかざわ)三合目登山口がよく利用されます。

・苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)は利用の前にwebページ<http://sakae-akiyamago.com/play/587/>をご確認ください。

苗場山の山頂部の湿原

<苗場山山頂部から佐武流山(さぶりゅうやま、中央右)や群馬県境の山並みを望む。「苗場山の高層湿原」も苗場山麓ジオパークのジオサイトの一つです。平成29年9月26日撮影。>

苗場山の「苗場」の由来は、湯沢町のページによると「池塘(ちとう:湿原の泥炭地にある池沼)の中に群生するミヤマホタルイが田んぼに植えた苗のように見えることからつけられたと言われています」と書かれています。

下の写真のような風景のことだと思います。

苗場の由来

<平成27年8月19日撮影。>

■鳥甲山

※体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。(長野県「登山者への5つのお願い」より)

鳥甲山の南斜面が国立公園で、北斜面は長野県の自然環境保全地域に指定されています(参考1)。

なお、登山道は岩場が多く上級者向きです(参考2)。現在の体力や能力・技術に応じた山選びをしてください。

鳥甲山

<この場所の右側は切れ落ちています。奥に見えるのが山頂部で、写っている細い稜線を歩きます。平成29年9月11日撮影。人物は先代の自然保護官。>

鳥甲山から焼額山を望む

<志賀高原焼額山を望む。手前が鳥甲山の斜面。平成27年9月28日撮影。>

【参考1】自然環境保全地域について

自然環境保全地域は国立公園とは異なる自然保護制度です。

-----以下、環境省<https://www.env.go.jp/nature/hozen/about.html>より引用-----

自然環境保全地域:

原生の状態を維持している地域や優れた自然環境を維持している地域を、今後も極力人為を加えずに後世に伝えることを目的として指定される地域

国立公園:

自然風景地の保護とともに自然とのふれあいを図ることを目的として指定される地域

【参考2】鳥甲山登山の技術的難易度

鳥甲山登山の難易度は「信州山のグレーディング」では体力度「4」、技術的難易度「D」です。

同じ体力度「4」、技術的難易度「D」に格付けされるルートは、

・上高地から岳沢小屋、重太郎新道経由で前穂高岳

・戸隠キャンプ場から高妻山

などです。

■体力度「4」とは:1から10の10段階に区分され、数字が大きいほど体力が必要になります。

■難易度「D」とは:

◇厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある。

◇手を使う急な登下降がある。

◇ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険箇所が多い。

とされています。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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