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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園 志賀高原

169件の記事があります。

2012年06月03日大沼池の水の色

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。志賀高原からです。
6月1日は大沼池で行われた八ヶ郷水神祭に出席しました。地域の方々が集まるこのような機会は、情報をやりとりできる場なので、できるだけ出るようにしています。
同じ日には併任している北アルプス後立山地区では栂池自然園開園祭がありました。5月末から6月初めにかけては、このような行事が長野自然環境事務所管内の各地で行われます。他のARからの投稿をお楽しみに。

さて、大沼池です。
志賀高原には大小多くの池沼がありますが、その中で大沼池は最大の面積の池です。大沼池の特徴の一つは水の色です。エメラルド色とも言われますが、神秘的な青色と感じます。



当日はトレッキングの高校生が志賀山を望みながら大沼池畔で昼ご飯を食べていました。渋池から四十八池湿原を経由して大沼池まで来たとのこと。良い思い出ができたでしょうか。



大沼池周辺の様子は下の写真のとおりです。雪が解けて間がないため、ササはまだ起き上がっていないものがあります。落葉樹に葉は見えません。



大沼池には大蛇の伝説(黒姫伝説)があり、8月に大蛇祭りが開かる予定です。大沼池まで散策するには良い機会かもしれません。同時にミス志賀高原コンテストが開かれる予定なので、そちらに興味がある方も、少し足を延ばして志賀高原を散策してみてはどうでしょうか。

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2012年05月30日グリーンシーズン間近

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。志賀高原からです。
6月も近くなり、ようやく草や木の動きが目に見えるようになりました。
グリーンシーズンがやってくることを感じています。

スキー場の雪の解けた湿地(標高約1500m)にはミズバショウが見頃を過ぎたところでした。



長池付近(標高約1580m)ではタカネザクラ(Prunus nipponica)が咲き始めていました。タカネザクラは開花の頃に葉が開きます。



下の小池付近(標高約1560m)の樹木はまだまだ幹・枝が目立ちます。



この付近では、ほかエンレイソウ、オオカメノキ、タチツボスミレなどが咲いていました。

この様な状況なので、トレッキングコースによっては雪が残っている所、雪解けで道がぬかるんでいる所があります。準備をして、気を付けてお楽しみください。

さて、新緑の話題を書いてきましたが、その名も「志賀高原新緑祭」というイベントが6月17日(日)あります(志賀高原観光協会主催、申し込み締切日は6月10日、ただし定員になり次第締切)。ガイドさんと一緒に、新緑の志賀高原の様々な魅力や山歩きの楽しさを感じてください。

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2011年11月15日冬間近の志賀高原周辺

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

気象情報を見ていると、長野県の山間部で雪の予報が出るようになりました。
志賀高原では冬(ウインターシーズン)はもう間近です。

・雪が降りました。北向き斜面では夕方になっても、雪が残る場所がありました。
・スキー場のリフトに椅子が取り付けられています。
・志賀高原と群馬県草津町を結ぶ国道が冬季閉鎖になりました。


<横手山(リフトの後に見える山)には雪が残っています>


<円錐形に突き出た山が笠ヶ岳。遠くに見える山並みは北アルプス、戸隠、妙高。>

志賀高原では最低気温が氷点下になる日が出てきました。路面凍結の恐れがあります。準備をして、気を付けてお越しください。

志賀高原は冬も魅力的な場所です。情報を発信していきます。お楽しみに。

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2011年10月17日志賀高原周辺の紅葉だより(1)

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

最近のこの日記では、上信越高原国立公園のARから紅葉の便りが伝えられています。
私の担当する地区も上信越高原国立公園にあります。そこで私も紅葉の便りをお伝えします。


<奥志賀高原 雑魚川 大滝付近 (長野県山ノ内町・栄村)>


<毛無峠付近 (長野県高山村、群馬県嬬恋村)>


<鳥甲山の南斜面 (長野県栄村)>

13日のAR日記では戸隠(長野市)、14日は鹿沢(群馬県嬬恋村)と笹ヶ峰(新潟県妙高市)の紅葉が取り上げられていました。そして今回の日記では長野県山ノ内町・高山村・栄村を取り上げています。このように書いていくと上信越高原国立公園の広さが分かると思います。この他に苗場山、谷川岳、白根山、浅間山といった有名な山やその周辺も上信越高原国立公園に含まれます。(上信越高原国立公園は日本で2番目の広さ(大阪府ほどの面積)の国立公園です。)
まだ紅葉のシーズンは続きます。そして温泉も当公園の魅力の一つです。上信越高原国立公園で秋をお楽しみください。

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2011年09月26日私の担当地区

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

先日、前山から忠右衛門新道を経て赤石山に至るコースを歩きました。
赤石山の標高は約2100m。晴れていれば、山頂下からの展望が良く、大沼池を眼下に、近くには志賀高原の山や谷、遠くには北アルプスの山並みを望むことができる山です。

今回はようやく北アルプスの山並みを見ることができました。鹿島槍ヶ岳付近から北の山並み。今いる志賀高原も自分の担当地区、あの遠くに見える後立山の山並みも自分の担当地区。こういう風に自分の二つの担当地区を眺めることができて感激したのですが、その広さに自分がどれだけのことをできるのだろうとも思いました。

<赤石山からの眺望>


前山湿原では草紅葉はまだでしたが、早いものは深く色づいていました。志賀高原の紅葉は例年10月上旬から中旬です。その時期にはこの景色も赤石山からの景色もどんな風になるのでしょうか。

<前山湿原>

このコースは、標高差は約300mですが、コースタイムは往復約4時間30分と長いです。今回は前山と赤石山を往復しましたが、健脚の方は赤石山から東館山方面、岩菅山方面へ向かうこともできます。また、大沼池に下りることもできます。ご自身の体力や興味に合わせてコースを選び、風景や植物をお楽しみください。


最後に注意箇所の情報です。
前山から四十八池に至る歩道のうち渋池に近い箇所で、雨が集中したため歩道が溝状に深く掘れている箇所や石がごろごろしている箇所があります。多少歩きにくいかもしれませんが、通行は可能です。ご注意願います。

<歩道の状況>

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2011年07月12日志賀高原の山歩きと池めぐり

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

先日、横手山から鉢山へ下り、四十八池、大沼池を巡るコースを歩いてきました。

横手山の標高は約2300m。でも国道292号線の「のぞき」または「渋峠」からリフトなどを使うと、ほとんど歩くことなく山頂に行ける山です。しかも頂上からの展望が良く、近くは志賀高原の山、飯綱・戸隠・妙高といった北信の山々から、遠くは富士山、北・中央・南アルプスの山々、そして日本海も望むことができます。

<登山道から笠ヶ岳を望む。肉眼では背景の薄曇りの中に北アルプスが見えました>

横手山からは尾根に沿って歩きます。針葉樹の林やネマガリタケの密生を歩きます。だんだん植生が変わっていくのが面白いです。道は良く踏まれ、標識も必要箇所に設置されています。

<上左:針葉樹の林、上右:根曲がりだけの密生>
<下左:裏志賀山を望む、下右:アカモノ>

いよいよ、四十八池です。今までの樹林から景色が一変します。コバイケイソウ、ヒメコケモモ、ワタスゲなどが咲いていました。

<四十八池の湿原>

ご紹介したコースは、標高差が約700mあり、距離も約10kmと長いので、健脚向きです。
ご自身の体力や興味に合わせて、横手山だけ、四十八池だけ、四十八池から大沼池を巡るなどコースを選んで、風景や植物を楽しんでください。
このようにコースを選ぶことができるのが、志賀高原の魅力の一つだと思います。

最後にお知らせとお願いです。
<お知らせ>
四十八池にトイレが整備されました。間もなく開く予定ですが、今はまだ開いていないのでご注意ください。
<お願い>
このトイレは微生物により汚水を浄化処理・再利用する仕組みです。利用の際は次の2点のご協力をお願いします。
・処理能力に限りがあるので、できるだけ緊急時のみのご利用をお願いします。
(四十八池からそれぞれ1時間ほどの大沼池と硯川バス停にトイレがあります。)
・ご利用時は備え付けの紙(微生物の処理できる紙)のみを使用してください。

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2011年06月24日隣のARのお手伝い

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

この日記は、各地のアクティブ・レンジャー(AR)が、それぞれの担当地区での活動をお伝えすることが多いのですが、ARが担当地区を越えて協働して活動することもあります。
今回は、志賀高原自然保護官事務所のAR(私)が、お隣の万座自然保護官事務所のARをお手伝いしてきた様子をお伝えします。

上信越高原国立公園はその名のとおり、上州(群馬県)、信州(長野県)、越後(新潟県)にまたがっています。志賀高原自然保護官事務所は上信越高原国立公園のうち志賀高原・苗場といった主に群馬県に接する長野県と新潟県の部分を担当し、万座自然保護官事務所は草津・万座・浅間・谷川といった主に群馬県側を担当しています。なので、お隣同士というわけです。

さて、何をお手伝いしてきたかというと、まずは登山者カウンターの設置を行いました。
登山者カウンターは登山道の脇に設置し、機械の前を通過した人数を数える機械です。登山道を利用する人数を知ることで、利用者数の年間変化を把握したり、施設の整備が必要か考える参考にしたりします。


<登山者カウンター設置の様子、万座の小林ARとパークボランティア>

登山者カウンターの設置後、次は歩道(登山道)調査を行いました。歩道調査もARの主な活動の一つで、標識など施設の確認、歩道の状況の確認、利用状況、植物の状況などを写真撮影し、記録用紙に記入します。
今回歩いた区間は湯の丸山(ゆのまるやま)への歩道でした。レンゲツツジは残念ながらまだ開花していませんでした。今年は開花時期が1週間から10日遅いとのことでした。山腹から山頂にかけてはイワカガミが満開でした。


<イワカガミ>

当日は平日でしたが、30人前後で中高年の多い団体2組が利用されていました。

<烏帽子岳から下り、湯の丸山へ向かう利用者>

次回は自分の担当地区(志賀高原)での活動の様子をお伝えします。お楽しみに。

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2011年05月24日「栂池自然園 開園祭」

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

栂池自然園(長野県北安曇郡小谷村、標高約1900m)では、5月20日に開園祭が行われました。
当日の天候は快晴で、開園を待ちわびた方々にとっても素晴らしい天候の中、開園祭を迎えることとなりました。栂池自然園ビジターセンターの方によると、この冬は例年より積雪が多かったものの、春先に雪解けが進み、現在の積雪は平均2m50cm程度で昨年より50cm程度少ないとのこと。

<ビジターセンター前の積雪状況>

栂池自然園はゴンドラリフトとロープウエイを乗り継いで訪れることができ、間近に雄大な山岳展望を眺めることができます。園内の木道も地元小谷村の方々のご努力でバリアフリー化が進んでおり、小さなお子さんやお年寄りの方でもゆっくりと園内を歩くことができます。

<栂池自然園でのミズバショウの見ごろは、まだ今から、6月中旬です。雪が解けると、ここにどのような景色が広がるのでしょうか。>


<この山の向こうには何がある?>

この山は栂池自然園の北側にある乗鞍岳(白馬乗鞍岳)です。山の向こうには白馬大池という大きな池があります。今後行く予定ですので、どんな所かご報告します。お楽しみに。
また、栂池自然園から白馬大池を経て、白馬岳へ向かうこともできます。

開園式の中で小谷村長は「この夏は、涼しい小谷村、涼しい栂池高原で」とおっしゃっていました。ぜひ、夏のひと時を栂池自然園でお過ごしください。

最後に。栂池自然園は中部山岳国立公園の第1種特別地域内にあり、自然公園法で指定された植物を採取することが禁止されています。近年、栂池自然園でも植物が採取されてしまっているとの情報をいただくことがあります。栂池自然園を訪れるたくさんの方々を魅了する高山植物は、標高や気候、雪解けの環境等が相まってこの自然環境だからこそ生育しています。この自然環境を保護しながら、これからもより多くの方に美しい栂池自然園を楽しんでいただけたらと願っています。

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2011年05月09日志賀高原の自然観察会

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

志賀高原では、4月29日に雪上自然観察会を行いました。
参加者は16名(男女各8名)で、年齢は8歳から70歳までと幅広い年代の方が参加されました。中には何年も続けて参加いただいている方もおられます。
この観察会は、「冬から春の装いへと変わりつつある自然の息吹」を参加者に感じてもらいたいと思って行っています。ゴールデンウィークになっても、まだ雪があり、雪上を歩けるのは、当地ならではだと思います。
今年は残雪が多く、1メートル以上ありました。また、雪がちらつく時がありました。


<長池を望む、参加者が立っている場所は、夏には湿原となり立ち入れない>


講師は信州大学の井田秀行准教授にお願いしました。先生は会場の志賀自然教育園の施設長をされていて、先生の面白くて楽しい話もこの観察会の魅力の一つです。


<講師の解説を聞く。内容を覚えてもらうより、そうなのか面白いという気持ちをもってもらいたい>


こんなものも見ることができました。木の実でしょうか? 誰かがチョコレートをこぼしたのでしょうか?
形と大きさはどんぐりくらいで、色はこげ茶色。
面白い形になっています。


<カモシカのフンです。雪形(ゆきがた)ならぬ糞形、私には人が跳ねているように見えます>


雪上自然観察会は毎年4月29日に行う恒例の行事です。来年も行う予定ですので、ぜひお越しください。

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