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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園 志賀高原

172件の記事があります。

2013年07月29日四十八池湿原のコバイケイソウ

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
コバイケイソウの話題を続けます。
今回は、四十八池(しじゅうはちいけ)湿原(長野県下高井郡山ノ内町)です。上信越高原国立公園の特別保護地区内にあり、また、県指定天然記念物です。
場所は志賀山と鉢山の間にあり、標高は約1,880mです。ここも高層湿原です。

四十八池湿原のコバイケイソウは、花の見頃を過ぎていました。



ワタスゲの実が見頃です。風にそよぐと目に爽やかです。

<左のピークが志賀山(標高2,037m)で、右が裏志賀山(標高2,040m)です。>

今の時期は、前山から四十八池を経て大沼池に向かうルートは小学生・中学生・高校生の団体の利用の最盛期です。この日の昼頃は小学生の団体2組が四十八池湿原を訪れていました。2組とも前山から志賀山を経て四十八池に着き、その後、大沼池に向かいました。
なお、前山から四十八池へは、この他に前山から緩やかな上り傾斜で四十八池に向かうルートもあります。

さて、四十八池湿原には、志賀山方面と大沼池方面の分岐に誘導標識があります。掘り込み文字のペンキがはがれていたので塗装しました。作業前後の写真です。読みやすくなりました。



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2013年07月26日野尻湖クリーンラリー

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、戸隠自然保護官事務所からです。
7月25日(木)に野尻湖(のじりこ、長野県上水内郡信濃町)で「野尻湖クリーンラリー」が行われ、八代ARの代わりに行ってきました。

このイベントは、地元の小学生の環境学習の一環で、野尻湖を観察することで水環境や環境保全に関心を持ってもらうことを目的に行っており、今回で21回目と長年続いているものです。
参加したのは信濃町立信濃小中学校の5年生です。
野尻湖でのイベントに環境省が協力する理由は、野尻湖が上信越高原国立公園に含まれるためです。

まず、遊覧船に乗り、湖上観察に向かいます。皆、船に乗って気持ちが高揚しているのが分かります。
目的地に着くまで、自然保護官が国立公園と野尻湖の話をしました。
皆、国立公園の説明を聞くのはおそらく初めてだったと思います。なので、頭の片隅に何となく残ってくれればよいと思います。

<奥のほうで「みどりの人(=自然保護官と私)」が国立公園の話をしています。説明用のボードが小さいので船の後ろのほうの子には見えにくかったと思います。>


<水温調査の様子。水深30mと表層の水温を温度計で測った後は、水に手を付けて、その温度差を実感しました。水深30mの水温は11℃でした。
この他、透明度調査とプランクトン採集を行いました。>


次に船を降り、旧小学校の体育館での学習です。
ここでは、環境省の他、信濃町や長野県などの参加機関がブースを設けており、そのブースを訪れた小学生に説明をします。
国立公園のブースの一場面です。自然保護官が日本や外国の国立公園の話をしています。



環境省ではこの他、野生生物専門の自然保護官が外来魚(ブラックバス、ブルーギル)のブースを手伝いました。

このイベントで野尻湖への関心が強くなったと思います。このイベントをきっかけに、野尻湖の中だけでなく、周辺の環境との関わり、野尻湖の景観など、いろいろ興味を持ってもらえたらと願っています。


<湖上から黒姫山を望む。黒姫山の大部分も上信越高原国立公園に含まれます。>

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2013年07月22日田ノ原湿原

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。

今日は志賀高原で最も大きい湿原である田ノ原湿原(たのはらしつげん)です。
この湿原は、志賀火山からの溶岩流が川をせき止めてつくった湖の底の面にできているそうです。ミズゴケ等の植物の遺体が腐らずに長年積もってできた湿原です。

この田ノ原湿原で定点からの写真撮影を続けています。その理由は、湿原へのササの侵入の状況を記録するためです。開始して5年目になりますが、以前の写真と比べても幸い大きな変化は見られません。
ただし、地元の方のお話ではササが昔に比べて増えたとのことなので、もっと長い期間で比べると変化が分かるのだろうと思います。


湿原の南側の写真。写真の右側中央のこんもりして緑に白が混じったように見えるのがササの集まり。このほか小規模のものがその集まりと木道との間に散在している。


さて、志賀高原ではニッコウキスゲが見頃です。


標高1,500メートルを超える志賀高原。スキーシーズンだけでなく、避暑にもどうぞお出で下さい。


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2013年07月22日コバイケイソウ

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。

先日、「コバイケイソウ」について、漢字を当てると「小梅蕙草」で、花が梅に似ており、葉が蕙蘭(ケイラン)に似ているためと書きました(7月10日、中部山岳国立公園 後立山地区の日記。)。
その中でこの機会に確認してはどうでしょうと書いたので、今回、コバイケイソウの写真を載せます。撮影地は上信越高原国立公園の苗場山祓川登山口(新潟県南魚沼郡湯沢町)です。

まず、コバイケイソウの全体像です。この株の高さは約1.3メートルでした。
葉の様子はこれで分かると思います。茎の上のほうに付いた葉がケイランに似ているように感じます。



そして、花です。


これについては、人によっていろいろな感じ方があると思いました。
蛇足ですが、コバイケイソウはユリ科の植物なので、花の各部は3の倍数の数でできています。

今年は各地でコバイケイソウの開花の当たり年のようです。「コバイケイソウ 当たり年」で検索すると、長野自然環境事務所管内だけでも先の八方尾根(長野県白馬村)のほか、栂池自然園(長野県小谷村)、表銀座縦走コースの大天井岳から西岳の間(長野県大町市、松本市)、高谷池(新潟県妙高市)、朝日岳周辺(新潟県糸魚川市、富山県朝日町)などがヒットします。
8月上旬ころまでが見頃だと思います。どうぞ国立公園にお出で下さい。

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2013年07月08日登山者カウンターのデータ回収と解析

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
今年度も登山者カウンターを苗場山の祓川登山口(新潟県南魚沼郡湯沢町)に設置しました。
そして、先日、その第1回目のデータ回収を行いました。


登山者カウンターとは、歩道(登山道)の脇に設置し、機器の前を通る人数を自動でカウントするものです。
ここでは2機種の登山者カウンターを設置しています。1つは手前右にある背の高いもの(以後、機種Aという)、もう一つは、その奥の木道の両側に向かい合わせの黒い箱型のもの(以後、機種Bという)です。機種Aは入山者と下山者を区別してカウントできるものです。

余談ですが、右奥にお椀を伏せた形で白いものが見えます。何だと思いますか? 答えはこの日記の末尾で。


話を戻して、登山者カウンターのデータですが、
設置から3週間後のカウント総数は、機種Aは3,039(内訳は入山775、下山2,264)、機種Bは1,553という値でした。
どうしてこんなに違うのだろうかというデータがとれていました。このように総数が違っても、日ごとの値を精査するとおおよそ正しい値がみえてくるのは、これまでの経験で分かっているのですが、これだけ値が違うと不安です。

精査した結果は次のとおりです。
下の図は機種Bの今回と前年同期の利用者数のグラフです。


・土曜日と日曜日に利用者数が増えている
・利用者数は最大300名程度
・前年同期と同じような動向をしている
という傾向がみられました。このことから、機種Bは正常に動いており、値はおおよそ正しいのだろうと判断しました。

では、機種Aのデータはどうだったのかというと、センサーに問題があるのか、データを記録媒体に書き込む時にエラーが起こっているのか、芳しくないデータでした。機器の交換が必要と感じました。

今回のデータ回収について、2機種を設置したことで、一方が異常でも他方が正常に稼働していたため欠測を避けることができたのは幸いでした。しかし、機種Aについて設置前に機器の状態の確認不足であったことは今後注意すべきことです。

さて、最後にご協力のお願いです。
登山者カウンターがあると気になるかもしれませんが、機器の前で立ち止まると誤カウントの原因となるので、機器の前も普通に歩いて通過してください。また、機器に触れないでください。また、ストックを立てかけるのにちょうどよい高さと形のようですが、これも誤カウントの原因となるのでやめてください。ご協力お願いいたします。


余談の続き。答えは「雪」です。ここの標高は約1,370mですが、5月下旬まで営業していたスキー場の敷地内です。固められた雪が解けにくいことが分かります。



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2012年10月19日志賀高原の紅葉

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
まず志賀高原自然保護官事務所の近くの紅葉の様子から。事務所は国立公園内にあり、志賀高原蓮池の近く、標高約1,500mにあります。
事務所から蓮池方向を望みます。蓮池の周りのシラカバの紅葉(黄葉)が始まっています。山は左奥が焼額山、左が西館山、右が東館山です。スキー場がいくつか見えます。




今回は四十八池公衆便所が今シーズンの供用を終えたため、利用者数把握のために設置したカウンターを撤去しに行きました。

四十八池への出発点となる前山から北アルプスを望むことができました。


一番奥に見えるのが北アルプスで、右から白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳といった北アルプス北部(私のもう一つの担当地区の中部山岳国立公園後立山地区)の山々の頂が分かります。
北アルプスより近い位置で写真の右の方に見えるのが、妙高、戸隠、飯綱高原の山々です。こちらは志賀高原と同じ上信越高原国立公園に含まれる山々です。
最も近い三角形の頂は志賀高原の坊寺山です。


さて、四十八池に向かう歩道は、渋池に近い箇所で浸食がみられます。
通行は可能ですが、岩がごろごろとしているので歩きにくさを感じられるかもしれません。お気を付けてご通行ください。




四十八池湿原(標高約1,900m)の様子です。
裏志賀山では山裾でダケカンバの紅葉がみられますが、針葉樹とササが主なので緑が目立ちます。



志賀高原は紅葉が進みグリーンシーズンの終盤です。事務所付近では気温が10℃前後となる日があります。防寒対策をなさってお出で下さい。

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2012年09月25日静かな苗場山

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
今回は長野県と新潟県にまたがる「苗場山」です。志賀高原自然保護官事務所から距離がありますが担当している区域です。

苗場山山頂に行くルートは大きく分けると8つあります。今回のルートは、長野県側から最も利用の多い小赤沢コースでもなく、新潟県側から最も利用の多い祓川コースでもありません。
今回は長野県下水内郡栄村の大赤沢から「大赤沢新道」を歩きました。夏のシーズンを過ぎて紅葉シーズンまでの狭間の時期、そして平日ということもあると思いますが、行き帰りで誰とも合わない山歩きでした。また、山頂には数人がいただけでした。

さて、大赤沢新道の状況です。誰もが歩けるような道ではないと感じました。
・最低限の刈り払いや倒木の処理が行われ、赤テープが付けられているので、ルートは分かると思います。踏み跡が薄いように感じる箇所もあります。周囲をよく見てルートを見つけてください。
・全体的に急傾斜です。木の根を伝っていく箇所などに補助のロープが付いています。階段等の施設はありません。
・一合ごとに「次の合目まで○分」と書かれた標識があります。
利用者が少ないにもかかわらず、歩道の手入れをしていただいているのは、とてもありがたいことです。

なお、山頂で休止中だった山小屋の解体工事が9月末までの予定で行われています。このため、祓川方面から山頂標識へは営業中の山小屋前を経由して行くことになります。また、山頂標識付近が狭くなっています。


<さて、どこを歩きますか。この場合は中央の上下方向に踏み跡があります。>


<八合目付近から見る苗場山頂(右上の一番高い所)。八合目まで来てもこの大きさ。>


<次の合目までの所要時間を書いてあるので、もう少し頑張って歩こうという気になります。>


<ウメバチソウ。ゴゼンタチバナの実。秋です。>

「苗場山登山ルートの概略図」

(車でアクセス可能な場所、または登山口となるような地点から赤線を引いています。)

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2012年09月07日志賀高原の成り立ちと今(1)

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

8月31日の記事で「志賀山や裏志賀山から見える池の中には、志賀山が噴火した時の火口に水が溜まってできたものがあるそうです」と書きました。
志賀山の約5万年前と言われている噴火は、志賀高原で最も新しいものです。この噴火で流れ出した溶岩を見ることができます。



写真は志賀山の噴火で流れ出た溶岩からできた岩です。岩の重なった部分の下をくぐって向こうへ抜けられます。現地の解説によると「溶岩は粘り気の強いもので、固まりかけた溶岩を後から流出した溶岩がおしこわし、さまざまな大きさの岩塊の集まりをつくった」とあります。
この岩塊はたまたま地表に見えていますが、地中にもこのような岩塊の集まりがあるのでしょう。しかし、その上に現在では林ができています。時間の経過とこの林を造った生物の営みのすごさを感じます。


<溶岩からできた岩の上に株立ちのようになったクロベ(ネズコと呼ぶ人もいる)>


岩塊が集まっているので、風穴があります。写真では苔むした岩の重なり合った場所としか見えませんが、確かに冷たい風が吹き出ていました。


<2種類の針葉樹の稚樹(芽生え)、コケ類、地衣類、落葉、落枝。>

さて、これらの写真は志賀山の北にある「おたの申す平」と呼ばれる場所で撮影しました。一帯はユネスコエコパークの核心地域(※)になっています。
入口となる信州大学志賀自然教育園から自然観察路が整備されており、解説板があります。解説があるので自然の営みをより深く知ることができます。また、園内には他にもみどころがあります。ただし、急な階段や傾斜のある木道など足元に注意を要する箇所があります。気を付けてお楽しみください。

※志賀高原は、ユネスコ(UNESCO:国連教育科学文化機関)が、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目指して進める「MAB(Man and Biosphere:人間と生物圏)」計画の中心事業である生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)に登録されています。「おたの申す平」はその核心地域として設定されています。
読んでも分かりにくいと思いますが。志賀高原、MAB、ユネスコエコパークという言葉が何となくつながって皆様の頭の隅に残ればよいと思います。
なお、日本では志賀高原の他、白山、大台ケ原・大峰山、屋久島、綾がユネスコエコパークに登録されています。


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2012年08月31日志賀山への道

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
「志賀山」(長野県下高井郡山ノ内町)の歩道(登山道)の状況を見てきました。
コースは、硯川→渋池→志賀山登山道入口→志賀山→裏志賀山→四十八池→渋池→硯川です。このコースは、志賀高原観光協会のトレッキングマップでは「志賀山登山コース」として「上級/健脚向けコース」になっています。
実際に歩いてみて、急勾配の箇所や滑りやすい箇所があり、階段等の施設も少な目なので、いわゆる運動靴では歩きにくいコースだと思いました。私は登山靴だったので特に問題なく歩けました。

さて、志賀山、裏志賀山へと歩く途中には池がいくつか見え、「お釜池」「小池」「鬼の相撲場の池」「元池」「黒姫池」という名前が付いています。
これらの池の中には、志賀山が噴火した時(約5万年前)の火口に水が溜まってできたものがあるそうです。

<鬼の相撲場の池。ユニークな名前です。どうしてこういう名前が付いたのでしょう。>

このコースで楽しみしていたのは裏志賀山から見る大沼池です。コバルトブルーの大沼池を見ることができたのですが、ガスがかかって写真は今一つです。

<大沼池の水の色に引き付けられます>

また、四十八池ではリンドウ、ウメバチソウといった花が咲き、早くも秋を感じました。
このコースは、晴れていれば志賀高原の山々を一望できるコースです。今回は夏の終わりに行きましたが、紅葉の時期(10月上旬から中旬)も良さそうな感じがします。

調査時に志賀山登山道入口近くでササ刈り作業が行われていました。いろいろな方の協力で歩道の快適さと安全性が維持されています。ありがとうございます。


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2012年07月05日登山者カウンターのデータ回収と解析

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
6月18日の日記で、登山者カウンターを苗場山の祓川登山口(新潟県南魚沼郡湯沢町)に設置したとことを書きました。(記事はこちら)。

先日、その登山者カウンターのデータを回収しました。機器の前を通る利用者の数がうまくカウントされているか、どきどきする瞬間です。というのも「どうしてこうなの?」というデータがとれていることがあるためです。
今回、設置後からデータ回収までの約3週間のカウント総数は、機種Aは1,468、機種Bは8,108という値でした。どうしてこんなに違うのだろうか、正しい値が見えてくるのだろうかと、かなり不安のあるデータがとれていました。

現地では総数しか分からないので、事務所に帰りデータを精査します。
表計算ソフトのマクロを利用して日ごとの値を出します。そして、機種Aと機種Bの日ごとの値を比べます。


・機種Aと機種Bがほぼ同じ値を示している日があります。どうにか混乱せずに考えることができそうなデータで、かなりほっとしました。
・6月20日から6月23日までと7月2日の計5日は、機種Aと機種Bの値が大きく違っています。総数の大きな違いは、ここに原因があることが分かりました。
・2機種設置したことで異常値を抽出することができました。

過去のデータでは、この時期は週末でも300人程度という値なので、この期間の値については、機種Bの値が異常で、機種Aの値がおおよそ正しいのだろうと考えました。ただし、6月17日は判断が付かないので、データを見なおさないといけません。

機種Bが異常に多いカウントをした原因は霧だと推測しています。理由の一つは、機種Bは霧による誤カウントの例があるため。そして、二つ目は7月2日に異常に多いカウントをした時間帯に霧が出ていたことが、設置箇所のスキー場のライブカメラの画像で分かっているためです。

今日は、ARは外に行かない日はこんなことをやっていますという日記でした。

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