国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋
285件の記事があります。
2014年04月30日5月の藤前干潟のイベント案内
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子
5月に行われる藤前干潟に関するイベントをご案内します。
暖かく気持ちの良い季節になってきました。
ぜひご参加ください!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「藤前干潟 生きものまつり」
干潟の観察会やライブなどのイベントがあります。
今はまさに干潟のベストシーズン。ぜひ遊びに来てください!
日時:5月3日(土)11:00~16:00
※当初は4月29日の開催予定でしたが、
雨天のため延期となりました。
場所:藤前活動センター
主催:NPO法人藤前干潟を守る会
詳細は下記をご覧ください:
http://fujimae.org/modules/news/article.php?storyid=294
【昨年の生きものまつりの観察会の様子】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「愛鳥週間催し物 in 藤前干潟」
藤前干潟にある名古屋市野鳥観察館で行われる愛鳥週間のイベントです。
カメラ講座や野鳥観察会、クイズラリー、写真展などが行われます。
5月10日(土)10:00~12:00 野鳥撮影入門講座(事前申込み制)
10:00~15:00 クイズラリー(小学生以下対象)
5月11日(日)9:00~12:00 探鳥会(事前申込み制)
場所・主催:名古屋市野鳥観察館
詳細は下記をご覧ください:
http://www.inae-bird-watching-place.org/event2014.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ESDユネスコ世界会議半年前イベント あいち・なごやESDフェスタ2014」
今年の11月に開催されるESDユネスコ世界会議を記念した
イベントです。参加・体験・交流しながらESDついて学ぶ事ができます。
中部地方環境事務所のブースでは、藤前干潟の展示も行う予定です。
日時:5月11日(日)11:00~17:00
場所:愛・地球博記念公園 地球市民交流センター(長久手市)
主催:ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会
詳細は下記をご覧ください:
http://www.esd-aichi-nagoya.jp/event/event/before/index.html
【ESDキャラクター はぐクン&ESDクエスト】
*ESDとは「Education for Sustainable Development」という言葉の頭文字をとったもので、
「持続可能な開発のための教育」という意味です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「やってみようエコライフ 藤前干潟観察会に参加してみよう!」
エコライフを楽しむアイディアを学ぶ講座です。
今回は藤前干潟でごみや水について学び、干潟観察も行います。
日時:5月14日(水)10:00~12:00
場所:稲永ビジターセンター(集合は稲永スポーツセンター)
主催:稲永スポーツセンター
定員:20名程度
費用:500円
申し込み先:稲永スポーツセンター(Tel:052-384-0300)
詳細は下記をご覧ください:
http://www.nespa.or.jp/shisetsu/inae_sc/details.php?SCCODE=7&ID=201107011813129872
【庄内川沿いにある稲永スポーツセンター(赤い屋根の建物)】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「第20回藤前干潟クリーン大作戦」
今回で10周年を迎える藤前干潟の漂着ごみを拾うイベントです。
伊勢湾へのごみ流出を防ぐ活動に参加してみませんか?
日時:5月17日(土)10:00~12:30頃
場所:藤前会場(名古屋市港区 藤前活動センター周辺)
中堤会場(名古屋市港区 庄内川と新川の間の堤)
主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会
詳細は下記をご覧ください:
http://cleanupfujimae.jimdo.com/
【昨年のクリーン大作戦の様子】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ビギナーのためのカニ講座」
干潟にすむカニを探し、いろいろな種類のカニの形や動きを
じっく~り観察します!
日時:5月18日(日)13:00~15:00
場所:稲永ビジターセンター
主催:中部地方環境事務所
定員:20人(先着順)
対象:幼児~大人
費用:大人200円、小中学生100円、幼児無料
参加申込・問合せ先:稲永ビジターセンター(Tel:052-389-5821)
※5月8日から申込みを受付ます。
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暖かく気持ちの良い季節になってきました。
ぜひご参加ください!
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「藤前干潟 生きものまつり」
干潟の観察会やライブなどのイベントがあります。
今はまさに干潟のベストシーズン。ぜひ遊びに来てください!
日時:5月3日(土)11:00~16:00
※当初は4月29日の開催予定でしたが、
雨天のため延期となりました。
場所:藤前活動センター
主催:NPO法人藤前干潟を守る会
詳細は下記をご覧ください:
http://fujimae.org/modules/news/article.php?storyid=294
【昨年の生きものまつりの観察会の様子】
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「愛鳥週間催し物 in 藤前干潟」
藤前干潟にある名古屋市野鳥観察館で行われる愛鳥週間のイベントです。
カメラ講座や野鳥観察会、クイズラリー、写真展などが行われます。
5月10日(土)10:00~12:00 野鳥撮影入門講座(事前申込み制)
10:00~15:00 クイズラリー(小学生以下対象)
5月11日(日)9:00~12:00 探鳥会(事前申込み制)
場所・主催:名古屋市野鳥観察館
詳細は下記をご覧ください:
http://www.inae-bird-watching-place.org/event2014.html
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「ESDユネスコ世界会議半年前イベント あいち・なごやESDフェスタ2014」
今年の11月に開催されるESDユネスコ世界会議を記念した
イベントです。参加・体験・交流しながらESDついて学ぶ事ができます。
中部地方環境事務所のブースでは、藤前干潟の展示も行う予定です。
日時:5月11日(日)11:00~17:00
場所:愛・地球博記念公園 地球市民交流センター(長久手市)
主催:ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会
詳細は下記をご覧ください:
http://www.esd-aichi-nagoya.jp/event/event/before/index.html
【ESDキャラクター はぐクン&ESDクエスト】
*ESDとは「Education for Sustainable Development」という言葉の頭文字をとったもので、
「持続可能な開発のための教育」という意味です。
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「やってみようエコライフ 藤前干潟観察会に参加してみよう!」
エコライフを楽しむアイディアを学ぶ講座です。
今回は藤前干潟でごみや水について学び、干潟観察も行います。
日時:5月14日(水)10:00~12:00
場所:稲永ビジターセンター(集合は稲永スポーツセンター)
主催:稲永スポーツセンター
定員:20名程度
費用:500円
申し込み先:稲永スポーツセンター(Tel:052-384-0300)
詳細は下記をご覧ください:
http://www.nespa.or.jp/shisetsu/inae_sc/details.php?SCCODE=7&ID=201107011813129872
【庄内川沿いにある稲永スポーツセンター(赤い屋根の建物)】
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「第20回藤前干潟クリーン大作戦」
今回で10周年を迎える藤前干潟の漂着ごみを拾うイベントです。
伊勢湾へのごみ流出を防ぐ活動に参加してみませんか?
日時:5月17日(土)10:00~12:30頃
場所:藤前会場(名古屋市港区 藤前活動センター周辺)
中堤会場(名古屋市港区 庄内川と新川の間の堤)
主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会
詳細は下記をご覧ください:
http://cleanupfujimae.jimdo.com/
【昨年のクリーン大作戦の様子】
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「ビギナーのためのカニ講座」
干潟にすむカニを探し、いろいろな種類のカニの形や動きを
じっく~り観察します!
日時:5月18日(日)13:00~15:00
場所:稲永ビジターセンター
主催:中部地方環境事務所
定員:20人(先着順)
対象:幼児~大人
費用:大人200円、小中学生100円、幼児無料
参加申込・問合せ先:稲永ビジターセンター(Tel:052-389-5821)
※5月8日から申込みを受付ます。
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2014年04月28日募集中!!「藤前干潟写真コンテスト2014」
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子
例年より少し早いですが、
今年も「藤前干潟写真コンテスト」の募集を開始しました。
今年は、「藤前干潟の四季」を感じる風景や生きものをテーマとして
写真を募集しています。
藤前干潟には春の渡りで訪れているシギ・チドリや
夏鳥であるコアジサシなどが訪れています。
GWにも入りました。
ぜひ、天気と潮の良い日は藤前干潟で写真撮影に
チャレンジしてみてください!
<藤前干潟写真コンテスト2014>
【第1回目の募集】 4月25日(金)~5月31日(土)
【応募先・問い合わせ先】
名古屋市野鳥観察館 TEL:052-381-0160
環境省名古屋自然保護官事務所 TEL:052-389-2877
*今年は年4回、募集を行います。
現在は、第1回目(5月31日締め切り)の募集を行っています!
*応募サイズが例年と変更しています。
キャビネ判または2Lサイズで提出してください。
*今年は、応募者全員に「藤前干潟カレンダー(2015年度)」の
プレゼントもあります(応募数に関わらず1人1点まで)。
その他、応募規定等の詳細は以下をご覧ください。
【応募規定と応募票】
≪昨年の受賞作品≫
【実行委員会賞 「みんなで飛び立ち」矢田かずこさん】
【野鳥観察館賞 「こころ弾む瞬間」松本憲一さん】
【あおなみ線賞 「ハマシギとユリカモメ」福岡秀麿さん】
今年も「藤前干潟写真コンテスト」の募集を開始しました。
今年は、「藤前干潟の四季」を感じる風景や生きものをテーマとして
写真を募集しています。
藤前干潟には春の渡りで訪れているシギ・チドリや
夏鳥であるコアジサシなどが訪れています。
GWにも入りました。
ぜひ、天気と潮の良い日は藤前干潟で写真撮影に
チャレンジしてみてください!
<藤前干潟写真コンテスト2014>
【第1回目の募集】 4月25日(金)~5月31日(土)
【応募先・問い合わせ先】
名古屋市野鳥観察館 TEL:052-381-0160
環境省名古屋自然保護官事務所 TEL:052-389-2877
*今年は年4回、募集を行います。
現在は、第1回目(5月31日締め切り)の募集を行っています!
*応募サイズが例年と変更しています。
キャビネ判または2Lサイズで提出してください。
*今年は、応募者全員に「藤前干潟カレンダー(2015年度)」の
プレゼントもあります(応募数に関わらず1人1点まで)。
その他、応募規定等の詳細は以下をご覧ください。
【応募規定と応募票】
≪昨年の受賞作品≫
【実行委員会賞 「みんなで飛び立ち」矢田かずこさん】
【野鳥観察館賞 「こころ弾む瞬間」松本憲一さん】
【あおなみ線賞 「ハマシギとユリカモメ」福岡秀麿さん】
2014年04月24日藤前干潟鳥便り~春のシギチ~
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子
いつの間にかすっかり暖かくなりました。
干潟の上には活発に動くカニや貝などを見ることができ、
藤前干潟にも春が訪れたことを確かに感じます。
【ヤマトオサガニたち】
冬から春に移りゆくこの季節は、
今まで静かだった干潟に生き物をみつける喜びを感じられる、
私にとってはとても嬉しい季節です。
そして、今年の春もシギ・チドリが藤前干潟にやってきました。
干潟のバードウォッチャーにとって
特にシギチの春の渡りは待ちに待った出来事です。
【シギチが訪れる藤前干潟】
シギ・チドリ(通称シギチ)は、干潟の環境に適応したまさに干潟の鳥。
その姿は他の鳥に比べて地味なものが多いですが、
干潟の上を歩いて必死に餌をとる姿には惹きつけられます。
また、短い期間にしか見られないけれども、これも魅力のひとつです。
今日、干潟に出掛けたところ、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、
トウネン、ハマシギ、ダイゼン、コチドリを近くで見ることができました。
【くちばしの長い、チュウシャクシギの群れ】
【干潟で餌をとるコチドリ】
ハマシギやダイゼンなどは
冬羽から夏羽に生え替わっているところで、
間もなくきれいな姿になるはずです。
これから5月中頃まで、藤前干潟では
春の渡りでやってきたシギチを見ることができます。
ぜひ、干潮時間を調べて、見にきてください。
【シギチだけでなく、夏羽のきれいなコサギも見られます】
干潟の上には活発に動くカニや貝などを見ることができ、
藤前干潟にも春が訪れたことを確かに感じます。
【ヤマトオサガニたち】
冬から春に移りゆくこの季節は、
今まで静かだった干潟に生き物をみつける喜びを感じられる、
私にとってはとても嬉しい季節です。
そして、今年の春もシギ・チドリが藤前干潟にやってきました。
干潟のバードウォッチャーにとって
特にシギチの春の渡りは待ちに待った出来事です。
【シギチが訪れる藤前干潟】
シギ・チドリ(通称シギチ)は、干潟の環境に適応したまさに干潟の鳥。
その姿は他の鳥に比べて地味なものが多いですが、
干潟の上を歩いて必死に餌をとる姿には惹きつけられます。
また、短い期間にしか見られないけれども、これも魅力のひとつです。
今日、干潟に出掛けたところ、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、
トウネン、ハマシギ、ダイゼン、コチドリを近くで見ることができました。
【くちばしの長い、チュウシャクシギの群れ】
【干潟で餌をとるコチドリ】
ハマシギやダイゼンなどは
冬羽から夏羽に生え替わっているところで、
間もなくきれいな姿になるはずです。
これから5月中頃まで、藤前干潟では
春の渡りでやってきたシギチを見ることができます。
ぜひ、干潮時間を調べて、見にきてください。
【シギチだけでなく、夏羽のきれいなコサギも見られます】
2014年04月10日◆春の大潮
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー 上野淳一
4月に入り、外はますます暖かくなってきました。
稲永公園の桜はすでに散り始めています。
干潟に目を向けると冬眠から目覚めた干潟の
生きものたちが元気に活動を始めています。
【石に群がるカワザンショウガイの仲間】
【ハサミを振り上げて威嚇するタカノケフサイソガニ】
春は一年の中で干満の差が最も大きくなり、
広大な干潟が姿を現します。この現象は
全国的に見られるようです。
【広大な干潟が出現(庄内川右岸)】
いつもは冠水しているような場所でも
干潮時に干上がることがあるので、
干潟の地形がよく分かります。
これから、稲永ビジターセンターや
藤前活動センターでは干潟観察会等、
楽しい「イベント」が続々と開催されます。
ぜひ、藤前干潟に出かけて干潟を楽しんで下さいね。
◆イベントのお知らせ◆
4月29日(火・祝日)に森林・林業への関心と
理解を深めていただくことを目的として
「みどりのフェスティバル2014」が
瀬戸市の定光寺自然休養林で行われます。
中部地方環境事務所では、いきものの塗り絵や
藤前干潟の紹介等を行い、藤前干潟のカニも出張します。
他にもチェーンソーパフォーマンスや自然物を使用した
楽しい工作等も行われますので、ぜひ足をお運び下さい。
モリゾー・キッコロも出演するみたいですよ!
稲永公園の桜はすでに散り始めています。
干潟に目を向けると冬眠から目覚めた干潟の
生きものたちが元気に活動を始めています。
【石に群がるカワザンショウガイの仲間】
【ハサミを振り上げて威嚇するタカノケフサイソガニ】
春は一年の中で干満の差が最も大きくなり、
広大な干潟が姿を現します。この現象は
全国的に見られるようです。
【広大な干潟が出現(庄内川右岸)】
いつもは冠水しているような場所でも
干潮時に干上がることがあるので、
干潟の地形がよく分かります。
これから、稲永ビジターセンターや
藤前活動センターでは干潟観察会等、
楽しい「イベント」が続々と開催されます。
ぜひ、藤前干潟に出かけて干潟を楽しんで下さいね。
◆イベントのお知らせ◆
4月29日(火・祝日)に森林・林業への関心と
理解を深めていただくことを目的として
「みどりのフェスティバル2014」が
瀬戸市の定光寺自然休養林で行われます。
中部地方環境事務所では、いきものの塗り絵や
藤前干潟の紹介等を行い、藤前干潟のカニも出張します。
他にもチェーンソーパフォーマンスや自然物を使用した
楽しい工作等も行われますので、ぜひ足をお運び下さい。
モリゾー・キッコロも出演するみたいですよ!
2014年03月20日☆桜の開花予想☆
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー 上野淳一
外はすっかり暖かくなり、少しずつ
春が近づいているのを感じます。
日本気象協会から2014年全国の
桜開花予想が発表されました。
これによると名古屋市の開花予想日は
平年よりも1日早い3月25日となっております。
3月30日~4月6日の期間がちょうど見頃のようです。
稲永公園周辺にはたくさんの桜の木が植えられており、
毎年綺麗な花を咲かせて公園を彩っております。
【昨年の4月上旬の様子】
【現在の稲永公園周辺の様子】
開花はもう少し先のようですが、枝をよく観察すると、
もう蕾はかなり大きく膨らんでいました。
これからさらに気温が上がってくると花芽は急速に
成長することでしょう。
【大きく膨らんだ桜の蕾】
暖かくなり干潟の生きものたちも少しずつ動き出しました。
これからの時期は昼間に干潟が大きく出現しますので、
お花見に併せて干潟で生きものを探してみてはいかがでしょうか。
春が近づいているのを感じます。
日本気象協会から2014年全国の
桜開花予想が発表されました。
これによると名古屋市の開花予想日は
平年よりも1日早い3月25日となっております。
3月30日~4月6日の期間がちょうど見頃のようです。
稲永公園周辺にはたくさんの桜の木が植えられており、
毎年綺麗な花を咲かせて公園を彩っております。
【昨年の4月上旬の様子】
【現在の稲永公園周辺の様子】
開花はもう少し先のようですが、枝をよく観察すると、
もう蕾はかなり大きく膨らんでいました。
これからさらに気温が上がってくると花芽は急速に
成長することでしょう。
【大きく膨らんだ桜の蕾】
暖かくなり干潟の生きものたちも少しずつ動き出しました。
これからの時期は昼間に干潟が大きく出現しますので、
お花見に併せて干潟で生きものを探してみてはいかがでしょうか。
2014年03月05日「藤前干潟インタビュー④」のご紹介
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子
名古屋自然保護官事務所では、昨年度から
「未来へ繋ぐ 藤前干潟インタビュー」と題して、
藤前干潟の保全や普及啓発に関わってきた方のお話を聴き、
そのお話を記事にまとめています。
1月の初めに、4人目の「藤前干潟インタビュー」として、
藤前干潟協議会の運営委員長を務める千頭聡さんにお話を聴きました。
【インタビューの様子(左端が千頭先生)】
千頭先生は、日本福祉大学で国内外の環境に関わる研究をされている傍ら、
藤前干潟協議会の運営委員長として、協議会の議長を務めてみえます。
【最近の藤前干潟協議会】
藤前干潟協議会は、藤前干潟の保全と活用を
地元住民や市民団体、研究者、行政の担当者などが
一緒に話し合っていく場として、2005年3月に作られた協議会です。
インタビューの中で千頭先生も話されていますが、
この協議会は、協議会の目的に賛同する方であれば
誰でも出席できるという大きな特色を持っています。
それ故に、様々な立場の関係者がそれぞれの意見を強く主張し始めてしまうと、
議論が進まないということが起こりがちです。
そんな議論を「落とし所」に導いてきたのが議長である千頭先生です。
【昨年のラムサール条約登録10周年記念式典で挨拶をする千頭先生】
今回のインタビューでは、
千頭先生が議長を務めていく上での心がけや想いを伺うことができました。
また、生物多様性の維持や持続可能な開発に繋がるお話も
聴くことができました。
藤前干潟に関係する方だけではなく、
特に環境について学んでいる方、これから環境について学ぶ方にとっても
興味深いインタビューになっていると思います。
ぜひ、皆さんも千頭先生の「藤前干潟インタビュー」を読んでみてください。
「未来へ繋ぐ 藤前干潟インタビュー」と題して、
藤前干潟の保全や普及啓発に関わってきた方のお話を聴き、
そのお話を記事にまとめています。
1月の初めに、4人目の「藤前干潟インタビュー」として、
藤前干潟協議会の運営委員長を務める千頭聡さんにお話を聴きました。
【インタビューの様子(左端が千頭先生)】
千頭先生は、日本福祉大学で国内外の環境に関わる研究をされている傍ら、
藤前干潟協議会の運営委員長として、協議会の議長を務めてみえます。
【最近の藤前干潟協議会】
藤前干潟協議会は、藤前干潟の保全と活用を
地元住民や市民団体、研究者、行政の担当者などが
一緒に話し合っていく場として、2005年3月に作られた協議会です。
インタビューの中で千頭先生も話されていますが、
この協議会は、協議会の目的に賛同する方であれば
誰でも出席できるという大きな特色を持っています。
それ故に、様々な立場の関係者がそれぞれの意見を強く主張し始めてしまうと、
議論が進まないということが起こりがちです。
そんな議論を「落とし所」に導いてきたのが議長である千頭先生です。
【昨年のラムサール条約登録10周年記念式典で挨拶をする千頭先生】
今回のインタビューでは、
千頭先生が議長を務めていく上での心がけや想いを伺うことができました。
また、生物多様性の維持や持続可能な開発に繋がるお話も
聴くことができました。
藤前干潟に関係する方だけではなく、
特に環境について学んでいる方、これから環境について学ぶ方にとっても
興味深いインタビューになっていると思います。
ぜひ、皆さんも千頭先生の「藤前干潟インタビュー」を読んでみてください。
2014年02月20日◆地中で春を待つ
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー 上野淳一
寒い日が続く藤前干潟では、カモやカモメの仲間は
たくさん見られるものの、カニや貝の姿はほとんど見当たりません。
【岸壁に群がるカモとカモメ類】
【現在のヨシ原の様子】
夏には青々していたヨシ原も現在はご覧の通り
枯れているように見えます・・
地上に見える部分のヨシは水分がほとんど含まれておらず、
茎を手で曲げると簡単に折れてしまいます。
ヨシは本当に枯れて死んでいるのでしょうか?
【ヨシ原の季節変化】
生きているのかどうか調べるために、ヨシの根本付近の土を
掘り返してみました。
すると、地中では地下茎が網目状に発達しており、
背の高い草体をしっかりと支えていました。
ヨシは夏に蓄えた養分で越冬するので、枯れて死んでいる
わけではないようです。
【ヨシの生育図】
【ヨシの地下茎】
複雑に絡み合った地下茎に混じってヨシの新芽を発見しました。
現在はまだ土の中ですが、春が近づくと地上に顔を出すことでしょう。
冬季は枯れているように見えるヨシ原ですが、
地中で春が来るのを待っているのです。
たくさん見られるものの、カニや貝の姿はほとんど見当たりません。
【岸壁に群がるカモとカモメ類】
【現在のヨシ原の様子】
夏には青々していたヨシ原も現在はご覧の通り
枯れているように見えます・・
地上に見える部分のヨシは水分がほとんど含まれておらず、
茎を手で曲げると簡単に折れてしまいます。
ヨシは本当に枯れて死んでいるのでしょうか?
【ヨシ原の季節変化】
生きているのかどうか調べるために、ヨシの根本付近の土を
掘り返してみました。
すると、地中では地下茎が網目状に発達しており、
背の高い草体をしっかりと支えていました。
ヨシは夏に蓄えた養分で越冬するので、枯れて死んでいる
わけではないようです。
【ヨシの生育図】
【ヨシの地下茎】
複雑に絡み合った地下茎に混じってヨシの新芽を発見しました。
現在はまだ土の中ですが、春が近づくと地上に顔を出すことでしょう。
冬季は枯れているように見えるヨシ原ですが、
地中で春が来るのを待っているのです。
2014年02月05日~冬の藤前干潟のオススメ~ カモの観察
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子
立春を迎えましたが、今日の名古屋はとても寒く、雪がちらつき、
伊吹おろしが身にしみる日でした。
しかし、こんな日でも、藤前干潟では活発に活動するカモたちがたくさん見られました。
今、藤前干潟で主に見られるカモは、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、
オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモなどです。
これらの多くは、冬を越すために、北の方から渡って来た渡り鳥です。
【ヨシ原近くに集まるカモたち】
冬の藤前干潟は、寒く、また、昼間に干潟があまり出ないため、
干潟の泥の中で暮らす生き物たちを見ることはほとんどできませんが
上に書いたように、カモが多数訪れます。
【ピンと長い尾と白い首がおしゃれなオナガガモ(オス)】
また、カモは干潟に訪れる鳥の中では、
【色がキレイ】、【大きい】、【動きが分かりやすい】ので
バードウォッチングに慣れていない方でも観察しやすい鳥です。
こんな理由から、冬の藤前干潟では、カモの観察がオススメです!!
さらに、オススメのカモ観察方法を2つご紹介します。
<① オスとメスを見分けてみよう!>
多くのカモは、オスの方がメスよりも鮮やかな色合いをしています。
オスとメスがカップルになって泳いでいることも多いです。
【ヒドリガモ(左:オス、右:メス)】
【マガモ(左:オス、右:メス)】
<② しぐさを観察してみよう!>
少しの間でも、カモを観察していると、いろいろなしぐさをしているのが分かります。
【羽づくろい中・・・】
【水に潜ってお食事中・・・】
【時にはケンカしていることも・・・】
カモの観察会では、「あのカモ丸っこいフォルムが
何と言ってもかわいい、癒やされる!」という声を聞いたりもします。
皆さんもぜひ、カモをじっくり見て
自分なりのカモの魅力をみつけてみてください!
伊吹おろしが身にしみる日でした。
しかし、こんな日でも、藤前干潟では活発に活動するカモたちがたくさん見られました。
今、藤前干潟で主に見られるカモは、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、
オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモなどです。
これらの多くは、冬を越すために、北の方から渡って来た渡り鳥です。
【ヨシ原近くに集まるカモたち】
冬の藤前干潟は、寒く、また、昼間に干潟があまり出ないため、
干潟の泥の中で暮らす生き物たちを見ることはほとんどできませんが
上に書いたように、カモが多数訪れます。
【ピンと長い尾と白い首がおしゃれなオナガガモ(オス)】
また、カモは干潟に訪れる鳥の中では、
【色がキレイ】、【大きい】、【動きが分かりやすい】ので
バードウォッチングに慣れていない方でも観察しやすい鳥です。
こんな理由から、冬の藤前干潟では、カモの観察がオススメです!!
さらに、オススメのカモ観察方法を2つご紹介します。
<① オスとメスを見分けてみよう!>
多くのカモは、オスの方がメスよりも鮮やかな色合いをしています。
オスとメスがカップルになって泳いでいることも多いです。
【ヒドリガモ(左:オス、右:メス)】
【マガモ(左:オス、右:メス)】
<② しぐさを観察してみよう!>
少しの間でも、カモを観察していると、いろいろなしぐさをしているのが分かります。
【羽づくろい中・・・】
【水に潜ってお食事中・・・】
【時にはケンカしていることも・・・】
カモの観察会では、「あのカモ丸っこいフォルムが
何と言ってもかわいい、癒やされる!」という声を聞いたりもします。
皆さんもぜひ、カモをじっくり見て
自分なりのカモの魅力をみつけてみてください!
2014年01月23日☆真冬の干潟☆
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー 上野淳一
寒い日が続きますね。
藤前干潟にも冷たい風が吹きつけております。
干潟に目をやるとカモたちが寒そうに身を寄せ合っていました。
【汀線に集まるカモたち】
この寒さの中、夏にたくさん見られた干潟の生き物たちは
どこにいるのでしょうか。
巡視に併せて干潟で生き物を探してみました。
干潟に足を踏み入れると、生き物の気配がありません。。
石をめくってみます。すると・・・
【石の下で身を潜めるタカノケフサイソガニ】
いました!タカノケフサイソガニです。
彼らも寒いのか集団で身を寄せあってジッとしていました。
刺激を与えても逃げようとせず、足先までピーンと伸ばして
硬直していました。
周辺の泥を掘り返していると・・
【姿を現したヤマトシジミ】
泥の深い部分から干潟の黒い宝石「ヤマトシジミ」が
姿を現しました。彼らも地中深くで、寒さを凌いでいたのでしょう。
【ソトオリガイの貝殻】
こちらの白い二枚貝はソトオリガイです。
藤前干潟では豊富に見られるのですが、
この日は貝殻のみで生体は確認することができませんでした。
ヨシ原の転石の下にはオオユビアカベンケイガニが
潜んでいました。こちらも簡単に捕まってしまうほど
ゆったりとした動きでヨシ原に逃げて行きました。
【慌てて逃げようとするオオユビアカベンケイガニ】
【干潟に残されたカモの足跡】
干潟にはご覧の通りカモの足跡がたくさんあるのですが、
エサとなる生き物が石の下や泥の深い場所に避難しているため、
鳥たちはエサをゲットするのが難しそうです。
【庄内川左岸に広がる広大なヨシ原】
【風に揺れるヨシの穂】
夏には青々としていたヨシ原も現在はご覧の通り薄茶色へと
変色しています。風で揺れるヨシ原は柔らかな印象を受けました。
冬の干潟は夏ほど生き物の活気は感じられませんが、
冬の藤前干潟でしみじみとした風情も楽しんでみてはいかがでしょうか。
藤前干潟にも冷たい風が吹きつけております。
干潟に目をやるとカモたちが寒そうに身を寄せ合っていました。
【汀線に集まるカモたち】
この寒さの中、夏にたくさん見られた干潟の生き物たちは
どこにいるのでしょうか。
巡視に併せて干潟で生き物を探してみました。
干潟に足を踏み入れると、生き物の気配がありません。。
石をめくってみます。すると・・・
【石の下で身を潜めるタカノケフサイソガニ】
いました!タカノケフサイソガニです。
彼らも寒いのか集団で身を寄せあってジッとしていました。
刺激を与えても逃げようとせず、足先までピーンと伸ばして
硬直していました。
周辺の泥を掘り返していると・・
【姿を現したヤマトシジミ】
泥の深い部分から干潟の黒い宝石「ヤマトシジミ」が
姿を現しました。彼らも地中深くで、寒さを凌いでいたのでしょう。
【ソトオリガイの貝殻】
こちらの白い二枚貝はソトオリガイです。
藤前干潟では豊富に見られるのですが、
この日は貝殻のみで生体は確認することができませんでした。
ヨシ原の転石の下にはオオユビアカベンケイガニが
潜んでいました。こちらも簡単に捕まってしまうほど
ゆったりとした動きでヨシ原に逃げて行きました。
【慌てて逃げようとするオオユビアカベンケイガニ】
【干潟に残されたカモの足跡】
干潟にはご覧の通りカモの足跡がたくさんあるのですが、
エサとなる生き物が石の下や泥の深い場所に避難しているため、
鳥たちはエサをゲットするのが難しそうです。
【庄内川左岸に広がる広大なヨシ原】
【風に揺れるヨシの穂】
夏には青々としていたヨシ原も現在はご覧の通り薄茶色へと
変色しています。風で揺れるヨシ原は柔らかな印象を受けました。
冬の干潟は夏ほど生き物の活気は感じられませんが、
冬の藤前干潟でしみじみとした風情も楽しんでみてはいかがでしょうか。
名古屋自然保護官事務所も2つのイベントに出展しました。
【みどりのフェスティバル2014】
4月29日に愛知県瀬戸市定光寺自然休養林で開催された
「みどりのフェスティバル(主催:みどりのフェスティバル
実行委員会)」に出展しました。このイベントは、
地域住民が楽しみながら気軽に森林とふれあい、
森林・林業への関心と理解を深めていただくために
毎年この時期に開催されています。
私たちのブースでは、生きもの塗り絵とお面工作を
メインとして、藤前干潟の自然や希少種等を紹介した
パネル展示を行いました。また、藤前干潟に生息する
カニ類の生体展示や漂着ごみ、外来生物(アルゼンチンアリ、
セアカゴケグモ)の実物展示も行いました。
【中部地方環境事務所のブース】
この日は雨天だったので、例年より来場者は
少なめでしたが、当ブースへは元気いっぱいの家族連れが
訪れました。生きもの塗り絵は子ども達に人気があり、
お面工作も楽しんでいる様子でした。
【生きものぬりえコーナー】
外来生物のアルゼンチンアリやセアカゴケグモの
特徴や分布状況、移入経路も説明すると興味深そうに
聞いてくれました。
【アルゼンチンアリの標本を観察】
森の妖精モリゾーとキッコロも応援に駆けつけ、
雨天にもかかわらず会場は賑やかでした。
【あいち・なごやESDフェスタ2014】
5月11日には、愛知県長久手市愛・地球博記念公園で
開催された「あいち・なごやESDフェスタ2014
(主催:ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援
実行委員会)」に出展しました。
このイベントは2014年11月に愛知・名古屋で開催される
「ESDに関するユネスコ世界会議」の成功に向けて、
会議開催地としての機運の盛り上げようと開催されたものです。
大きな部屋の中で、中部地方環境事務所の職員みんなで、
小型家電リサイクル法やクールビズ、生物多様性、白山の自然を
紹介したパネルや小型家電解体モデル等の様々な展示を行いました。
生きもの塗り絵とお面工作、藤前干潟の漂着ごみの展示も行いました。
このイベントでも家族連れが中心に訪れ、オリジナリティ溢れる
塗り絵を完成させていました。
【生きものぬりえの様子】
藤前干潟のカニと漂着ごみに関する簡単なクイズを
出題するというワークショップも行いました。
正解者にはステキな景品をプレゼントしました。
【藤前干潟ワークショップ】
【藤前干潟のカニも出張しました】
【ESDキャラクターのハグ君は大人気】
これから夏にかけてもたくさんのイベントが
開催予定です。詳細はまたお知らせしますので、
ぜひ、足を運んでみませんか。