中部山岳国立公園 上高地
181件の記事があります。
2020年06月08日上高地の白い花々【春】
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
最近、晴れた暑い日が続きますね!上高地は標高1500m、下界よりは気温は低いですが、じりじりと照りつけるような日差しです。まもなく梅雨入りのようですので、この晴れ間を有効に使いたいですね。
上高地では続々と様々なお花が開花しています。
本日はその中でも、今年すでに見られた花の中で『白色』のものについてご紹介したいと思います。
【ニリンソウ】
上高地の春のお花、といえばニリンソウではないでしょうか。
真っ白なものや少しピンクがかったもの、花びら(正確には萼片)の枚数は通常5枚ですがもっと枚数が多いもの、茎の先に二輪の花が付くことから『ニリンソウ』という名前ですが、時に一輪しかなかったり、三輪以上の花が付いていることもあります。
一面のお花畑はまさに圧巻ですが、そろそろ見頃は終わりそうです。今年はみなさんにご覧いただくことが難しかったので、来年以降のニリンソウの開花にご期待下さい。
緑色のニリンソウが今にも咲きそうです。
花の中央のみ緑色で縁は白いもの、すべて緑色のものなど様々で、見つけることができたらラッキーです!
【ズミ】
上高地の春を代表する、もう一つのお花です。上高地では小梨(こなし)と呼ばれ、上高地にある『小梨平』はこの木が多いことから名前がつけられています。
つぼみの時は赤っぽい色をしていますが、花が開くと真っ白になり、秋になると赤い実をつけます。
【ツマトリソウ】
このツマトリソウはちょっとだけ縁がピンク色です。毎年、同じところにピンクがかったものが咲くそうです。
【シロバナノヘビイチゴ】
【マイヅルソウ】
【コミヤマカタバミ】
まだまだ紹介しきれないほど、白いお花はたくさん咲いています。
上高地ビジターのホームページでは、スタッフ日記をほぼ毎日更新しています。
野鳥や自然情報等、もっと知りたい!という方はぜひチェックしてみてくださいね。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年06月04日上高地ビジターセンター開館しました!!
中部山岳国立公園 上高地 松下裕之
こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
今日の上高地は、爽やかなよい天気となりました。
河童橋近くに咲く小梨の花
上高地ビジターセンターは、コロナウイルス感染拡大防止のため、長らく開館を延期していましたが、6月1日に開館しました!!
上高地ビジターセンター
上高地ビジターセンターには、自然情報コーナー・レクチャーホール・展示室などがあり、上高地の自然への理解と自然に親しむために必要な情報の提供を行っています(一部展示は供用停止中)。
展示室(「山に向かう心」をテーマに、写真と文人・旅人の文章が組み合わされたコラボレーション展示を行っています。)
自然情報コーナー(上高地の自然を学ぶことができます。)
上高地ビジターセンター近くの咲いたキジムシロ
上高地にお越しの際は、散策の前に、是非、上高地ビジターセンターにお立ち寄りください。
上高地をもっと楽しめること間違いありません!!
上高地ビジターセンターホームページ
https://www.kamikochi-vc.or.jp/
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年06月01日国立公園いきものぬりえ
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
全国的に緊急事態宣言が解除となり、上高地も少しずつ観光客の方が増え始めています。
新緑も日を追うごとに豊かになっていき、まさにグリーンシーズンの到来です。
そして、早いものでもう6月になりました。6月といえば梅雨入り・・・もう少しの間、おうちにいる機会が多そうです。
本日は、過去のアクティブ・レンジャーが作成した、『国立公園いきものぬりえ』をご紹介します!中部山岳国立公園に生息しているいきもの達をぬりえにしました。
ぜひプリントアウトして、おうち時間に塗ってみてくださいね。
PDFはこちら→ 国立公園いきものぬりえ.pdf
こちらはイベント等のワークショップでも活用しており、お子さん達にぬりえを楽しんでいただいています。
【2019年8月 四方山まつり in 上高地】 【2018年6月 ランドネピクニック】
写真を見て忠実に色を乗せる子、自分の好きな色で思い思いに塗る子など、ほんとうに子どもたちは十人十色です!ちなみに一番人気は『ライチョウ親子』でした。
完成したら、好きな色の台紙に貼ったり、額に入れても素敵ですね♪
オリジナルの『国立公園いきものぬりえ』ぜひ完成させてください!
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年05月28日#STAYHOME 上高地のツキノワグマ
中部山岳国立公園 上高地 松下裕之
こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
上高地にクマが出るの?とお思いの方も多いと思います。
上高地にクマは出ます!!
自然の豊かな上高地・北アルプス地域(大正池~横尾、山岳エリア)は、全域が「ツキノワグマ」の生息地です。
上高地地域のツキノワグマの目撃情報は、毎年40~60件程寄せられています。
昨年は目撃情報が多く、4月中旬から11月中旬までに158件の目撃情報がありました。
近年、上高地でツキノワグマによる大きな人身被害は聞いていませんが、襲われた場合は、重傷を負ったり、死亡する危険性があります。
2009年9月には、乗鞍岳畳平にオスのツキノワグマが現れ、9人が重軽傷を負った事故がありました。
巡視の際に、子グマを囲んで写真を撮っているグループを見かけることがありますが、ゾッとします。
子グマは警戒心が低く、人前でも気にせず現れますが、近くには親グマがいることが多いので、要注意です!!
けっして写真撮影などしないでください!!
田代湿原付近に現れた成獣
(写真提供:自然公園財団上高地支部 調査のため望遠レンズによる撮影)
注意喚起の掲示(ウエストン広場付近)
では、ツキノワグマに出会わないためにどうすればよいのでしょう?
★自分の存在を知らせる(クマ鈴など音のするものを身に着ける)
★ヤブが不自然に揺れたり、ガサガサ音がするときは、慌てずゆっくり立ち去る(そこにクマがいる可能性があります)
★特に早朝・夜間、悪天候のときは注意が必要です。
また、ツキノワグマを見かけたら以下のことにご注意ください。
★近づかない(写真撮影は絶対にしない)
★驚かせない(悲鳴や大声を出したり、物を投げつけて刺激しない)
★背を向けず、ゆっくり立ち去る(クマは背を見せて逃げるものを追いかける習性があるそうです)
その後、上高地インフォメーションセンター(TEL:0263-95-2433)へご一報ください。
美しい大自然の上高地だからこそ、こんな自然のリスクもあります。
利用者の皆様が安全に国立公園を利用いただけるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
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コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年05月25日#STAYHOME 上高地の野鳥たち
中部山岳国立公園 上高地 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
上高地は開山シーズン中を通して、様々な野鳥を観察できる『野鳥の宝庫』です。
野鳥初心者の私ですが、せっかく上高地で勤務しているのでもっと詳しくなりたい!と思い、巡視の際やお昼休みには野鳥の観察と撮影を始めました。
そこで本日は、4月中旬に上高地が開山してから今までに撮影した写真をご紹介したいと思います。カメラにも不慣れですがご容赦ください!シーズンを通じてご報告できたら、と考えております。
【ルリビタキ】
ブルーの羽根とオレンジの脇が特徴的なルリビタキ。オオルリ、コルリとともに『瑠璃三鳥』と呼ばれています。オオルリも最近上高地で見かけることができました!
【キビタキ】
お腹と背中の黄色が鮮やかで目を引くキビタキは、野鳥初心者でも見つけやすいのではないでしょうか?
そのさえずりは多種多様だそうです。
【ゴジュウカラ】
ゴジュウカラは頭を下にして木の幹を降りてくることができるのが特徴です。
その他シジュウカラ、ヒガラ、コガラなど、カラ類はよく見かけることができます。
【コゲラ】
背中がシマシマっぽく見えるのが特徴のコゲラは、上高地で一番見かけることのある小さなキツツキです。脚と尾の3点支持で木に止まり、ちょこちょこと幹を登っていきます
【マガモとコガモ】
大正池や岳沢湿原等、水辺でよく見かけます。この日は 梓川でマガモのカップルとコガモのカップルが、仲良くエサを探していました。
ご紹介した以外にも、たくさんの鳥たちに出会えることができました。
当面の目標は、それぞれの特徴をもっと知ること、さえずりで鳥を判別できること、です。
国立公園オフィシャルパートナーである、サントリーホールディングス(株)さんのサイトを参考に勉強中です!
また、上高地ビジターセンターのホームページでは、スタッフ日記をほぼ毎日更新しています。
野鳥や自然情報等、もっと知りたい!という方はぜひチェックしてみてくださいね。
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コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年05月21日#STAYHOME 上高地の群発地震
中部山岳国立公園 上高地 松下裕之
こんにちは。
上高地アクティブレンジャーの松下です。
今日は、すこし怖い話をさせていただきます。
みなさまニュース等でご存じのこととは思いますが、先月下旬から上高地周辺を震源とする地震が頻繁に起こっています。
大きいものでは震度4との発表もありますが、上高地に勤務している私たちにはもっと大きな地震に感じます。
去る5月11日に、長野県と松本市の関係者で上高地バスターミナルから横尾まで梓川左岸歩道及び右岸歩道の状況確認をしてきました。
各所に地割れや落石があり、まだ地震による揺れが続いているので、特に梓川左岸歩道は、通行するには危険な状態です。
右岸歩道においても、地震による落枝などの危険性がありますので、通行の際は十分注意してください。
地震による地割れを確認(左岸歩道 明神付近) 地震による落石(左岸歩道 明神付近)
地震による落石(左岸歩道 徳沢付近) 地震による落石(左岸歩道 徳沢付近)
全国のニュースでも流れていましたが、5月19日13時13分頃に起こった地震では、上高地の事務所も大きく揺れ、その後も大小の地震が1日続きました。
この地震の影響で、岳沢周辺ではあちらこちらで大きな雪崩が発生しました。
現在、登山道の詳しい情報は入ってきていませんが、地震による雪崩の危険のみならず、岩稜帯の多い穂高の山々では岩石が緩んでいる可能性もあります。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、登山の自粛をお願いしているところですが、みなさまの安全のためにも、もうしばらく、上高地地域の登山を自粛していただければ幸いです。
これからの本格的な登山シーズンまでには、コロナウイルスも地震も収まってほしいと願うばかりです。
現在、北アルプス山岳地域の山小屋は小屋泊・テント泊ともに営業休止しております。
詳しくは、以下のHPをご覧ください。
◆上高地公式サイト
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コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施していますす。
2020年05月15日#STAYHOME 上高地のライブカメラについて
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
お家にいる間にも、上高地の状況を知りたい!という方も多いのではないでしょうか。
本日は、いまの上高地の様子を知ることができるライブカメラをご紹介いたします。
こちらは上高地ビジターセンターの屋根に取り付けられたカメラから、一時間ごとに穂高連峰方面を映しています。これから新緑が美しい季節になってきますので、日々の季節の移り変わりをご覧いただければと思います。
年間を通して配信しており、なかなか見ることができない冬の様子もうかがい知ることができます。過去の画像も見れますので、ぜひ記録を辿っていただき上高地の四季をを感じてみてください。
以下の宿泊施設のライブカメラでも、河童橋周辺の状況をご覧いただけます。
五千尺ホテル上高地のライブカメラは、リアルタイム配信となっています。上高地は標高1,500mにあり、松本市内と天気が違うこともよくあるので、私も出勤前にチェックしたりしています。
梓川流域では、こういったライブカメラもあります。
焼岳や河川の状況を知ることができます。
山岳地域に関しては、以下の山小屋にライブカメラが設置されています。
『上高地 ライブカメラ』でweb検索すると、上記以外の地点のライブカメラも見つかります。ネットでのライブカメラ巡りも、想像力をかき立てられますね!
ぜひ、お家にいながら上高地気分を感じてみてはいかがでしょうか?
【5/15の上高地河童橋】
少しずつ、緑が芽吹き始めてきました。
【5/15の小梨平】
ニリンソウが次々と開花しています。
季節は少しずつ移り変わってきています。
長野県は緊急事態宣言が解除となりましたが、政府及び県の方針により、5月末までは県外からの来訪の自粛をお願いいたします。
上高地周辺での地震は一旦収まったかと思われましたが、数日前からまた揺れが続いており、落石や土砂崩れも報告されています。明神・徳沢・横尾方面への散策は通行止め箇所もございますので、充分注意していただきますようお願いいたします。
北アルプス山岳地域の山小屋は小屋泊・テント泊ともに営業休止しておりますので、引き続き登山の自粛をお願いいたします。
詳しくは、以下のHPをご覧ください。
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この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年05月07日#STAYHOME 上高地のニホンザル
中部山岳国立公園 上高地 松下裕之
こんにちは。
上高地アクティブレンジャーの松下です。
上高地にサルがいるの?と思われる方も多いと思います。
今日は、上高地のニホンザルについてお話しさせていただきます。
上高地(大正池~横尾)には、4つのニホンザルの群れが暮らしています。
このニホンザルは、極寒の地に住み、高山に登り、水中昆虫を食べ、人間に依存しない独自の生態系を維持しています。
しかしながら、近年、人慣れが進んだことにより人間とニホンザルの距離が近くなり、このままでは、人間を襲って食べ物を奪ったり、自然の中で生きられなくなることが懸念されています。
ニホンザルの「人慣れ」が問題となり始めた頃の新聞記事
(記事提供:市民タイムス2006年9月12日版)
「人慣れ」により人間との距離が近くなりますが、絶対にエサは与えないでください!
建物をかじる等の問題も起こっています。
その対策として、平成18年頃から専門家のご意見をいただき、人間とニホンザルの「適切な距離」を保つために、上高地に関わる人々とともに「巡視」や「追い払い」、「普及啓発活動」を行っています。
巡視:テレメトリー(遠隔計測装置)によりサルの位置を確認する上高地自然公園財団職員
(写真提供:上高地自然公園財団)
追い払い:パチンコやエアガンでニホンザルを威嚇し、ヒトに近寄らないよう学習させます。
(写真提供:上高地自然公園財団)
普及啓発活動:ニホンザルの生態についての解説や、ニホンザルに出会った際の注意点やエサを与えることのないよう案内を行います。(写真提供:上高地自然公園財団)
専門家によると、人間にとってもニホンザルにとってもハッピーな関係を保つためには、このような努力を継続的に根気強く続けていくことが大切だそうです。
ちょっと憎たらしいところもあるサルですが、よくよく見るとかわいい連中です。
家で過ごすことの多いこの機会に、上高地のニホンザルに興味を持っていただき、上高地にお越しの際は、ニホンザルと「適切な距離」を保っていただくほか、「追い払い活動」にご理解いただければ幸いです。
北アルプス山岳地域の山小屋は小屋泊・テント泊ともに営業自粛しております。
5月7日現在、上高地へ至るバスは全便運休、タクシーも運行していません。
地震もまだ続いており、山では雪崩や土砂崩れの危険があります。今は登山に適した環境ではありません。
全国的な外出自粛の観点からも、中部山岳国立公園ならびに上高地地域の利用(散策・登山等)自粛をお願いいたします。
詳しくは、以下のHPをご覧ください。
◆上高地公式サイト
https://www.kamikochi.or.jp/info
それでは、みなさま、いつか来る楽しい日のために一緒に頑張りましょう!!
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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年04月28日#STAYHOME 『おうちでかみこうち Kamikochi at home』
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさま、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
最近の上高地は雪が降ったり、暖かな日があったりと、日毎に季節が変わるような感覚です。
さて、本日は『おうちでかみこうち』のご紹介です。
上高地旅館組合では「おうちでかみこうち(Kamikochi At Home)」と題して、各施設のお土産・グッズなどの通信販売を期間限定でおこなっており、上高地公式サイトにキャンペーンページが立ち上がりました!今こそ上高地が一致団結して頑張るときです。ぜひ『かみこうちをお取り寄せ』していただき、ゆっくりおうちで上高地を満喫してみてはいかがでしょうか?今まで気になっていた施設や、行ったことがある施設などチェックしてみて下さいね。
◆『おうちでかみこうち Kamikochi at home』
https://www.kamikochi.or.jp/onlineshop
◆上高地公式サイト
また、現在上高地では小規模な地震が連続して発生しており、地震によるものと思われる落石や地割れが確認されています。もし地震で事故に遭われた場合、救助体制が整っておりません。新型コロナウイルス感染症拡大防止の状況も鑑み、引き続き利用の自粛をお願いいたします。特に山岳地域では雪崩・土砂崩れのリスクもあるため、重ねて利用をお控え下さい。
【4月25日の上高地河童橋と焼岳】
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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
上高地といえば、みなさんはなにを思い浮かべますか?
険しい穂高の山々、梓川の清流、美しい花々でしょうか?
きっと「河童橋」を思い浮かべる方もたくさんおられると思います。
河童橋に立って、上流を見れば雄大な穂高連峰、下流を見れば今なお噴煙をあげる焼岳を望むことができます。
だれが言い始めたかは知りませんが、最近は「上高地のランドマーク」とさえ呼ばれています。
カラマツでできた河童橋は、どこから見ても上高地の自然と調和した美しい吊り橋です。
河童橋と穂高連峰
河童橋と焼岳
右岸から見た河童橋
主塔の太さを測ると、最も太いところで直径約500mmもありました!
芥川龍之介の『河童』はみなさんもご存じのことと思います。
「河童橋」が有名になったのは、『河童』に「河童橋」が出てきたからだという説があります。
そのくだりは、穂高に登りきに来た主人が梓川の縁でお昼ご飯を食べていると、偶然、河童に出会います。その河童を追いかけるうちに穴に落ち、落ちる瞬間、「河童橋」を思い出すというものです。
芥川龍之介自身も明治42年(1909年)に上高地から槍ヶ岳に登っていますね。
現在の河童橋は、平成9年(1997)に架け替えられました。
これが何代目の橋になるのかは、5代目?、6代目?、7代目?と諸説あるようです。
上高地ビジターセンター入口近くには、2代前の欄干が展示してあります。
上高地にお越しの際は、是非、ご覧ください。懐かしく思う方もいらっしゃるのではなでしょうか?
上高地ビジターセンター入口近くのある2代前の河童橋の欄干
2代前の河童橋の欄干の説明書き
河童橋。
それは、「上高地に来てよかったなあ~」と思える最高の場所です!!
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。