2020年7月 3日
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2020年07月03日美女平駅「立山アクティブレンジャー写真展」開催中です!
中部山岳国立公園 立山 佐藤 裕子
先日お伝えしたとおり、6月30日より、
立山黒部アルペンルート美女平駅で立山アクティブレンジャー写真展を開催しております。
立山アクティブレンジャー写真展
期間:6/30(火)から7/31(金)まで
所在地:富山県中新川郡立山町
会場:美女平駅2階 展示室(無料休憩所)
入ってすぐ、左側のパネルが立山の春、
右側が夏から秋にかけての写真を展示しております。
立山管理管事務所で活動してきた歴代のアクティブレンジャーたちが日々の業務中に撮影した写真から
厳選して展示しております。
春の積雪期から夏のグリーンシーズン、秋の紅葉など、四季を通して立山の魅力を感じていただければと思います。
こちらの美女平駅2階展示室は無料休憩所ですので、休憩するもよし、
奥には展望台もありますので青々とした新緑を眺めるもよしです♪
立山黒部アルペンルートをご利用の際にはぜひお立ち寄りください。
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富山側、立山黒部アルペンルートの高原バス沿線では、ニッコウキスゲ(別名ゼンテイカ)が満開です。
6月中旬に美女平[標高977m]で満開だったのが、
今は上ノ小平[1,420m]や弘法あたりから、追分や弥陀ヶ原[1,930m]くらいまで
ニッコウキスゲ前線が標高をあげてきています。
これは...!!
場所は秘密ですが、ノウゴイチゴの花が咲いておりました。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新たな生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月03日乗鞍高原に夏が来た!
中部山岳国立公園 関根陽太
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
先日、地元の方と園路の補修作業を行いました。
乗鞍高原の園路等は地元の方々のご協力もあって維持管理されています。
この時期の乗鞍高原は、季節がどんどん進んでいきます。
牛留池では、池の縁の木々にモリアオガエルが産んだ卵が見られ、
周辺には何種類ものトンボも飛び交っています。
(モリアオガエルの卵塊)
一ノ瀬では、園路横のせせらぎに花が咲き、
旧牧場の中には、ウマノアシガタ(キンポウゲの仲間)が高原の風に揺れています。
しっかり歩き込んでもいいですし、ちょこっとだけ歩いてピクニックしたり、
木陰でのんびり昼寝したりするのも贅沢な楽しみ方です!
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。
梅雨の晴れ間はむし暑いですね。水分をこまめにとって、熱中症には気をつけましょう。
さて、今日は白山国立公園の山の1つ、法恩寺山(ほうおんじさん)をご紹介します。
法恩寺山は標高1356m。越前禅定道上にある山で、白山の歴史を感じられる山です。
■ 白山の歴史と禅定道
霊峰白山は717年に泰澄大師が開山したとされ、古くから多くの人に登られている歴史ある信仰の山です。山頂は修行の到達点である「禅頂(ぜんちょう)・禅定(ぜんじょう)」と考えられ、山頂への道は修行の道「禅定道(ぜんじょうどう)」と呼ばれています。
(霊峰白山 6月4日撮影)
禅定道は越前(福井県)、加賀(石川県)、美濃(岐阜県)の三箇所からそれぞれ開かれ、それぞれの麓には馬場(ばんば)と呼ばれる登拝の拠点がありました。
前回のAR日記でご紹介した平泉寺白山神社は「越前馬場」で、ここから始まる禅定道は「越前禅定道」と呼ばれています。
(左:稚児堂の案内板、右:稚児堂の石仏)では、法恩寺山登山に出かけましょう!
登山口は越前馬場、平泉寺白山神社の奥にあります。
平泉寺白山神社の拝殿などの更に奥へ参道進んで行くと三ノ宮があり、その左裏手に登山道の入口があります。
(左:三ノ宮とその左奥にある登り口を示す道標(赤矢印)、右:動物よけのゲート)
入口には動物よけのゲートが...。
出入りの際はしっかり閉めましょう♪
ゲートにある注意書きにお気づきだと思いますが、ツキノワグマも出没するので鈴などの対策はしっかりしておく必要がありますね。
ゲートからしばらくはスギ林です。
コアジサイの群落があったりして楽しいのですが、ほどなく修行の道らしい急な登りが始まります...。足腰が鍛えられそうです。
(修行の道)
登り続けた後は、幅が広くてなだらかな道になるので、うきうき♪と歩けます。
ただ、ちょっと距離が長いんです。
だから、木からぶら下がる幼虫をじろじろ見たり、チョウの写真を撮ったり、トンボに忍び寄ったり、楽しみながら進みましょう♪
(左:じろじろ見た幼虫、右:うまく忍び寄れたトンボ(ニホンカワトンボ))
そうこうしていると、林道にぶつかります。
(交差する林道)
最初の林道との交差地点を過ぎて、ほどなく現れるのは稚児堂。
ここには悲しい恋の伝説が残されています。
昔も幸せになれない恋愛ってあったのね...と思ったら、この伝説の二人が急に身近な存在に思えてしまいました...。
こういう伝説があるのは、歴史ある地域ならではですね。
この他にも、法恩寺山のルート上には剣ノ宮や法音寺跡など、白山信仰に関係のある場所があります。
何度か林道を通過すると、お昼ご飯を食べるのに丁度良い東屋が現れ、そのすぐ後に中ノ平避難小屋に到着し、さらに進むとブナが目に付く楽しい道になります。
(楽しいブナの道)
しかし、すぐに急坂(階段)が出現します。
修行の道、再び。
日が高くなってからの登りは体に堪えます。
飲み物がどんどん減ります。
きつい登りを頑張って、ついに山頂です!
頑張って登りきった人にはこんな景色が待っています!
(山頂から見える景色。左奥が白山、右奥が別山。)
山頂には展望台やベンチなどがあります。展望台は一段高くなっているので、白山がよく見えます♪
それにしても、昔の人の体力はすごいですね。
法恩寺山の山頂から見ると遠くに見える白山へ歩いて行っていたんですから。車で登山口まで行ける今って、とても便利ですね。
車で行けると言えば、実は法恩寺山は標高1000m付近(避難小屋がある付近)まで林道がついていて、そこから登ることもできるんです。(※法恩寺山有料道路を通る場合は通行料が必要です。) 自分の体力に合わせて登山計画を立ててくださいね。
(水色の下線箇所が今回登った山)