中部山岳国立公園 松本
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2006年06月30日後立山花便り?アルプス平自然遊歩道
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
アクティブレンジャーは土日に勤務することも多いのですが、振り替え休暇を取得できます。従って仕事の合間を見て(天気のいい日を選んで?)休暇をもらいました。29日は晴れて暑い一日となり、私はプライベートで白馬五竜に出かけました。ゴンドラで上がった場所にある山野草園は国立公園外です。
↓山野草園に咲くコマクサ ※ここの高山植物はこれから見頃を迎えます

昨夏、乗鞍岳山頂でコマクサを撮ろうとしてカメラマンが「立ち入り禁止ロープがあるのでアップで撮れない」と嘆いていました。コマクサをアップで撮影したいならば、超望遠ズームで狙うか、ここみたいに近づける場所で撮るべきだと思います。
手入れの行き届いた山野草園の上には、一周30分ほどの自然遊歩道が整備されていますが、29日は一部に残雪がありました。
↓遊歩道沿いには、ハルリンドウが多数咲いています。

↓湿地帯にはワタスゲも群生しています

↓よく見ると、シラネアオイも咲いています ※山野草園でも咲かせていました

アルプスの高山植物は、これから本格的な花の時期を迎えます。
アップでの撮影が好きな私としては他人のことあまりいえませんが、撮影のために近づきすぎないでくださいね。
↓山野草園に咲くコマクサ ※ここの高山植物はこれから見頃を迎えます

昨夏、乗鞍岳山頂でコマクサを撮ろうとしてカメラマンが「立ち入り禁止ロープがあるのでアップで撮れない」と嘆いていました。コマクサをアップで撮影したいならば、超望遠ズームで狙うか、ここみたいに近づける場所で撮るべきだと思います。
手入れの行き届いた山野草園の上には、一周30分ほどの自然遊歩道が整備されていますが、29日は一部に残雪がありました。
↓遊歩道沿いには、ハルリンドウが多数咲いています。

↓湿地帯にはワタスゲも群生しています

↓よく見ると、シラネアオイも咲いています ※山野草園でも咲かせていました

アルプスの高山植物は、これから本格的な花の時期を迎えます。
アップでの撮影が好きな私としては他人のことあまりいえませんが、撮影のために近づきすぎないでくださいね。
2006年06月25日信州・乗鞍天空マラソン
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
2006年06月24日後立山花便り?針ノ木自然遊歩道
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
24日(土)のお休みに、プライベートで大町市の針ノ木自然遊歩道に撮影に行きました。この領域の担当アクティブレンジャーは、本当は宮西ARです(笑)
シーズン直前ということで人も少なく、遊歩道の一部には残雪が残っていましたが、花々はもう咲き誇っていました。まだ無人の大沢小屋までの道のりにサンカヨウ、イワカガミ、ツクバネソウ等々が歩道沿いに咲いていて目を楽しませてくれます。倒木が多いものの、ゆっくりと時間をかけて撮影でき満足でした。帰りに小屋番らしき人たちとすれ違ったので、小屋開けも近いのでしょう。
↓ツクバネソウ※クルマバツクバネソウと葉の数が違います

↓サンカヨウ

↓キヌガサソウ

↓エンレイソウ

↓イワカガミ※歩道沿いに咲いていたのでアップで撮影できました

シーズン直前ということで人も少なく、遊歩道の一部には残雪が残っていましたが、花々はもう咲き誇っていました。まだ無人の大沢小屋までの道のりにサンカヨウ、イワカガミ、ツクバネソウ等々が歩道沿いに咲いていて目を楽しませてくれます。倒木が多いものの、ゆっくりと時間をかけて撮影でき満足でした。帰りに小屋番らしき人たちとすれ違ったので、小屋開けも近いのでしょう。
↓ツクバネソウ※クルマバツクバネソウと葉の数が違います

↓サンカヨウ

↓キヌガサソウ

↓エンレイソウ

↓イワカガミ※歩道沿いに咲いていたのでアップで撮影できました

2006年06月21日上高地花便り?徳本峠
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
2006年06月15日上高地の今昔?上高地園路
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
松本事務所では環境省所管地(上高地園路)の通行許可証を発行しています。県道上高地公園線はマイカー規制されていますが、中で仕事をしている人は車で通行できます。県道のさらに奥は上高地園路としての「歩道」で、以前は帝国ホテル横とバスターミナル奥の園路入り口にゲートを設けていました。仕事の人もこのゲートの奥に進むには原則として通行許可が必要です。園路内の通行は歩行者優先です。
↓平成9年10月17日に撮影したバスターミナル奥のゲート※赤白棒は撮影用

この写真の頃よりも園路の舗装は良くなりましたが、歩道であることに変わりはありません
※近々、ゲートが設置されます
※クリックすると地図が拡大します
↓平成9年10月17日に撮影したバスターミナル奥のゲート※赤白棒は撮影用

この写真の頃よりも園路の舗装は良くなりましたが、歩道であることに変わりはありません
※近々、ゲートが設置されます

2006年06月11日乗鞍高原スプリングウォッチング
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
春から夏に移り変わるこの季節、乗鞍高原では春の花が咲いています。
平成18年度第1回目の乗鞍高原自然観察会?スプリングウォッチングを開催しました。あいにく小雨が時折降る中での観察会でしたが、参加された方々には満足してもらえたようです。
コースは少し長めで、上り下りのある道ですが、新緑の気持ちよいところです。


観察会の様子↓

この日たくさん咲いていたマイヅルソウ↓

ツマトリソウ↓

レンゲツツジは咲き始めたばかりでした。
あざみ池前のレンゲツツジ↓

次回の観察会?サマーウォッチングは7月下旬に乗鞍岳畳平周辺で行う予定です。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしていますが、先着25名様限定です。詳細が決まり次第、この場でお知らせしたいと思います。
平成18年度第1回目の乗鞍高原自然観察会?スプリングウォッチングを開催しました。あいにく小雨が時折降る中での観察会でしたが、参加された方々には満足してもらえたようです。
コースは少し長めで、上り下りのある道ですが、新緑の気持ちよいところです。


観察会の様子↓

この日たくさん咲いていたマイヅルソウ↓

ツマトリソウ↓

レンゲツツジは咲き始めたばかりでした。
あざみ池前のレンゲツツジ↓

次回の観察会?サマーウォッチングは7月下旬に乗鞍岳畳平周辺で行う予定です。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしていますが、先着25名様限定です。詳細が決まり次第、この場でお知らせしたいと思います。
2006年06月08日乗鞍高原花便り
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
乗鞍高原自然観察会を11日(日)に予定しています。このコースを7日に事前調査してきましたので、現在の花の様子をお伝えしたいと思います。
コースは休暇村を起点に、牛留池から原生林の中を通ってまず夜泣峠まで行きます。牛留池のミツガシワは伸びてきていますがまだ開花していません。林の中や車道沿いにはコミヤマカタバミが少し咲いています。
夜泣峠を下って一の瀬野営場に向かう道にベニバナイチヤクソウのつぼみがあります。一の瀬園地ではレンゲツツジの季節にベニバナイチヤクソウが多数咲きますが、今日は全般にまだつぼみのままでした。
野営場のそばのミツガシワは既に開花していますが、歩道から少し離れているので遠目に見るようです。この花はアップで見ると綺麗です。
参考:ミツガシワのアップ↓(白馬村親海湿原で6/4撮影)

一の瀬園地のレンゲツツジはまだつぼみですが、そろそろ開花しそうです。満開になっていたのはズミ(別名コナシ)でした。ズミの花はつぼみが赤いのが特徴です。
満開のズミ↓(6/7撮影)


よく見るとズミの他にも白い花を咲かせている木があります。後から図鑑で調べるとどうもミヤマザクラのようでした。
↓ミヤマザクラ(6/7撮影)

あざみ池のほとりにも白い花を咲かせている木がありますが、これはどちらの花なのでしょうか。
あざみ池にて(6/7撮影)

他にもコース全般に、ムラサキヤシオが今が盛りとばかりに咲いていました。
↓一の瀬園地から鈴蘭に向かう途中の橋で(6/7撮影)

一周コースは帰路に善五郎の滝を見て休暇村に戻ります。
コースを歩いていると大きな三脚を抱えたたくさんの写真愛好家とすれ違いました。みなさん被写体に満足できたでしょうか。
↓善五郎の滝の展望台近くから

乗鞍高原では既に色とりどりに花が咲いていますが、これから本命のレンゲツツジやベニバナイチヤクソウ、スズランの季節を迎えます。
コースは休暇村を起点に、牛留池から原生林の中を通ってまず夜泣峠まで行きます。牛留池のミツガシワは伸びてきていますがまだ開花していません。林の中や車道沿いにはコミヤマカタバミが少し咲いています。
夜泣峠を下って一の瀬野営場に向かう道にベニバナイチヤクソウのつぼみがあります。一の瀬園地ではレンゲツツジの季節にベニバナイチヤクソウが多数咲きますが、今日は全般にまだつぼみのままでした。
野営場のそばのミツガシワは既に開花していますが、歩道から少し離れているので遠目に見るようです。この花はアップで見ると綺麗です。
参考:ミツガシワのアップ↓(白馬村親海湿原で6/4撮影)

一の瀬園地のレンゲツツジはまだつぼみですが、そろそろ開花しそうです。満開になっていたのはズミ(別名コナシ)でした。ズミの花はつぼみが赤いのが特徴です。
満開のズミ↓(6/7撮影)


よく見るとズミの他にも白い花を咲かせている木があります。後から図鑑で調べるとどうもミヤマザクラのようでした。
↓ミヤマザクラ(6/7撮影)

あざみ池のほとりにも白い花を咲かせている木がありますが、これはどちらの花なのでしょうか。
あざみ池にて(6/7撮影)

他にもコース全般に、ムラサキヤシオが今が盛りとばかりに咲いていました。
↓一の瀬園地から鈴蘭に向かう途中の橋で(6/7撮影)

一周コースは帰路に善五郎の滝を見て休暇村に戻ります。
コースを歩いていると大きな三脚を抱えたたくさんの写真愛好家とすれ違いました。みなさん被写体に満足できたでしょうか。
↓善五郎の滝の展望台近くから

乗鞍高原では既に色とりどりに花が咲いていますが、これから本命のレンゲツツジやベニバナイチヤクソウ、スズランの季節を迎えます。
2006年06月03日【滝巡り】乗鞍山麓五色ヶ原の森
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
先日オープン式に出席させていただいた岐阜県高山市の「乗鞍山麓五色ヶ原の森」に入る機会がありましたので紹介したいと思います。この「カモシカコース【滝巡り】」は、起点が標高約1360mで最高点が約1620mの道をアップダウンを繰り返しながら所々にある滝を巡るものです。今の季節はシラカバやダケカンバ、カラマツなどの新緑が美しく、花もニリンソウを始めとして数多く咲いていました。※撮影は6月2日です
最初に訪れた滝は、「久手御越(みこし)滝」↓です。

滝の前には花が咲いていていますが、水しぶきがかかっていました。
次に訪れた滝は、「池之俣御輿(みこし)滝」です。この滝は、遠くからでないと全容を見ることができません。
↓写真は尾根筋から眺めたものです。

滝を二つ巡った後の尾根で昼食となりましたが、ここからは遠くに仙人滝が見えます。
再び深い谷筋に降りてあるのが「青垂(あおだる)滝の雄滝」↓です。

雄滝の隣には雌滝がありますが雄滝ほどは近づけません。およそ8時間のコース最後に「布引滝」が姿を現します。たくさんの伏流水が溢れ出しているようです。

この滝はすぐそばで見ると、まるで樹木のように見えました。この迫力を写真だけでお伝えするのはなかなか難しいようです。私がイメージした一言は「巨水樹」です。
※このコースは入山ガイドが必要です
最初に訪れた滝は、「久手御越(みこし)滝」↓です。

滝の前には花が咲いていていますが、水しぶきがかかっていました。
次に訪れた滝は、「池之俣御輿(みこし)滝」です。この滝は、遠くからでないと全容を見ることができません。
↓写真は尾根筋から眺めたものです。

滝を二つ巡った後の尾根で昼食となりましたが、ここからは遠くに仙人滝が見えます。
再び深い谷筋に降りてあるのが「青垂(あおだる)滝の雄滝」↓です。

雄滝の隣には雌滝がありますが雄滝ほどは近づけません。およそ8時間のコース最後に「布引滝」が姿を現します。たくさんの伏流水が溢れ出しているようです。

この滝はすぐそばで見ると、まるで樹木のように見えました。この迫力を写真だけでお伝えするのはなかなか難しいようです。私がイメージした一言は「巨水樹」です。
※このコースは入山ガイドが必要です
2006年06月01日初夏の乗鞍高原
中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一
乗鞍高原に現地調査に行きましたので、状況をお知らせします。牛留池周辺ではミズバショウやショウジョウバカマが見頃になっていました。池で蛙の鳴き声が聞こえたので、もしかしたらモリアオガエルかもしれません。一の瀬園地では地元の人の案内で遊歩道から外れたところの様子を見ましたが、いつも巡視している場所の他にも景観のよい所がありますね。ここは牧場の牛が園外に出ないようにするため、いたる所に有刺鉄線があるので注意が必要です。利用者進入禁止ではありません。レンゲツツジはまだつぼみでしたが、別のツツジ(名前は分かりませんでした)が咲いていました。今日は天気が良かったせいか、撮影客が多かったのが印象的です。

牛留池から乗鞍岳※黄砂なのか残雪が薄茶色でした

新たに見つけた景観場所から乗鞍岳を見る

今日は撮影日和でした

牛留池から乗鞍岳※黄砂なのか残雪が薄茶色でした

新たに見つけた景観場所から乗鞍岳を見る

今日は撮影日和でした
雨の中、ご苦労様でした