ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年8月

24件の記事があります。

2018年08月20日ひがたにくるトリ、どんなトリ?

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

みなさま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

ちょっと涼しくなってとても過ごしやすい日が続いていますが、皆さま、夏の疲れが出て来ていませんか?私は、、、ちょっと気を付けないといけないな!と思っている今日この頃です。

さてさて、皆さま、「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」

知っていますか?

藤前干潟にくるトリ、、、と言えば、渡り鳥。

毎日、こんなに暑い日が続いても、渡り鳥たちはちゃんと時期をみはからって、藤前干潟に帰って来るんです。すごいですね。

今年は8月始めころから、藤前干潟は秋の渡り鳥シーズンを迎え、寂しかった干潟が賑やかになってきました。今日はちょっと雨雲がかかって薄暗かったのですが、ソリハシシギやアオアシシギ、キアシシギ、ダイゼンなどを観察することが出来ました。

アオアシシギ

ダイゼン

夏から秋への移り変わりを、こんな風に生き物たちの変化で知ることが出来るって、とても自然で素敵なことだなーと思います。

カルガモ

巡視の帰り道、堤防で一休み中のカルガモ。

さて、カモと言えば?

藤前干潟ふれあい事業 ひがたにくるトリ、どんなトリ?

カモのミニ模型

これ。カモのミニ模型!

今週は、藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」を開催予定です!

参加者の方々には、当所からのお手紙を送付しました。そろそろ到着すると思いますので、確認してくださいね。

準備も着々と進んでいますよ!

ひがたにくるトリ、どんなトリ?

台風が23日を外して来てくれることを祈りましょう。

さて、藤前干潟では、藤前活動センターや稲永ビジターセンターでいろんなイベントや展示が開催されています。新しい情報も随時更新していきますので、ぜひAR日記や藤前干潟のホームページをチェックしてくださいね。

●藤前干潟で行われているイベントや展示、今後の予定など

①藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」

藤前干潟 アナジャコ展

 「エビ」のようでエビでなし

 「シャコ」のようでシャコでなし

 「ザリガニ」のようでザリガニでなし

 こいつは、いったい何者だ?!

 日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30

 場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

②稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」

 食べ物としてみる干潟の生きものたち

藤前干潟 干潟のごちそう展

 日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30

 場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)

         TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878

         メール:WB-NAGOYA@env.go.jp

③藤前活動センター 夏休み!干潟観察会

【8月26日(日)夏休み!干潟観察会~アナジャコを探そう!~】

 干潟にふかーい穴を掘るアナジャコ。

 干潟に入って、みんなで探してみよう!夏休みの自由研究にも!

 日 時:平成30年8月26日(日) 11:00~14:00

 場 所:藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)

対 象:幼児~大人

 参加費:おとな200円、小中学生100円、幼児無料

 定 員:20名(先着順)

 申込受付:8月12日より申込受付

 申込・問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

④藤前干潟ふれあい事業 「藤前干潟写真展」

【藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~】

市民の皆さんから寄せられた藤前干潟の写真から、四季折々の藤前干潟の風景や生きものたちの姿を見つめます。撮影者のエピソードも交えて展示されます。

日 時:平成30年8月25日(土)~9月30日(日)

場 所:名古屋市野鳥観察館(名古屋市港区野跡4-11-2)

入館料:無料

休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)

問合先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会

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2018年08月17日登った人に聞いてみました!白山ってこんなところ♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
前回の記事※に続いて8月4日のパークボランティア活動についてお伝えします!!
2018年08月17日 白山でクリーンデー♪

今回は白山に登った人に直接聞いた白山の魅力をご紹介しましょう♪

(魅力いっぱいの白山。弥陀ヶ原のコバイケイソウ。7月27日撮影)

甚之助避難小屋で種子除去マットの清掃が行われている頃、別当出合に残ったパークボランティアは、下山者を待ち構えていました。
白山に登った方にアンケートを実施するためです。

アンケートは...下山してすぐだとお疲れだろうし、時間を空けすぎると早く帰りたいという雰囲気になっているし、バスに乗る方は発車時刻も考慮しないといけないし...タイミングが難しい!
しかし、パークボランティアの皆さんは上手に聞き取りしてくださいました。その結果、短い時間ではありましたが、31人から回答をいただくことができました。下山後のお疲れのところ回答してくださった皆さま(とその同行者の皆さま)、ご協力ありがとうございました!

(アンケートを実施した別当出合)

アンケートは、実施した曜日や時間によって回答する人のタイプが大きく変わってくるので、今回の結果が白山の傾向と言うことできませんが、8月4日(土)午前に下山した人の回答から見えてきた「白山の姿」をちょっとご紹介しましょう!

まずは回答者の基本的な情報を少々。
男性9割、女性1割。
回答者は男性が多かったです。ふだん白山に登っていて「男性ばかりだな」と感じたことはないので、アンケートの取り方の問題なのでしょう...。

年齢層は多い順に40代、30代、50代・60代、20代、10代、70代...となっていました。 
あら、意外と働き盛りの年齢が多い。週末だからでしょうか。

どんな行程で登ったのかも聞いてみました。
午前中にアンケートを取ったので、日帰りの方は少なかったのですが(でも、すでに下山していた人はいました...早い)、印象的だったのは2泊3日が2割ちょっといたことです。南竜と室堂の両方に泊まった人、どちらかで2連泊した人など、行程は様々でしたが、プライベートでそういう登り(過ごし)方をしたことがなかったので新鮮でした。

(テント泊もできる南竜ヶ馬場)
ゆっくり山で過ごすって素敵ですね。

白山に何回登ったことがあるかも聞いてみました。
すると、約半数が初めてだった一方で、半数以上がリピーター!!
3回以上が約3割という熱烈なファンを抱えているというのが、白山の姿のようです。しかも、3回以上登っている方の多くが、両手の指では足りないほど登っており、パークボランティアの方に「白山ファンには、『今年』何回目の白山登山ですか?って聞かないと(笑)」と指摘されました。うーん、確かにそうかも。


そしてここからが、今回のアンケートの核心部(!?)。
登山前後で白山の印象が変わったかどうか、聞いてみました!
すると3人に1人が、印象が変わったと言うのです。

で、どう変わったのか、ドキドキしながら具体的な理由を聞いてみると...
 「改めてきれいだなと思った」
 「想像以上にきれい」
 「よかった」
等々、良い方向に印象が変わったという意見がほとんどでした!
悪い方向に変わった様子だったのは「暑かった」という回答。猛暑を反映した回答ですね...。

(「十二曲がり」の登りもお花の時期は大変さを忘れます。7月27日撮影)

次に、満足した点があったか聞いてみたところ...
9割の方が「あった」と回答♪

具体的な内容を質問すると...
3人に1人が「お花」を挙げ、
半数以上が「景色」に満足していました。
好天が続いていたこともありますが、天気がよければ登山者を満足させられる景色があるという白山の底力を見せつけられ、改めて感服しました。

(山頂からのご来光も重要な見どころ!)

満足した点として、アクセスの良さを挙げる人もいました。
ある登山者さん曰く、東京方面から来たけれど、夜行バスで金沢に着いて、そこから乗り継ぎ時間の無駄なく、登山バス1本で登山口まで来られてストレスがなかったと。
遠方から来てくださった方から直接お話を伺ったことで、公共交通機関でのアクセスの良さの重要性について気づかせてもらいました。

アンケート結果から見えてきた白山の特徴をまとめると・・・
 ・リピーター(熱烈なファン)が多い
 ・満足度が高い!
 ・高山植物が素晴らしい♪
 ・天気が良ければ景色が最高!!

最高の山ですね♪
しかし、今回のアンケートでは拾いきれなかった魅力が白山にはモリモリあります。あなたにとっての白山の魅力を探しに、白山国立公園へぜひお越しください♪

顔を合わせてのアンケートというのは、新しいことに気づかせてもらえて、私もかなり楽しませてもらいました。盛りだくさんな1日を一緒に活動してくださったパークボランティアの皆さん、ご協力くださった登山者の皆さん、本当にありがとうございました♪

** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
 AR
日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
***********************************

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2018年08月17日白山でクリーンデー♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
8月4日に、パークボランティアの皆さんとクリーンデーの活動を別当出合の登山口でしてきました!

(別当出合の登山口)
もともと8月の第1日曜日は「自然公園クリーンデー」ということで、国立公園や国定公園などの自然公園で、ゴミ持ち帰りの呼びかけや清掃活動をしよう!という日になっていて、白山ではパークボランティアの皆さんとともに毎年実施しています。

しかし!
白山では
1泊2日の行程で土曜日に入山される方も多く、日曜日だと下山者が多くなってしまうのです。せっかくなら入山者に声掛けをしよう!ということで、今年は第1土曜日に活動することにしました♪

登山シーズンの土日祝日はマイカー規制が実施されているため、登山者はマイカーでは市ノ瀬までしか入れません。このため、市ノ瀬からシャトルバスで別当出合の登山口にやってきます。私たちはそこを狙ってゴミの持ち帰りについて、皆さんの深層心理に刷り込む...じゃなくて協力をお願いする声かけをします。

(クリーンデーの看板を身に着けて声掛けをするパークボランティア)
登山者の皆さんは「わかった!」「いつも拾ってます」など嬉しい声を返してくれました♪

そして、クリーンデーでは当然のことながらゴミ拾いもするのですが、登山者や関係者の方々が日々、美化に努めてくださっているおかげで、この時期は登山人数の割にゴミがあまりありません。

(別当出合の園地でゴミを探す。拾うのではなく「探す」。8月4日)

そこで今年は声掛け・ゴミ拾いのほかに、大きな2つの活動を盛り込みました。
ひとつは、砂防新道の甚之助避難小屋近くに設置している「種子除去マットの清掃」。もうひとつは「下山者向けアンケート」です。


まずは、「種子除去マットの清掃」の様子をご紹介しましょう!
避難小屋など休憩スポットでは、登山者が荷物を下ろしたり座ったりするので、ザックやズボンについてきた「白山にはもともといなかった植物(外来植物)の種子」が落ちやすい場所です。また、山小屋などは、ヘリコプターで資材を荷揚げするときに資材と一緒に外来植物の種子がくっついて来てしまいます。このため、山小屋などの周辺は外来植物が繁茂しやすいのです。


何もしなければ、登山者の皆さんは甚之助避難小屋周辺で外来植物の種子を「新たに」身につけて、山の上を目指すことになってしまいます!!

そこで、
甚之助避難小屋周辺で皆さんが新たに登山靴にくっつけた種子を落せるように種子除去マットをこんな山の中に設置しているのです。


(甚之助避難小屋近くにある種子除去マット。皆さん存在に気づいてますか?)
これは侵入してしまった外来植物が「周辺(山の上)に拡大していくのを防ぐ」ためのものなんです。

前置きが長くなりましたが、このマット、下に土が溜まったままだとタネを落とす機能が衰えてしまいます。このため、今回、マットの目詰まりの原因となる土の除去・清掃を実施したというわけです。

全く雨が降らない日が続いていたため、スコップを動かすとカラッカラに乾いた土がもうもうと土煙を挙げるという状況の中、土をかき出します。

(土回収作業中!)

甚之助にある種子除去マットはたった2枚ですが、約1年分の土は土のう袋8個分に... 全て事務所に回収です。

(回収された外来植物の種子入り土のう袋8個)
暑い中、全て担ぎ下ろしてくださったパークボランティアの皆さまに感謝です!

※ 外来植物対策については、下記の日記もご参考ください
2018年06月01日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その2
2018年03月16日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その1
2017年08月09日 知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!


さて、盛りだくさんの1日だったので、アクティブ・レンジャー日記も盛りだくさんになってきました。気になる下山者へのアンケートについては、次回の記事に載せますね!お楽しみに!


** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
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日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
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2018年08月14日自然の不思議を教えてもらおう!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

811日から始まった夏休み自然教室ですが、すでにたくさんの方に参加いただいています!

クラフト教室も大人気で、この日の竹笛づくりの教室は、超満員で2回に分けて開催するほど。竹のパーツで組み立てていくと、フクロウとウグイスの鳴き声のする笛が完成するのだとか。作った竹笛から音がなると、みなさんとてもうれしそう!

工作は日替わりで内容を変えて開催しているので、毎日参加する!というのもアリです。実際に「明日も来ます!」というご家族の方も。

竹笛を手作り中

また、ガイドウォークではパークボランティアさんが自然解説をしてくださいます。いつも来ている場所だけど、パークボランティアさんと歩くと普段気づかないことにも気づかされます。

この日の新発見は・・・このバッタ!

草の先端につかまるバッタ

遊歩道沿いの草木につかまっているバッタがあちらこちらにいるのに気づきます。

よく見るとどれも草木の高いところにとまって死んでいるみたい・・・

実はこの行動はバッタに寄生する菌によるものなんだとか。

病原菌が自らの胞子を高いところから飛散させるべく、宿主のバッタを操って、高いところへ登らせるそうです。そしてその場所で息絶えたバッタから胞子を飛ばし、また別のバッタのところへ移動していく・・・

菌の戦略とはすごいものですね。

↓いまにも胞子を飛ばそうとする様子(閲覧注意)

高いところから胞子を飛ばします

詳しい人と歩くと、自分が見えている世界と全く違う世界を見せてくれます。みなさんもぜひガイドウォークに参加してみてくださいね~♪

●番外編●

わらじ作り教室やります

パークボランティアさんが19日の池の平会場で行われるわらじ作り教室の準備をしていたのでスゲをよるところを見せてもらいました。

すげをよる手さばきがものすごい

「は、はやい!!!!!」

週末、この神業を目の当たりにしたら思わず見入ってしまうこと間違いなしです!

スゲを用意するのも大変らしく、今年のような参加費でできるのはもうありません。

どうぞこの機会をお見逃しなく!定員は20名なので確実に参加したい!という方は妙高高原ビジターセンターまで予約をお願い致します。(電話:0255864599

夏休み自然教室についてはこちらの記事をご覧下さい

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2018年08月14日山岳環境整備事業に参加しました

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

8月4日、富山県主催の山岳環境整備事業に参加しました。

この事業は、8月11日に「山の日」が制定されたことに関連し、立山の山岳環境の保全と適正な利用を推進することを目的に行われています。

今回は「とやまの山岳環境整備ボランティア」のみなさんとともに、9班に分かれて天狗平の木道スリップ事故対策や弥陀ヶ原の外来植物除去を行いました。

私は、富山県高岡市の中学生のみなさんと一緒に活動しました。

まずは、木道のスリップ事故対策として滑り止めの板を木道に打ち付けました。

滑り止めの板には2箇所の穴が開いており、そこに釘を打ち付ける作業です。

中学生のみなさんも真剣そのものでした。

すべらんぜ打ち込み すべらんぜ作業

午後は弥陀ヶ原での外来植物除去を行い、私の班は「オオイタドリ」を刈り取りました。

中には大人の背丈よりも高くなるオオイタドリですが、生え際をはさみで刈り取ることで目立たなくなりました。

刈り取った分を集め、何本刈り取ったのかを数えた後、来年度以降の経年変化を見るためにはどのような方法があるのか考えました。

オオイタドリ刈り取り オオイタドリ並べ

最後には、富山県各地で自然解説を行うナチュラリストの方に弥陀ヶ原を案内していただきました。

弥陀ヶ原の植物や地形等について観察しながらお話していただきました。

【左:自然観察の様子、右:イワショウブ】

ナチュラリスト解説 イワショウブ

暑い中でしたが、参加者のみなさんお疲れ様でした!

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2018年08月10日笹ヶ峰のオオハンゴンソウの分布を調べる

妙高戸隠連山国立公園 桑原大

84日(土)、環境省パークボランティアのみなさんに集まっていただき、

笹ヶ峰にどのくらい特定外来生物オオハンゴンソウが広がっているのか調査を行いました。

オオハンゴンソウ

 

オオハンゴンソウを見つけたら群落の規模や株の大きさを記録していきます。パークボランティアさんにGPSを持ってもらうことで分布場所を詳細に把握できます。

 

沢沿いのオオハンゴンソウの広がりを調べるボランティアさん

 

沢沿いは種が流れ、広がりやすいポイントなので念入りに確認。

 

草刈り後の場所で赤ちゃん苗を発見

 

さすがは慣れたものでベテランのパークボランティアさん、発芽したばかりの赤ちゃん苗も見逃さずチェックしてくださいました。

 

登山道沿いにオオハンゴンソウがないかを確認

 

別の班では、一番侵入して欲しくない妙高山・火打山登山道の確認をお願いしました。可憐な高山植物をいつまでも楽しみたいですからね!!!

今回まとめたデータは824(金)に妙高市主催で行われる「笹ヶ峰オオハンゴンソウ駆除作業」での要点駆除箇所を選定する基礎資料として活用していきます。

笹ヶ峰オオハンゴンソウ駆除作業ではオオハンゴンソウ除去ボランティアを募集しています。ご協力いただける方は以下の妙高市HPご確認の上、参加申し込みをお願いします。

妙高市HP

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2018年08月09日台風が来る前の野尻湖は・・・

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

暑さはやわらぎましたが、湿気がなかなか・・・という今日このごろ・・・

8月8日(水)に野尻湖へ行きました!

01許認可相談中

 

湖畔を歩いていると、色々な方から声をかけられます。

やはりこのレンジャー服が目立つからでしょうか(笑)

02レンジャー服目立ちます

 

そしてこの日、弁天島までモーターボートでひとっ飛び!

水しぶきが気持ち良いです( ´▽`)♪

03水しぶきあがる野尻湖

 

弁天島には戸隠の杉並木にも負けず劣らず!?な

雰囲気のパワースポット「宇賀神社」もあります。

04宇賀神社の杉並木

 

夏休みなので、アヒルさんボートで上陸している

家族連れのお客様もお見受けしました♪

05アヒルさんボートはここから上陸

 

みなさんも、夏休みは水と戯れに野尻湖にやってきてみて下さい(*´艸`)

○野尻湖の湖畔を歩くにはこちら

 

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2018年08月09日夏休み自然教室がはじまります!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

今年の夏は例年になく暑いですね。どこか涼しい場所はないかしら?とお探しならば、妙高高原へ足をのばしてみませんか?

毎年恒例の夏休み自然教室が今年もはじまります。

国立公園の豊かな自然を舞台に、811819まで笹ヶ峰キャンプセンターと妙高高原ビジターセンターの2会場で開催!

笹ヶ峰会場教室スケジュール

笹ヶ峰会場教室スケジュール.pdf

 

池の平会場教室スケジュール

池の平会場教室スケジュール.pdf

  

さらに池の平会場では特別プログラムを2つ開催します。

*特別プログラム①*

日程:8/128/13 6:007:00 

『おはようバードウォッチング』

夏鳥を探しに出かけよう

野鳥を見るなら早朝が一番!夏鳥を探しに出かけましょう!

参加者には「妙高戸隠連山国立公園にすむいきものおりがみ」をプレゼント!

アカショウビンやオオルリなどかわいい野鳥をおりがみで作って飾れます♪

 

*特別プログラム②*

日程:8/19 13:0015:30

『わらじを編んでみよう』参加費:400

日本の伝統的なはきもの「わらじ」を自分の手で編んでみるというイベントです。

実際にわらじを作れる方も減っているのでなかなか体験できない希少な機会です。小さめに作ってお部屋のインテリアとしてもいいですね。ぜひチャレンジしてみてください!

 

このほかにも2会場で期間中は毎日プログラムを開催しています。詳しくは上記のチラシをご覧下さい。当日参加も大歓迎☆好きな教室を選んで参加できます!夏休みの思い出作りに、ぜひお出かけください!

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2018年08月09日【報告】藤前干潟ふれあい事業 干潟を音であそぼ!

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 山﨑 陽子

みなさま、こんにちは。

アクティブレンジャーの山﨑です。

ふれあい事業のイベント、「干潟を音であそぼ」が楽しく終了いたしました!

心配していた台風の影響もなく、実施出来てよかったです。

初めて干潟に来ました!イベントのゲームや劇、楽器作りが楽しかった、夏休みの自由工作になった、講師のタコさんの演奏が素晴らしく、いろんな楽器を演奏してくれたので楽しかった、干潟と音の組み合わせの企画がすごくよかった、また、学校や地域の子ども会からの干潟見学を実施してほしいと熱望される方など、たくさんの感想も聞かせていただきました。

今年の「干潟を音であそぼ」を写真と共に、紹介をしたいと思います。

プロのパーカッショニスト、本多正典氏こと、タコさんでーす!

みんなで一緒に、「チュー」!オーストラリアのアボリジニの言葉で「イエーイ!」だそうです。

干潟の鳥の声を聞いて、ボール転がしゲーム!

鳥の声は、タコさんが楽器で再現してくれました。

タコさんの演奏を熱心に聞く子どもたち!10種類以上の楽器で音を奏でています。

みんな、とっても盛り上がった寸劇!食べられてしまうヤマトオサガニチームがとっても盛り上がっていました!

今後も、このようなイベントなどを機会に干潟に関心を持っていただき、多くの方々に藤前干潟を知っていただけるととても嬉しいです。これからも楽しいイベント、企画したいと思います。

7月28日(土)から、藤前活動センターでは「アナジャコ展」が始まっています!

藤前活動センター「アナジャコ展」ポスター

魅惑の甲殻類、アナジャコ。

干潟観察会でも人気者だけど、実はいったいどんな生きもの?

そして、8月1日(水)からは、稲永ビジターセンターで「干潟のごちそう展」が始まっています!

稲永ビジターセンター「干潟のごちそう展」ポスター

干潟って、実は、美味しいものがいっぱい?!

干潟の魅力は、こんなところにもあるんだ!と言うことを発見していただけると思います。

藤前干潟の2つの施設では、その他に水槽展示などもあり、夏休みの自由研究探しにぴったりです。

ちょっと迷ったら、センタースタッフに声をかけてみてくださいね。

何かヒントがもらえるかもしれませんよ。

●藤前干潟で行われるイベント

①藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」

 「エビ」のようでエビでなし

 「シャコ」のようでシャコでなし

 「ザリガニ」のようでザリガニでなし

 こいつは、いったい何者だ?!

 日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30

 場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

②稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」

 食べ物としてみる干潟の生きものたち

 日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30

 場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)

③藤前干潟ふれあい事業 夏休みは藤前干潟に行こう!

【8月23日(木)ひがたにくるトリ、どんなトリ?】

 干潟には、どんなトリがやってくるのかな?

 楽しいトリのお話しと、鳥の観察をした後、トリのミニ模型(デコイ)の色塗りをしましょう!

 日 時:平成30年8月23日(木) 10:00~12:00

 場 所:名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター(港区野跡4-11-2)

 講 師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)

対 象:小学1~3年生(保護者同伴)

 参加費:無料

 定 員:20名(応募者多数の場合は抽選)

 申込締切:8月15日(水)

 申込・問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所

         TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878

         メール:WB-NAGOYA@env.go.jp

④藤前活動センター 夏休み!干潟観察会

【8月26日(日)夏休み!干潟観察会~アナジャコを探そう!~】

 干潟にふかーい穴を掘るアナジャコ。

 干潟に入って、みんなで探してみよう!夏休みの自由研究にも!

 日 時:平成30年8月26日(日) 11:00~14:00

 場 所:藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)

対 象:幼児~大人

 参加費:おとな200円、小中学生100円、幼児無料

 定 員:20名(先着順)

 申込受付:8月12日より申込受付

 申込・問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

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2018年08月08日市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
石川県白山市白峰にある白山自然保護官事務所で、一昨日、今年初めてツクツクボウシの声を聞きました。小学生の頃はツクツクボウシが鳴き始めると夏休みの宿題に取りかからないとと焦ったものでした。懐かしい。

さて、小学生は夏休みまっただ中ですが、この夏、市ノ瀬ビジターセンターでは白山の動物を紹介する「白山にくらす動物たち展」を開催中です。
(夏空と市ノ瀬ビジターセンター)

白山国立公園は、豊かな自然が残り、多くの野生鳥獣が生息しています。特に広大な生活場所を必要とするイヌワシやツキノワグマなど大型鳥獣の重要な生息地になっています。このため白山は国指定鳥獣保護区にも指定されています。

こんな白山にくらす動物たちと、国指定白山鳥獣保護区について少しでも多くの方に知っていただきたいと思い、今回、福井県自然保護センターと石川県白山自然保護センターと共催で「白山にくらす動物たち」展を開催することになりました。8月22日(水)まで開催予定です!

(館内に入るとツキノワグマさんがお出迎え。触ると手が真っ黒になるので、触れるの厳禁です!!!)

会場である市ノ瀬ビジターセンターの1階(下の階)には、総勢13匹の動物たちが福井県自然保護センターと石川県白山自然保護センターから出張してきてくれました!


(出張してくれた動物たち!)

出張してくれたのは、どれも白山にいる動物ばかりです。
ふだん山で会うのが難しい動物たちについて、写真では伝わらない毛の質感や大きさなどを感じていただければと思います。

ちなみにお触りはダメですよ。
「触りたいっ!!」という方は、館内の階段踊り場に毛皮に触れられる展示コーナーがあるので、そちらで存分にツキノワグマやテンなどの毛の手触りをお楽しみください。

(毛皮に触れるコーナー)

また、会場には実物大の足跡スタンプもご用意しました!手作りです。

(実物大の足跡スタンプコーナー)
なお、私が作ったスタンプと、手伝ってつくってもらったスタンプとでは緻密さが違うので(もちろん私が作ったものの方が荒い・・・)、誰でも見分けられることでしょう。が、そこはご愛敬ということでご容赦くださいませ。


さあ、この夏は市ノ瀬ビジターセンターへ、ぜひ遊びにきてください♪♪♪



** 白山にくらす動物たち展 概要 *******************
開催期間:2018.8.7 火 -8.22 水
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1)
開館時間:午前8時45分~午後5時
休館日 :開館期間中は毎日開館
観覧料 :無料 (入館無料)

共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
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