中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
2件の記事があります。
こんにちは 鈴木です。
一月前になりますが、白山室堂周辺の巡視を行ってきました!
白山に上るのは実は3年ぶりで、懐かしい気持ちで行ってきました。
今回は砂防新道を通って室堂を目指しました。
室堂の少し下にある弥陀ヶ原は、当日は一面雪に覆われ真っ白い状態でした(現在は下道を通行できます)。
ここで驚いたのが、雪の上にカメムシやハチなどの昆虫が沢山落ちていたことです。
ここにいた昆虫たちはもともと高山帯にいたものではなく
低山や亜高山帯に生息していたものが上昇気流によって運ばれ、雪に冷やされ、
身動きできなくなったものと思われます。天然のトラップのようで感心してしまいました。
意外なところで昆虫が沢山見られて満足です!
室堂
当日は夏山開き前だったため登山客はあまりいませんでした。
室堂に到着した後に大汝峰まで巡視を行いました。
帰りは観光新道を通って下山しました。
砂防新道とはまた違う景色を楽しむことができました。
3年ぶりに登る白山はなんだか懐かしくあり、新しい発見が沢山で新鮮でもありました。
先日7/1には夏山開きが行われ、本格的な登山シーズンが始まりました。
これから様々な高山植物が開花していきます。
皆さんもぜひ登ってみてはいかがでしょうか?
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こんにちは。 突然ですが、みなさんはニホンジカって見たことありますか? こんな動物です。↓↓↓ (ニホンジカ メス冬毛。※山梨県で撮影) そう、奈良公園にたくさんいるあの動物です。 大きさは1.5m前後、オスにだけ角があって毎年生えかわります。 よくニホンカモシカと間違えられますが、違う種類の動物です。ちなみにこちらがニホンカモシカ。↓↓↓(ニホンカモシカ) 今、ニホンジカ(一枚目の写真)は全国的に増加しています。 黒くて大きな瞳が魅力的なかわいらしい動物ですが、侮ってはいけません。 ニホンジカは食欲旺盛なうえ、群れで行動し、気に入った場所には長くとどまるという習性があります。このため、居ついてしまうとその場所の植物がごっそりなくなってしまうことがあります。 増えすぎたニホンジカによって樹皮が剥がされて木々が枯れたり、高山帯のお花畑の高山植物が食べ尽くされたり、生態系のバランスが崩れてしまうような困ったことが起きている地域もあります。 白山では深刻な影響はまだ確認されていませんが、周辺の地域ではニホンジカが増加し、白山の標高の高いところでもニホンジカが目撃されるなど、心配なところがあります。 このため、環境省では白山のニホンジカ生息状況を平成25年から毎年継続して調査しており、先日もニホンジカの生息状況調査用の自動撮影カメラ設置作業が行われました。 (自動撮影カメラ設置の様子。6月20日撮影) ここは白山国立公園の福井県側にある場所ですが、カメラ周辺ではニホンジカのものと思われるフンや食痕などが複数確認されました。 ニホンジカの進出が心配される白山国立公園では、地域の皆さんや来訪者の皆さんからも目撃情報を募集しています。 ビジターセンター等でチラシを配布していますので、ご協力いただければ幸いです。 (配布しているチラシ。クリックすると大きな画像が見られます。) ニホンジカ目撃情報募集について、詳しくはコチラもご覧ください。**【 マイカー規制について 】********************** 7月1日(土)からマイカー規制が始まります! 白山の登山口「別当出合」への道路は、利用者が集中する夏期にマイカー規制を行っています。 マイカー規制期間中は市ノ瀬にマイカーを駐車し、シャトルバスに乗換えて別当出合に向かうことになりますので、ご注意ください。 詳細は石川県ホームページ「 白山国立公園 平成29年度 白山登山ピーク時の交通規制 パーク・アンド・ライドによるマイカー規制」をご確認ください。 ************************************ **【 登山届について 】************************* 白山は火山です。 いざという時に備えて、登山届けを出しましょう♪ ■ 岐阜県 平成28年12月から登山届けの提出が義務づけられています。 詳細は 岐阜県ホームページ「岐阜県北アルプス地区及び活火山地区における山岳遭難の防止に関する条例」をご確認ください。 ■ 石川県 平成29年7月から登山届けの提出が義務づけられます。 詳細は 石川県ホームページ「石川県白山における火山災害による遭難の防止に関する条例が公布されました」をご確認ください。 ************************************
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
こんにちは 鈴木です。
一月前になりますが、白山室堂周辺の巡視を行ってきました!
白山に上るのは実は3年ぶりで、懐かしい気持ちで行ってきました。
今回は砂防新道を通って室堂を目指しました。
室堂の少し下にある弥陀ヶ原は、当日は一面雪に覆われ真っ白い状態でした(現在は下道を通行できます)。
ここで驚いたのが、雪の上にカメムシやハチなどの昆虫が沢山落ちていたことです。
ここにいた昆虫たちはもともと高山帯にいたものではなく
低山や亜高山帯に生息していたものが上昇気流によって運ばれ、雪に冷やされ、
身動きできなくなったものと思われます。天然のトラップのようで感心してしまいました。
意外なところで昆虫が沢山見られて満足です!
室堂
当日は夏山開き前だったため登山客はあまりいませんでした。
室堂に到着した後に大汝峰まで巡視を行いました。
帰りは観光新道を通って下山しました。
砂防新道とはまた違う景色を楽しむことができました。
3年ぶりに登る白山はなんだか懐かしくあり、新しい発見が沢山で新鮮でもありました。
先日7/1には夏山開きが行われ、本格的な登山シーズンが始まりました。
これから様々な高山植物が開花していきます。
皆さんもぜひ登ってみてはいかがでしょうか?