中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
栂池自然園(長野県北安曇郡小谷村)は中部山岳国立公園内にあり、標高1900mから2000mに広がる高層湿原です。ミズバショウが盛期を迎えています。この写真は自然園の入口付近です。
また、自然園の奥の展望湿原まで歩くと、白馬大雪渓や白馬三山などの山並みを間近に望むことができます。
当日は雲があったので山並みは見えませんでしたが、白馬大雪渓を見ることができました。中央の雪のある大きな谷がそれです。
自然園では毎年この時期に日本一遅咲きのミズバショウと銘打って「水ばしょうまつり」が行われます。自然園入口まではゴンドラとロープウエイを乗り継いで行くことができます。雄大な山並みと高所ならではの自然を楽しみにお出でください。園内の歩道にはまだ雪の残っている所があるので、お気を付けください。
<雪解けの早い尾根ではイワカガミが咲いていました>
さて、栂池自然園を訪れた目的はニホンジカの情報収集です。ここでは6月上旬に目撃されました。
中部山岳国立公園では、最近、亜高山帯でニホンジカが目撃されるようになってきました。
ニホンジカへの対策を立てるために、環境省、中部森林管理局、関係各県市町村、山小屋などが連携して、目撃情報を収集しています。
国立公園を利用される皆様からの情報も重要です。ニホンジカの目撃情報をお寄せください。お願いいたします。
環境省松本自然環境事務所 電話0263-94-2024
環境省長野自然環境事務所 電話026-231-6570
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