中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
先日の日記の最後で、ちょろっとお伝えした22世紀奈佐の浜プロジェクトのひとつです。
だんだんと具体的な活動が始まってきています!
【奈佐の浜(第3種特別地域)】
参加者は、伊勢湾流域の愛知県、岐阜県、三重県で活躍する環境団体が中心です。
当日のお天気が心配されていた中、「たとえ雨が降っても!」と地元の方を含め270名を超す方々が参加されました。
【はるばる遠方からたくさんの方々が参加。】
三重県における伊勢湾の漂着ごみが年間約7,800tあるうち、鳥羽市は約5000tと半分以上を占めています。そのうち答志島には、約3000tが流れ着いており、その量がいかに多いのかが分かります。
当日は普段に比べるとごみの量は少なかったようですが、それでもペットボトルや釣り具、壊れた漁具など多くのごみが回収されました。
海岸清掃は1時間ほど行われました。】
みなさんの力でこれだけきれいになった浜も、時が経てばまた新たなごみが流れ着きます。漂着ごみの問題は、流れ着いた地域でゴミ拾いをするだけでは解決しません。
そんな中、伊勢湾流域の多様な団体がこれだけ結束して問題に取り組めているのは、本当にすごい!と思っています。以前、参加団体の方々とお話させていただきましたが、みなさんそれぞれとっても熱い想いをもって今回のプロジェクトに取り組んでいらっしゃいます。今後は、一般の方々を対象としたイベントも計画していくとのことでした。
私もすこしでも力になれるよう、今後の活動には積極的に参加していきたいと思っています!
【清掃の後は、交流会と勉強会が開かれました。】
~~特別展示も実施中!!~~
今回の取り組みについては、横山ビジターセンターでの特別展示「答志島の漂着ごみをなくそう!」でもご紹介しています。
答志島の自然、漂着ごみの現状、私たちにできることについて、分かりやすく解説しています。
みなさん、ぜひご覧ください!