中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
眠い目をこすりながら日記を記載しています。
何故かというと、朝早くから岐阜側の白山スーパー林道部分開通式に早朝から出発したためです。
白山スーパー林道の入口に着くと、既に車の列がありました。
安全祈願の神事や祝辞の挨拶が行われ、開通のテープカットが盛大に行われました。
なんと今年から、ゲート先着3名様まで認定書が配られていました。
そして更には、先着で特産物の提供もありました。
【高校生が作成したそうです】
※岐阜県側は蓮如茶屋までの開通です。
【蓮如茶屋も大分雪が解けました】
さて場所は変わり、スーパー林道の石川県側でも同日に開通式があり、瀬川自然保護官が出席しました。
石川県側もかなりの盛況だったようで、一番乗りの方には認定証と特産物が渡されたそうです。
※石川県側は三方岩岳までの開通です。
【一番手の車。やっぱ輝いていますね。功績も車体も。】
全線開通は6月中旬の予定だそうです。
(参考に、昨年は6月16日に全線開通しています)
僕の住んでいる白山市と白山スーパー林道の岐阜県側の入口である白川村は、白山を挟んで真逆になります。開通前はいったん金沢まで北に出てから南に下らないと行けませんが、開通したら大幅な時間短縮になるだけでなく、さらに雄大な自然を眺めながら国立公園内の巡視ももれなくできてしまいます。
(白山スーパー林道は白山国立公園の中になります。知ってました?)
1時間行程が短縮されてより長く眠れるというおまけもついてきて、とてもありがたいですね。
開通してからはよく通らせてもらいますが、通るたびに、よくこんなところに道をつけられたな・・と思います。
開通には多くの方の努力と夢が詰まっていただろうと思います。
今年は白山国立公園の指定50周年ですが、白山スーパー林道も開通35周年だそうです。
造成してくれた当時の方々、維持管理してくれている関係者の方々に感謝をしながら利用したいと思います。