中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
参加者は16名(男女各8名)で、年齢は8歳から70歳までと幅広い年代の方が参加されました。中には何年も続けて参加いただいている方もおられます。
この観察会は、「冬から春の装いへと変わりつつある自然の息吹」を参加者に感じてもらいたいと思って行っています。ゴールデンウィークになっても、まだ雪があり、雪上を歩けるのは、当地ならではだと思います。
今年は残雪が多く、1メートル以上ありました。また、雪がちらつく時がありました。
<長池を望む、参加者が立っている場所は、夏には湿原となり立ち入れない>
講師は信州大学の井田秀行准教授にお願いしました。先生は会場の志賀自然教育園の施設長をされていて、先生の面白くて楽しい話もこの観察会の魅力の一つです。
<講師の解説を聞く。内容を覚えてもらうより、そうなのか面白いという気持ちをもってもらいたい>
こんなものも見ることができました。木の実でしょうか? 誰かがチョコレートをこぼしたのでしょうか?
形と大きさはどんぐりくらいで、色はこげ茶色。
面白い形になっています。
<カモシカのフンです。雪形(ゆきがた)ならぬ糞形、私には人が跳ねているように見えます>
雪上自然観察会は毎年4月29日に行う恒例の行事です。来年も行う予定ですので、ぜひお越しください。