国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋
285件の記事があります。
2018年07月05日レンジャー写真展2018終了しました
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは!
アクティブレンジャーの山﨑です。
毎日、蒸し暑い日が続いていますね。藤前では、7月に入ってから、セミの声が聞こえ始めました!
「夏」って感じですね。
さて、6月1日より碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館で開催して
おりました、「レンジャー写真展2018」も7月1日で終了いたしました。
水族館入り口すぐのスロープ部分をお借りし、たくさんの方々に見ていただけ
たと思います。
また、6月24日(日)には、1日ワークショップとして、「藤前干潟の
生き物のちぎり絵づくり」と「レンジャー服を着て写真を撮ろう」
を開催し、およそ、100名近くの親子連れに楽しんでいただきました。
初めて藤前干潟を知っていただいた方、興味をお持ちいただいた方、また、
一度、行ってみたいと思っておられる方、是非、藤前干潟に遊びに来て下さい。
・・・・・藤前干潟、施設のご案内・・・・・
藤前干潟には、稲永ビジターセンターと藤前活動センターがあります。
両施設では、藤前干潟のごみ問題なども勉強出来ます。
また、干潟の生き物、トビハゼやカニ類、ウナギなど、普段はなかなか
見ることの出来ない生き物も展示しています。
稲永ビジターセンターのトビハゼ(タイミングがよければ、おなかが見えるよ!)
稲永ビジターセンターのアシハラガニ。(約10cm、足を広げるともっと大きい)
藤前活動センターのトビハゼ(とっても大きくて元気にぴょんぴょん動くよ!)
藤前活動センターのウナギ。(筒の中に隠れているので、探してね!)
また、観察会などに参加していただくと、干潟に入ることも出来ます。
子どもさんとご一緒に、お父さま、お母さまも楽しんでいただけると
思います。干潟の泥の感触は独特ですよ!!
藤前干潟で、お待ちしております。
●今後、藤前干潟で実施されるイベント
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□□ 夏休みは藤前干潟へ行こう! □□
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【 干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器作り~ 】
日 時:平成30年8月8日(水) 10:00 - 12:00
場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
講 師:本多"taco-bow"正典氏(パーカッショニスト)
定 員:20名
申込み:締切 7月31日(火)
FAX :052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【 ひがたにくるトリ、どんなトリ? 】
日 時:平成30年8月23日(木) 10:00 - 12:00
場 所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター(どちらも:名古屋市港区野跡4-11-2)
講 師:Cha Chatto氏(ハンドメイド作家)
定 員:20名
申込み:締切 8月15日(水)
FAX :052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
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2018年06月27日モニタリング調査とレンジャー写真展1DAYワークショップのこと!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵
みなさま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
藤前干潟のある愛知県では、ずいぶん蒸し暑くなってきました。
体調を崩しやすい季節ですが、皆さまはいかがでしょうか。
今日は、名古屋自然保護官事務所のARが毎月実施している干潟の底生生物モニタリング調査についてご紹介しようと思います。
私たちARが実施している底生生物モニタリング調査は、これからの季節、ちょーっと暑くて大変なのですが干潟の生き物とじっくり向き合える楽しい時間でもあります。
<調査を実施している干潟>
このモニタリング調査は、毎月、大潮の前後に1回、稲永ビジターセンターから歩いて10分から15分程度のところにある小さな干潟で行っています。
この干潟は小さいながらも、水辺に泥干潟、そこから陸にかけて砂泥干潟に変化し、陸域にかけてヨシ原になるという、段階的に様々な環境が見られる多様性の高い干潟です。この干潟の底生生物を定期的にモニタリングすることで、藤前干潟に起きている様々な変化、例えば季節変化や経年的な変化、天候などによる影響などを把握しよう、と言うわけです。
<6月13日(水):調査の様子と調査で見られた生きもの>
この調査では、細かく正確に同定するといった本格的な調査をしていませんが、それでも、ゴカイ類が増えてきた、ソトオリガイが減って来た等のざっくりとした大きな変化は見えてきます。
また、私のように、大学などで生きものを専攻していたわけではないARにとっては、藤前干潟にどんな生きものがいるのか、干潟とは一体どんな自然環境なのか、ということを知る上で、とても貴重な時間となっています。
散歩の途中やたまたま藤前干潟に来たよと言う方が声をかけてくださることがあります。お話の中で昔の藤前干潟の様子をうかがったり、また逆に私たちの調査で見つかった小さな小さな巻き貝(カワザンショウ類など)を見せたり、といった交流もまた楽しく勉強になります。
もし藤前干潟にお越しの際に、レンジャー服の二人がごそごそと干潟の脇で何かをやっているのを見かけられた場合には、ぜひ声をかけてくださいね。
さて、話は変わりますが、先日、6月24日(日)には中部地方環境事務所のレンジャー写真展(碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館で開催中)の1DAYイベントを実施しました!
<会場の受付>
藤前干潟の生きものちぎり絵をやったのですが、3才から小学生まで多くの子供たちがちぎり絵を楽しんでくれました。
<とってもきれいなちぎり絵を作成しました!>
当日は、ワークショップが開始するといち早く、碧南海浜水族館・碧南市海の科学館さんのFACEBOOK(https://www.facebook.com/hekinansuizokukan)でも紹介されました。
6月24日の記事をぜひごらんください。
このワークショップを通じて藤前干潟のことを知ったという方も多くおりましたが、ぜひ藤前干潟にも遊びに来てほしいと思います。
レンジャー写真展は今週末(7/1)まで実施していますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
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□□ 環境省レンジャー写真展 □□
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【碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館】
日 時:平成30年6月1日(金)~7月1日(日)09:00 - 17:00
住 所:愛知県碧南市浜町2番地3
入場料:無料
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)
主 催:環境省中部地方環境事務所
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●今後、藤前干潟で実施されるイベント
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□□ 夏休みは藤前干潟へ行こう! □□
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【 干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器作り~ 】
日 時:平成30年8月8日(水) 10:00 - 12:00
場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
講 師:本多"taco-bow"正典氏(パーカッショニスト)
定 員:20名
申込み:締切 7月31日(火)
FAX :052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【 ひがたにくるトリ、どんなトリ? 】
日 時:平成30年8月23日(木) 10:00 - 12:00
場 所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター(どちらも:名古屋市港区野跡4-11-2)
講 師:Cha Chatto氏(ハンドメイド作家)
定 員:20名
申込み:締切 8月15日(水)
FAX :052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
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2018年06月15日藤前干潟で満喫しています!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは!
アクティブレンジャーの山﨑です。
今回は、初心者ならではの失敗談や写真をアップしたいと思います。
アクティブレンジャーとなり、はや2ヶ月が経ちました。
藤前干潟で、たくさんの生き物に出会っています。
が、なかなか上手く写真を撮ることが出来ません。
5月下旬から渡り鳥も飛去し、シャッターチャンスを逃してしまう中、
少しだけ、撮影できた生き物をご紹介したいと思います。
5月初旬に撮影したキアシシギ。ゆっくりお休みのところを
撮影。でも。 気づかれた?!?!
こちらは5月下旬に撮影したコチドリ。餌を探しているところを
撮影。でも。 気づかれた!?!?
こちらも5月下旬に撮影したササゴイ。実はとても見たいと思っていた鳥で、
なぜなら、すらっとした鳥とは違い、少し不細工なところが魅力的だからです。
なので、初心者の私には、すぐに発見出来ました!
発見した時は、興奮と撮影したいっ!という焦りで必死です。
餌の魚を探すゴイサギ。 発見した様子。
焦点を絞って体が前のめりになっています
(撮影している私もそうなっていました・・・) 見事に魚をゲット!でも私の撮影はピンボケ・・・
ショックです
最後は近づき過ぎて飛び去ってしまいました。ごめんなさい。
慌てず、じっと待つことがポイントですね!
透明人間になって、近くまで行って、ばっちり撮影を撮りたーい、と思う私でした。
では、イベントのお知らせをいたします。
碧南海浜水族館でレンジャー写真展を開催中! 6/24(日)には、ワークショップ開催します!
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□□ 環境省レンジャー写真展 開催のご案内 □□
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国指定藤前干潟鳥獣保護区、白山国立公園、伊勢志摩国立公園、で
働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が目に
する美しい自然を写真で紹介します。
【碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館】
日 時:平成30年6月1日(金)~7月1日(日)09:00 - 17:00
住 所:愛知県碧南市浜町2番地3
入場料:無料
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)
主 催:環境省中部地方環境事務所
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□□ 環境省レンジャー写真展 関連イベント □□
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【レンジャー来館!ワークショップ】
レンジャー写真展の期間中に、レンジャーが会場にやってきます!
また、会場では、藤前干潟の生き物のちぎり絵ワークショップも予定しています。
日 時:平成30年6月24日(日)
1回目:11:00~12:00、2回目:13:30~14:30
場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館(愛知県碧南市浜町2番地3)
対 象:一般(幼児~大人)
参加費:無料
問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
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2018年06月04日始まりました!レンジャー写真展2018「中部の自然」in碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
私たち名古屋自然保護官事務所には、AR有志が代々育て受け継いできた鈴虫たちがいます。
5月末、今年の子供達が一斉に孵化して、今や小さな水槽内は子鈴虫で一杯に・・・
これを見ると、あぁ、夏もすぐそこだなぁと思います。
リーン、リーンと美しい声を聞かせてくれるのは、ほんの短い期間ですが、あの声を楽しみに、エサやりの日々が始まります。。。
<6月4日:今日の鈴虫水槽>
さて、先日お知らせしていたレンジャー写真展2018。
いよいよ碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館で始まりました!
この施設は、水族館エリア(有料)と科学館エリア(無料)があり、1日楽しむことが出来る場所です。今回は、ロビーから科学館エリアのほうへあがっていくスロープの壁面で展示させていただくことになりました。
斜めの場所に展示するのは始めてで、戸惑うことばかりでしたが、職員さん達がいろいろアドバイスをくださり、お手伝いまでしていただき、なんとか無事に展示することが出来ました!
職員の皆さま、本当にありがとうございました!
「中部の自然」と題したこの写真展では、藤前干潟の風景や生きものはもとより、白山国立公園、伊勢志摩国立公園の美しく生命力にあふれた写真が並びます。
これをきっかけに、藤前干潟にも興味を持っていただけると嬉しいです!
また、会場にはアンケートボックスも設置しています。
写真展の感想やこの写真が良かったよ!などなど、ご意見をいただけると、各保護官事務所に勤務するレンジャー、アクティブ・レンジャーも励みになりますので、ぜひご来場の方はアンケートにもご協力ください!
<写真左:会場設営の様子。施設の職員さんも手伝ってくれました!、写真右:写真展の様子。写真の他に藤前干潟のパネルも展示しました!>
そして、なんと、碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館では、1DAYイベントも実施しますよ!
詳しくは、下記の情報をご確認ください!
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□□ 環境省レンジャー写真展 1DAYイベント! □□
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【レンジャー来館!藤前干潟の生きものちぎり絵ワークショップ】
レンジャー写真展の期間中に、レンジャーが会場にやってきます!一緒に藤前干潟の生き物のちぎり絵を作りましょう!
日 時:平成30年6月24日(日)
1回目:11:00~12:00、2回目:13:30~14:30
場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館
(愛知県碧南市浜町2番地3)
http://www.city.hekinan.aichi.jp/aquarium/
対 象:一般(幼児~大人)
参加費:無料
問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL 052-389-2877)
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2018年05月28日春の藤前干潟クリーン大作戦
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
5月は寒い日や、真夏日のような暑い日もあり気温差が激しい1ヶ月でした。
さて、そんな中、5月26日(土)には、曇りという清掃活動をするにはとても良い天候に恵まれ、
「18春の藤前干潟クリーン大作戦」が実施されました。1634名もの方々に参加していただき、
収集したゴミの量は1704袋にも及びました。
こちらは、マイクロプラスチック(小さなプラスチックのことです) になってしまう
ゴミです。発泡スチロール、プラスチックの破片、ペットボトルのふたなどです。
ゴミは小さくなればなるほど、生き物は餌と間違えて食べてしまいます。そして、
命を失うこともあるのです。
左側の写真は、クロベンケイガニです。周りにはプラスチックの破片、そして、カニの目の辺りには、
すでにゴミがくっついています。
右側の写真は、チゴガニです。近くにはペットボトルが捨てられていました。比べていただくと、
とても小さいカニであるかが、分かっていただけると思います。はさみを振り上げるのは繁殖期に見られる行動で、必死に小さな命を繋いでいる姿です。
1人1人がこの小さな命を守るために、取り組めることを考えて、今回のような清掃活動を通して
ゴミを捨てない、きちんと分別をするなど、1つでもいいので、自分に出来ることを始めていただけると
嬉しいです。
2018年05月18日【お知らせ】藤前干潟で清掃活動&干潟観察会・ヨシ植栽実験!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
一気に暑くなりましたね。湿度が高くて、夏が来るなぁ!という感じです。
<5月16日:ヨシ原の中を歩き回るクロベンケイガニ>
本日は、お知らせを一つ。
来週の土曜日、藤前干潟ではたくさんの人が集まる清掃活動「'18春の藤前干潟クリーン大作戦」が行われます!
藤前干潟ってそんなにごみが多いの?と思われますか?
もしそう思われた方は、ぜひ、このイベントにご参加ください。
藤前干潟は、川の河口部に位置しています。そのため、上流部の市町村からごみが流れ着きます。河川の両岸にはヨシ原があり、また、干潟付近では地盤も緩やかになってくるため、藤前干潟はごみが溜まりやすい環境でもあるのです。
もう一つは、海。潮汐という寄せては返す大きな動きに運ばれて、海からもごみがやって来ます。
<5月16日:大量に流れ着いた漂着物の中で餌をとるチュウシャクシギ>
自然ごみに混ざって、ビニールなどのごみが見えるでしょうか。
数日前に降った雨で河川水が増水し、流木などの自然ごみと一緒に流れ着いてきました。
こうしたごみのことを「漂着ごみ」と言いますが、これらの漂着ごみで干潟の表面が覆われてしまうと、鳥たちは餌をとることが困難となるばかりか、流れ着いたごみでケガをすることもあります。
また、干潟で生活するカニなどの小さな生きものたちも餌を探すことが困難になったり、小さく壊れたプラスチックを餌と間違えて食べてしまったり、巣穴を破壊されていまったり、ということが起こります。
<2017年度の様子 (左)地元の清掃活動風景、(右)干潟観察会風景>
人間が出したごみは、人間にしか拾うことは出来ない、と言うわけで、藤前干潟では毎年、毎年、春と秋にボランティアによる清掃活動が行われているのです。
さて、長々とごみについて語ってしまいましたが、先ほどお伝えしましたように、来週の土曜日、藤前干潟で清掃活動が行われます!
その後には、清掃活動の参加者限定の干潟の観察会(名古屋ROのメンバーが講師です)、ヨシの植栽実験も予定されています。この干潟観察とヨシの植栽は、希望者のみとなりますので、実行委員会のHPに係れているお知らせを良く読んで、申し込んでくださいね。
● '18 春の藤前干潟クリーン大作戦
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日 時 :平成30年5月26日(土)
場所・受付時間:藤前会場・午前9時半~
中提会場・午前9時~
申 込 :清掃活動・不要
観察会or実験・必要
※詳しい問合せなどの詳細は、クリーン大作戦実行委員会のHP(https://cleanupfujimae.jimdo.com/)内にあるチラシをご確認ください。
清掃活動後の干潟観察会は、普段は入ることが出来ない干潟に特別に入ります。この機会に、ぜひ清掃活動と干潟観察にお越しください。
皆さまにお会いできることを楽しみにしています!
2018年05月16日藤前干潟のシーズンがやって来ました!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
みなさま、藤前干潟からこんにちは。
ご無沙汰しておりましたが、アクティブ・レンジャーの西部です。
4月に入ってからバタバタしており、なかなかAR日記を書けなかったのですが、
そんな中でも、巡視の際には写真をパチパチと撮影しておりましたので、藤前干潟の近況をお伝えしたいと思います!
名古屋自然保護官事務所からのお知らせもありますので、チェックしてくださいね!
<5月16日 オオヨシキリ:この場所がお気に入りなのか、何度もとまってアピールしていました>
<5月16日 アシハラガニ:まだ小さなアシハラガニを発見!>
4月から5月の藤前干潟は、春の渡り鳥飛来シーズンで干潟がにぎやかになるのと同時に、土の中でじっとしていた生きものたちも起き出してきて、いろんなところで生きものの息吹を感じる季節でもあります。
4月の中頃、新しく着任した山﨑ARに巡視をかねて藤前干潟鳥獣保護区を紹介して周っていたところ、動き始めたトビハゼにも遭遇。しばらく観察していると、リラックスしている雰囲気だったのに突然、気配を察したのか巣の中へダイブっ!
トビハゼのジャンプ力ってほんとにすごい!と感動しました。
<4月18日 トビハゼ:リラックスムード(左)、、、からの、ジャ~ンプっ(右)>
生きもの達を観察するのはとても楽しいですね。
時間を忘れて見入ってしまいます。
これからの季節は熱中症も心配になる季節ですから、もしも屋外で生きもの観察をされる方は、十分な準備をしてお出かけくださいね。
ちょっと暑いのは・・・と言う方は、ぜひ、藤前活動センター、稲永ビジターセンターへ!
両センターには、生きもの水槽の展示もありますし、センタースタッフの解説も聞けますよ。
藤前活動センターでは、ただいま、写真家の戸塚学氏による写真展も開催中です。
私の個人的なイチオシは、藤前活動センター外にある舟水槽!
観察会などで採取した生きものの一部をこちらに入れて、干潟観察会などに参加できない方にも知ってもらえるよう展示してあります。
<戸塚氏写真展会場> <外には気持ちの良い園地>
<私のイチオシ!舟水槽!>
●そのほか、藤前干潟からのお知らせ
1.環境省レンジャー写真展2018 中部の自然
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伊勢志摩国立公園、白山国立公園、国指定藤前干潟鳥獣保護区で 働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が、日々仕事の中で目にする美しい自然を写真で紹介します。
日 時:平成30年6月1日(金)-7月1日(日)
場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館 1階スロープ(愛知県碧南市浜町2番地3)
入場料:無料
問合せ:環境省 名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
2.環境省レンジャー写真展2018 レンジャー来場日のお知らせ!
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レンジャー写真展開催期間中の1日だけですが、レンジャーが来場します!
この日には、藤前干潟の生きものちぎり絵ワークショップも実施しますよ。
日 時:平成30年6月24日(日)
1回目:11:00~12:00、2回目:13:30~14:30
場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館(愛知県碧南市浜町2番地3)
対 象:一般(幼児~大人)
参加費:無料
3.藤前干潟ふれあい事業
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毎年、藤前干潟ふれあい事業実行委員会(事務局:名古屋市)が実施している藤前干潟ふれあい事業では、年間を通して、藤前干潟はもちろんのこと、干潟に関わる文化や歴史など、様々なテーマの学びがあります。
我々名古屋自然保護官事務所は、3回、講座を担当します!
ぜひ、今年も皆さま、ご参加ください。
藤前干潟ふれあい事業のHP:http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000088964.html
藤前干潟で、皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
2018年05月01日初めまして!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 管理者(名古屋自然保護官)
4月より、名古屋自然保護官事務所のアクティブレンジャーとなりました山﨑と申します。
私は自然豊かな田舎で育ちました。子どもの頃は自然の中で遊ぶのが大好きでしたが、いつしか自然から遠ざかった日々を過ごしていました。ここに来て驚いたことは、都会の真ん中に藤前干潟という、すばらしい湿地があるということ、そして私の実家の珊瑚礁がラムサール条約に登録されているということを知らないという自分にも驚きました。
この仕事について、再び自然に目を向けるようになりました。そして、自然保護のために、日々、活動している方々がたくさんいることにも感心いたしました。
水の中から目だけが出ているヤマトオサガニとトビハゼ。隠れているつもり・・・?
動物や生き物が好きで、と言ってもテレビで見る程度なのですが、藤前干潟で生き物の行動等を観察していると、時の経つのも忘れて見入ってしまいそうになります。
目の周りが黄色いアイリングを持つ、コチドリ。首を傾けるしぐさがとってもかわいいです。
まだまだ、勉強中ですが、生き物のおもしろい所や、意外な一面、たくさんの写真(上手く撮れるようになればですが)等々、アクティブレンジャーを通して、少しでも多くのみなさまに、藤前干潟のすばらしさや楽しさを感じていただけるように、また、藤前干潟の現実にも目を向けていただけるような記事や写真をご紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2018年03月28日藤前干潟に感謝!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 吉塚藍
あちらこちらで桜が開花!春を迎えた藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの吉塚です。
(藤前干潟に時々現れるスナメリに先月2月出会うことができました!手前の1頭がちょうど水を吹いてます。)
突然ですが私、吉塚はこの3月で藤前干潟を離れることとなりました。
とても残念ですが、今まで本当にありがとうございました。
藤前干潟を通して、多くの人に出会うことができ、皆様方からは、今まで知らなかったことをたくさん教えて頂き、経験させて頂きました。
また干潟を通して、これまで知らなかった生き物にもたくさん出会いました。
特に干潟の泥の中に棲む小さな生き物たちの存在は知っているつもりでも、業務を通じて実際に自分の目で見ることができ、強い実感に変わっていきました。
藤前干潟は野鳥観察のスポットとしても有名ですが、野鳥について全く知識がなく、干潟という場所に、たくさんの鳥たちがやってくることに驚きました。
鳥たちがやってくる理由の一つは、干潟の泥の中に棲むゴカイやヨコエビやカニ、魚などの生き物を餌にするためで、干潟という場所では、盛んに食べたり、食べられたりという食物連鎖の様子をとても身近に見ることができます。
生き物たちが他の生き物たちに支えられて生きているのと同様に、私たち人間も多くの生き物たちに支えられていきていることを、実感することができました。
特に山や川から運ばれてくる水が海へ流れる前に、干潟に棲む生き物たちが水の中に含まれる有機物を食べて、水を綺麗にしてくれているということを知り、干潟という環境があることの大切さを実感しました。
これからも藤前干潟があり続けて欲しいと思うと共に、藤前干潟が抱える漂着ごみの問題から、社会全体のごみを始めとした環境問題に対して、何かできることを取り組んでいきたいと思います。
(昨年秋に撮影。ヨシ原の中を隠れ家にするクロベンケイガニ。周りにはペットボトルを始めとする漂着ごみが流れ着いています。ごみに絡まったり、または劣化で細かくなったごみを間違えて食べたりすることなどによって、たくさんの生き物たちの命が奪われています。藤前干潟だけでなく、世界中の自然環境が、今ごみによって破壊されていることを改めて知りました。)
この他にも短い間でしたが、藤前干潟から多くのことを学ばせて頂きました。
ありがとうございました。また遊びに来たいと思います。
▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶藤前干潟ホットニュース▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶
(3月20日のお昼頃に現れたコウノトリ。藤前干潟にやってくるのは、とても珍しいことでした!そのため名古屋市野鳥観察館から兵庫県立コウノトリの郷公園に報告した所、2016年6月4日に千葉県野田市より放鳥された♂「きずな」であることが分かりました。名古屋市で個体識別をできたコウノトリは今回が初だそうです。
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最後になりますが、藤前干潟の1年の様子をご紹介して締めくくりたいと思います♪
(昨年の5月にチュウシャクシギを撮影。春にはシギ・チドリなどの渡り鳥たちがたくさんやってきます。時々鳴き声も聞こえてきて、とても賑やかな雰囲気に。これからが出会えるシーズンです。)
(昨年の夏にトビハゼを撮影。夏はトビハゼやヤマトオサガニなどが活発になる時期なので、あちらこちらで可愛い姿をたくさん見ることができました。鳥はウミネコが多く、ヨシ原の中からはオオヨシキリが盛んに鳴いていました。)
(秋にハマシギの群れを撮影。秋になると、シギ・チドリなどの渡り鳥たちがたくさんやってきます。ハマシギが群れで飛んでいる姿は、「干潟の宝石」と言われるほどとても綺麗です。また秋には夕方に干潟が出ることが多くなるので、干潟と夕日を同時に撮影することもできます♪)
(昨年末にオナガガモのペアを撮影。冬にはカモってこんなに種類がいたのか!と思うほど、多くのカモたちがやってきます。寒い時期ですが、カモのしぐさって癒やされて・・・とてもあたたかい気持ちになれます。)
この他にもまだまだ魅力がたくさんありますが、この辺で。
藤前干潟を今後ともよろしくお願いします!
皆様1年間ありがとうございました。
名古屋自然保護官事務所のAR日記へのご意見・ご感想がございましたら、ぜひメールをお願い致します。
皆さま、藤前干潟から、こんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
今日は、今年の8月に藤前干潟ふれあい事業として、名古屋自然保護官事務所が実施する、「干潟を音であそぼ ~貝殻とヨシで打楽器作り」について、ご紹介しようと思います!
今年で4年目の試みとなる、干潟を音であそぼ。
貝殻とヨシで打楽器って、何を作るの??
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
というわけで、作る楽器をババーンとご紹介いたします。
<カキ殻とヨシで作る、ウィンドチャイム♪ と マラカス>
藤前干潟の護岸には、マガキがびっしりと着いているところがあります。
カキ殻の蓋になっている部分は、平らになっているので、つるした時に上手く重なって、音を鳴らすことが出来ます。
と言うわけで、河川敷に生えているヨシと拾ったカキ殻で、オール藤前産のウィンドチャイムの出来上がり!
ウィンドチャイムが早く仕上がった場合には、ペットボトルでマラカスも作ります!
自宅で余ったペットボトルを当日持って来ていただき、中にはカキ殻やヤマトシジミの殻を砕いた物を入れて、こちらも藤前産マラカスの出来上がり!
さらに時間が余っている場合には、マラカスに絵を描いて、自分流にアレンジしましょう。
これは見本で作成したウィンドチャイム。
時間をかけて凝ったものを作成することもできるので、ご自宅へ持ち帰って、アレンジしてみてくださいね!
そして、ウィンドチャイムとマラカス、作成するだけでは、もったいない!
講師としてお呼びしている本多"taco-bow"正典氏は、パーカッショニストとして活躍されているミュージシャン(tacoさんのホームページ)。
作成した楽器を使って、tacoさんと楽しくセッションしましょう!
ある日の干潟を再現した寸劇に音を載せて、干潟を音であそぶ実験です。
●講師のtacoさんとの打合せの様子を名古屋市野鳥観察館さんがブログにアップしてくれています。
楽しいイベントにしようと、みんなで真剣に打合せ中!
https://blog.goo.ne.jp/kansatukan/e/70f347efa3be005432f352354729282b
今年の夏も、藤前干潟を音であそぼ♪
まだまだ、参加募集中です!
皆さま、ぜひご参加くださいね。
申込は、下記をお読みいただき、メールまたはFAXでご連絡ください。
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□□稲永ビジターセンター 8月8日(水)干潟を音であそぼ
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日 時:平成30年8月8日(水) 10:00~12:00
場 所:稲永ビジターセンター(港区野跡4-11-2)
講 師:本多"taco-bow"正典氏
対 象:小学1~3年生(保護者同伴)
参加費:無料
定 員:20名(応募者多数の場合は抽選)
申込締切:7月31日(火)
申込・問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
※申込の際の必要事項:参加者氏名、学年、保護者氏名、連絡先住所、電話番号、メールまたはFAX番号
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●藤前干潟の今後のイベント
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□□藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」
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「エビ」のようでエビでなし
「シャコ」のようでシャコでなし
「ザリガニ」のようでザリガニでなし
こいつは、いったい何者だ?!
日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30
場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)
入館料:無料
問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)
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□□稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」
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食べ物としてみる干潟の生きものたち
日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30
場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)
入館料:無料
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
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□□稲永ビジターセンター 8月23日(木)ひがたにくるトリ、どんなトリ?
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干潟には、どんなトリがやってくるのかな?
楽しいトリのお話しと、鳥の観察をした後、
トリのミニ模型(デコイ)の色塗りをしましょう!
日 時:平成30年8月23日(木) 10:00~12:00
場 所:名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター(港区野跡4-11-2)
講 師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
対 象:小学1~3年生(保護者同伴)
参加費:無料
定 員:20名(応募者多数の場合は抽選)
申込締切:8月15日(水)
申込・問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878
メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
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□□藤前活動センター 8月26日(日)夏休み!干潟観察会
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●夏休み!干潟観察会~アナジャコを探そう!~
干潟にふかーい穴を掘るアナジャコ。
干潟に入って、みんなで探してみよう!夏休みの自由研究にも!
日 時:平成30年8月26日(日) 11:00~14:00
場 所:藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)
対 象:幼児~大人
参加費:おとな200円、小中学生100円、幼児無料
定 員:20名(先着順)
申込受付:8月12日より申込受付
申込・問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)
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