妙高戸隠連山国立公園 戸隠
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2017年07月10日古池泡だらけ
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
7月6日は黒姫山に登山者カウンターを設置してきました。
カウンターの設置場所は黒姫山麓にある古池のすぐ近く。
この時期の古池といえば・・・泡だらけの枝!
そう!モリアオガエルの卵です!
ほとんどの水辺の木に卵がついていました。
トンボも何種類も確認できました!
古池の手前にある種池でもモリアオガエルが大合唱していましたよ。
黒姫山に登るのはちょっと大変という方でも、古池までなら登山口から歩いて30分程度です。
散策にちょうど良いので、ぜひ一度足を運んでみてください!
2017年07月04日野尻湖でカヌー体験と石器作り、してみませんか?
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
3連休の最終日、7月17日(月祝)のご予定はお決まりですか?
まだ決まっていないあなた!ぜひぜひ野尻湖に遊びに来ましょう!
この日は「カヌー」や「ヨット」といった水上スポーツの体験ができるイベントを開催予定です。普段なかなか乗れることのない木のカヌーに乗ってみましょう!
過去のカヌー体験の様子です。みなさんとっても気持ちよさそうでした。
そして、今回はカヌーだけではありません。
湖に入ってエビ探しも思いっきり楽しめます!
さらにさらに・・・今回は「石器作り」もできます!!
しかも、自分で作った石器でお肉を切って、バーベキュー!?贅沢!
お申し込みとお問い合わせは「野尻湖ナウマンゾウ博物館(026-258-2090)」まで!
■イベント内容
日時 2017年7月17日(月・祝)
時間 9:00~13:00
集合 9:00@野尻湖ナウマンゾウ博物館
参加費 大人700円、子ども300円(保険代、資料代、昼食代)
申込み 野尻湖ナウマンゾウ博物館(026-258-2090)
詳細はこちらをご確認下さい↓↓
2017年06月30日花盛り雨飾
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
6月29日、今年の秋に設置する携帯トイレの仮設ブース設置場所の下見に、雨飾山へ行ってきました。
ブナ平もまだまだ春。芽吹きが始まったところなので、秋とはまた違った雰囲気がとてもきれいです。
布団菱の見えるポイント~荒菅沢までは道が崩れていて迷いやすいので、気をつけて通行しましょう。残雪があるので、アイゼンやピッケルが必要な部分もあります。
荒菅沢はまるで白馬の大雪渓かのような残雪っぷり!とってもスケールが大きいです。ここは道迷いしないように紅殻がまいてありました。
※荒菅沢には8月ぐらいまで残雪があるようです。
山頂から笹平を見ると、登山道が女性の横顔に見えます。これをいつしか奴奈川姫(翡翠のお姫様)の横顔に例えるようになりました。
ピンク、ピンク、白、黄色、紫・・・ピンク♪
登山道や笹平には春のお花が沢山咲いていました!シラネアオイはまさに見頃です♪
ぜひゆったりとした時間を小谷(おたり)村で過ごしてみて下さいね!
○小谷村観光連盟HP
2017年06月30日野尻湖ナウマンゾウ博物館、バックヤード見学会!?
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
6月28日、野尻湖ナウマンゾウ博物館の無料見学会がありました。
信濃町町民の方を対象に昼と夜の2回開催。私たちは夜の部に参加しました。
野尻湖、そして信濃町の情報発信の中心の場になる博物館を目指すべく、
まずは町民の方に博物館の中身や役割をよく知ってもらおうと開催されました。
昼夜合わせて36名の参加があり、町民の方の関心の高さがうかがえます。
案内役の近藤館長の熱量がものすごい!
なんと、このナウマンゾウとオオツノジカの配置にも秘密が・・・!!
普段の解説では行わない、博物館の展示を作ったときの裏話などもお聞きすることができました。
今回は普段一般の方が入ることのないバックヤードの見学もありました!
貴重な発掘資料が沢山収蔵されています。見えないところにも博物館の重要な役割があるんですね・・・!
リニューアルに向けて多方面で活動をしている野尻湖ナウマンゾウ博物館。
来年3月は2年に一度の発掘調査があります。どんな方でも参加できるので、是非参加してみて下さい。
ちなみに・・・信濃町の産業観光課のみなさんは、夏になるとおそろいのポロシャツを着ています。野尻湖の形とナウマンゾウのシルエットです!超かっこいい!!
夏の信濃町は野菜や果物がとっても美味しいのです。是非信濃町に遊びに来てみて下さいね♪
○信濃町観光協会HP
2017年06月26日野尻湖ナウマンゾウ博物館でレプリカ作り
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
野尻湖ナウマンゾウ博物館のリニューアル(2017年4月25日のAR日記参照)へ向けて、
6月23日(金)に博物館で化石のレプリカ作りのワークショップが行われました。
このレプリカ作りは信濃町のお店の方向けに開催されたものです。
お客さんが博物館やナウマンゾウに興味を持ってもらうきっかけとなるよう、それぞれのお店でレプリカを飾ってもらいます。
まずは、シリコン型を使って石こうの成型をします。
色つけ作業、ここが一番難しい! 本物の化石を再現するために、じっくり観察します。
みなさん休憩を忘れるほど熱中していました。普段1つの化石をこんなにじっくり見ることはないので、とっても新鮮です。
私もやってみましたが、なかなか難しいです・・・
今後もこういった取組を少しずつ増やしていき、信濃町全体を活性化できる博物館を目指していきます。
夏のイベント情報を更新しました!ぜひ博物館へも遊びに来て下さいね♪
○イベント情報はこちら
2017年06月23日ギャラリーぷらざ長野の写真展(中間報告)
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
今日、ギャラリーぷらざ長野で実施している写真展(5月31日のAR日記参照)の様子を見てきました。
写真展に来ていただいた方の感想を簡単にお聞きするべく、「シール貼るだけアンケート」を実施しています。
たまたま立ち寄っていただいた以外に、「信濃毎日新聞(通称信毎)」を見てご来場いただいた方も多い様子。信毎さんの威力は絶大です!
※信濃毎日新聞は長野県の地方紙です。長野県民の方はほとんどが信毎を読んでいます。
会場では大人気「山登りマップ」も配布しています♪
※先日、戸隠連峰の西岳でも遭難死亡事故(滑落)が発生しました。西岳は戸隠山よりもさらに難易度が高く時間もかかる山です。ご自身の体力・技術レベルなどを「しっかり見極めて」登山に臨みましょう。
写真展は7月11日(火)まで開催しているので、ぜひご来場下さい!
2017年06月21日伝統工芸「戸隠竹細工」
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
「戸隠」といえばみなさんどんなイメージをお持ちでしょうか?
おそらく最も多いのが「神社」、「蕎麦」。次に多いのが「野鳥」や「忍者」だと思います。
戸隠には「竹細工」という伝統工芸があるのをご存知ですか?
戸隠蕎麦がのっている"ざる"はまさに戸隠竹細工の代表です。
雪の多い戸隠の農閑期に冬の手仕事として受け継がれてきたものですが、
近年は職人さんの高齢化や後継者不足が問題になってきています。
どうすれば良いか頭を悩ませていたところ・・・
昨年開催したワークショップ(2017年2月7日のAR日記参照)で「竹細工の認知度を高めるための保全ツアーをやってみよう」という意見が出ました。
実際どんな内容ならできるのか?これを検証するため、6月20日(火)に戸隠中社竹細工生産組合の職人さんたちと戸隠「竹細工の森」へ下見に行ってきました。
「竹細工の森」は普段歩かない場所なのでちょっとドキドキです!
職人さんから普通の笹と竹細工の材料である「根曲がり竹(チシマザサ)」の違いを教えていただいたり・・・
その場で切り出した竹でブレスレットと指輪を作っていただきました。
一瞬でできてしまって、まさに職人技です!
お昼ご飯のおにぎりも竹細工の六つ目かごに入れるととってもオシャレ♪
今日の下見で見せていただいたアイデアを元に、保全ツアーの内容を詰めていきます。
乞うご期待★
2017年06月16日戸隠山の開山祭、そして・・・
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
本日6月19日(金)、戸隠山夏山開山祭と登山安全祈願が執り行われました。
開山祭は戸隠神社の奥社で実施されます。奥社の真裏には戸隠山がチラ見え!
奥社の社殿の近くにはまだまだニリンソウが咲いています。
そして参道にはハルゼミがいましたよ!
ここ数年、戸隠山での死亡事故は起きていなかったのですが、
蟻の塔渡りにおいて、非常に痛ましい事故が起きてしまい、昨日発見されました。
神事参加者の「戸隠山は落ちたら助からない山。」という言葉が非常に印象的です。
実際に私たちも何度か戸隠山には登っていますが、
今回事故のあった"蟻の塔渡り"は鎖がつけられないほど岩盤がもろく切り立った場所。
慎重に、慎重に行動しても事故が起きてしまうことがある場所です。
ここを渡りきったからといって安心ではありません。その先にはふらつけば危ない稜線もあります。
(2017年6月6日撮影@蟻の塔渡り)
100%安全な登山はありません。自分の体力や技術レベルをしっかり見極め、
状況によってはピークハントにこだわらず、登山計画をたて、行動しましょう。
さらに、これから暑くなる季節です。熱中症で思わぬ事故が起こることもあります。
水の準備や情報収集をはじめ、できる準備はしっかりとして登山に臨んで下さい。
登山は元気に良い思い出とともに下りてくるのが一番です。
戸隠山や高妻山の情報は「戸隠登山ガイド組合」さんのブログで掲載されていることがあります。
○戸隠登山ガイド組合さんのブログ
http://togakushiguide.blog21.fc2.com/
今回亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
2017年06月15日野尻湖畔の森を歩こう!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
今日は野尻湖と親しむプロジェクトの皆さんと「子ども未来の森」と「象の小径」を調査!
(赤い丸のあたりです!)
野尻湖はゆっくり歩くととっても気持ちの良い場所です。
訪れた皆さんにもぜひ歩いていただきたい!と思い、どんなところが歩けるのか、整備は必要かなどを、実際に歩いて考えてみました。
野尻湖が見える場所もあり、「ビュースポットとして木を切ったら良い」、「どこかわかるように看板が必要」などの意見が出ました!
今回出た意見を関係者の皆さんと協力して実現させていくのも私たちの仕事です!
天気が良かったので「緑・水・風の空間」はとっても気持ちよかったですよ~♪
ぜひ野尻湖に遊びに来て下さい!
○信州しなの町観光協会HP
7月10日、信州しなの町観光協会の呼びかけで、
「国立公園へ出かけよう!」の黒姫高原コースを実際に歩いてみました。
黒姫高原の滞在時間を長くするため、現状を把握し、よりよい整備や情報発信を行うための第一歩の取組です。
今回GPSでとった軌跡はこちら。紫色と水色、オレンジ色のルートを歩きました。
暑くてもとっても爽やかな風景が広がる黒姫高原をスタート。
標高1,030mにある望湖台。
この日はお天気がとてもよかったので、斑尾山と野尻湖がばっちり見えます!
望湖台~御鹿池までは「童話の森コース」と「御鹿池ハイキングコース」という部分を歩きます。
道中、いたる所に桑の実が!黒い実は熟していてまさに食べ頃♪
ハイキングコースはアドベンチャー感のある道から、
光がさしこむ気持ちの良い針葉樹の森まで変化に富んだ道です。
黒姫童話館~コスモプラザまでの道は、日本人がイメージする「THE田舎の夏休み」といった雰囲気。
虫取り網をもって走り回りたくなりますね(-▽-)
今回、初めてこのコースを歩く方と、黒姫高原で実際にガイドや整備をしている方と一緒に歩きました。
「一人で歩くには道がわからなくなる」「現在地がわかる看板があるといい」「歩く人のレベルに合わせた道の表示ができると良い」など、利用者目線の意見がでました。
これから観光協会を中心に、わかりやすいマップや看板を考えていく予定です。
利用者の方が安心して楽しく歩ける黒姫高原になるように、皆さんと協力していきます!
○国立公園へ出かけよう!(妙高戸隠連山国立公園のモデルコース)
http://www.env.go.jp/park/guide/myokotogakushi/recommend/index.html