国指定藤前干潟鳥獣保護区
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2020年03月13日お知らせ)藤前活動センターと稲永ビジターセンターの休館期間延長について
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは。アクティブ・レンジャーの山﨑です。
本日は、前回に引き続き、藤前干潟の施設に関するお知らせです。
現在、日本全国で新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されています。
これにともない、感染拡大防止の措置として、藤前活動センター及び稲永ビジターセンターを当面の間、一部休館とさせていただくことをお知らせしておりましたが、この休館期間を延長いたします。
利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<臨時休館のお知らせ>
●休館期間:令和2年3月2日(月)から3月31日(火)(※1)
●休館施設:
「藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)」
「稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)」
●問い合わせ先(※2)
環境省中部地方環境事務所 名古屋自然保護官事務所
(TEL 052-389-2877)
※1 休館期間は、変更になる可能性がございます。AR日記でも随時お知らせさせていただきます。
※2 藤前干潟でのイベントや講座の中止の他、他施設等も休館となっている可能性がございます。恐れ入りますが、個別のお問い合わせはイベント開催団体や施設に直接お問い合わせください。
皆さま、体調にはくれぐれもご注意ください。
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
小さな青い花
2月頃から春さきに咲くこの小さな花を見たことがありますか。
「オオイヌノフグリ」という花で、小さくとてもかわいい花です。花言葉は『信頼』『神聖』『清らか』『忠実』だそうです。道端や田んぼのあぜ道など、よく見るとあちらこちらに咲いています。
オオイヌノフグリは帰化植物で、明治の初めころ、ヨーロッパから日本にやってきたと言われています。
これから次々と咲き始め、まとまって生えている場所では、とてもきれいです。皆さんもぜひ足下に注意してお散歩してみてはいかがでしょうか?
※朝9時ではまだ花が開いていなく、私は11時頃撮影しました。(稲永公園にて)
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2020年03月06日(お知らせ)藤前活動センターと稲永ビジターセンター 臨時休館
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
藤前干潟から、こんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
本日は、藤前干潟の施設に関する大切なお知らせです。
現在、日本全国で新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されています。
これにともない、感染拡大防止の措置として、藤前活動センター及び稲永ビジターセンターを当面の間、一部休館とさせていただくことをお知らせいたします。
なお、どちらの施設も施設館内のみ休館となっておりますので、施設のある公園や園地などの利用は可能となっておりますことを、あわせてお知らせいたします。
利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<臨時休館のお知らせ>
●休館期間:令和2年3月2日(月)から3月16日(月)(※1)
●休館施設:
「藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)」
「稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)」
●問い合わせ先(※2)
環境省中部地方環境事務所 名古屋自然保護官事務所
(TEL 052-389-2877)
※1 休館期間は、感染状況等によって変更となる可能性がございますので、今後のお知らせをご確認ください。
※2 藤前干潟でのイベントや講座の中止の他、他施設等も休館となっている可能性がございます。恐れ入りますが、個別のお問い合わせはイベント開催団体や施設に直接お問い合わせください。
一刻も早い事態の収束が望まれるところですね。
皆さまもくれぐれもご注意ください。
さて、気分がふさぎがちになってしまう今日この頃ですが、元気に春を迎えたいですね。
藤前干潟はと言うと、着々と春の準備が始まっているようで、どうやらハマシギも既に藤前干潟に到着しているようですよ。
私はまだ確認していないのですが、また写真などで藤前干潟の旬な情報をお届けしたいと思います。
写真は、鳥獣保護区で見つけたベニマシコ。
左がオスで、右がメスです。
警戒心が強く、なかなか姿を現してくれませんでしたが、証拠写真だけでもとなんとか撮影してみました!
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
ヨシ原の小鳥 オオジュリン
冬になると日光川、新川、庄内川の河川敷に拡がるヨシ原は、一面、枯れ草色に染まります。ヨシの穂がゆらゆらと風に揺れ、枯れた茎や葉がカサカサと音を立て始める頃、ヨシ原の中に小さな小鳥たちが飛び交う姿を見ることが出来ます。とても早いので、いることは分かってもその姿を見るためには、小鳥が食事をし始めるまでじーっと待たなければいけません。ぱっと見ると、スズメかな?と思ったり、ちょっと鳥のことを知っている人はホオジロかな?と思ったりするかもしれません。もちろん、ヨシ原にはスズメもホオジロもやって来ます。でも、もっとヨシ原にカムフラージュしているような小鳥だったら・・・
<2020年2月21日 オオジュリン@飛島干潟(藤前干潟鳥獣保護区内)>
オオジュリン、と言います。
ヨシの茎の中に潜んでいる虫などを食べるため、太くて丸っこい嘴になったのだとか。
藤前干潟では、こんな風にヨシ原にカムフラージュした姿なのですが、夏、北海道などで見られるオオジュリンのオスは、頭が真っ黒色になるんですよ。この頭の黒色、栄養状態が良いほど黒さが増すのだそうで、黒ければ黒いほどメスにもてるんだそうです!面白いですね。
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2020年02月12日~「クビアカツヤカミキリ被害樹木の伐採について」~
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
2月10日に名古屋市では初雪が降りましたが、あたたかい日があったりと、寒暖差が激しいので体調には十分気をつけてお過ごし下さい。
今日は、先月、クビアカツヤカミキリの被害による樹木の伐採に立ち会った様子をお伝えします。
クビアカツヤカミキリとは、カミキリムシの仲間ですが、輸入貨物や木製梱包材に随伴して元々いた中国などから侵入し、繁殖が進んでいる昆虫です。
繁殖力が強く、2018年1月15日より生きたままの移動や飼育、販売などが規制されています。
こちらがクビアカツヤカミキリに関する環境省のページです。
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/g_kubiakatsuyakamikiri_shitei.pdf
この日は、名古屋市の方、専門の方、立ち会いのもと、樹木の伐採が行われました。
<被害樹木の様子>※写真提供:なごや生物多様性センター
<幼虫に食い荒らされた樹木の断面です。これらの穴のなかには、かなりの確率で幼虫が潜んでいました>
<穴の中にはこのように幼虫が潜んでいます>
<樹木の奥深くまで潜り込んでいます>
寒い時期は、樹木の中で幼虫の状態で越冬をしています。
<このように、3cmを超える大きな幼虫は今年の夏に成虫になるのだそうです>
この樹木は樹皮を剥いでいるのですが、真ん中辺りがさざ波のように波打っているのが分かりますか。
<幼虫が樹木を食べながら進んだ後だそうです>
日本では、サクラやモモ、ウメ、スモモの木の被害が多いようです。
この写真にある樹木のように被害が及ぶと樹木は2,3年で枯れてしまうとのことです。
※写真提供:なごや生物多様性センター
また、樹木の中でふ化した成虫は木の内部まで入り込み、1年から3年で成虫になるため、手がかりとしては、樹木の根元に幼虫のフンと木くずが混ざったフラスと呼ばれる木の粉のようなものが大量にある木には、クビアカツヤカミキリの幼虫が潜んでいる可能性があります。
<木の幹に見えるのがフラスです>※写真提供:なごや生物多様性センター
もしも発見された場合は、最寄りの関係行政機関にご連絡をよろしくお願いします。
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
~木の実に集まる野鳥たち~
野鳥は木の実が大好物!木の実について勉強をすると野鳥の集まる場所も分るかもしれません。
<ピラカンサの実とメジロ> <グミの実とジョウビタキ>
<グミの実とカワラヒワ> <センダンの実とヒヨドリ>
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2019年12月13日【報告】藤前干潟サイエンスカフェを実施しました。
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
藤前干潟から、こんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
先日、藤前干潟ふれあい事業の一環として、稲永ビジターセンターで藤前干潟サイエンスカフェ「ヨコエビ~干潟の小さな生きもの」を実施し、大阪市立自然史博物館外来研究員の有山啓之先生をお迎えして、少し内容の濃いヨコエビについてのお話をお聞きしました。
<講師の有山啓之先生>
<会場の様子>
当日は、サイエンスカフェと言うことで、通常は飲食禁止の館内を会場の会議室のみ限定で飲食可とさせていただき、地元のイオンスタイル名古屋茶屋から提供いただいたドリンクやお菓子を楽しみながら話を聞きました!
また、お菓子はお隣の名古屋市野鳥観察館や当日参加者からも提供があったため、皆さま、いろいろなお菓子を楽しむことが出来たと思います。
先生のお話では、たくさんのヨコエビの写真を用意していただき、美しいカラフルなヨコエビやサイズが30cmを超える大きなヨコエビなど、世界中に本当にたくさんのヨコエビがいることが分かりました。
また、先生から事前に、"淡水性のヨコエビを捕獲していきます"、とお聞きしていましたので、
我々スタッフも頑張って、地元・藤前干潟産のヨコエビを採取して実物をご覧頂けるようにしました。
なんと保護官が松本でヨコエビを採取してきてくれたので、参加者の皆さんには身近なヨコエビをいろいろと見て頂くことが出来ました。
<顕微鏡で展示されたヨコエビを観察する参加者>
<先生から配布された資料を見ながらヨコエビを描く参加者>
とっても上手に描いていますね!未来のヨコエビ研究者、、、かな。
最後に実施したアンケートでも、ヨコエビのお話だけでなく、ヨコエビが実際に展示されており観察できたのが良かった!との声が多く聞かれたので良かったです。
これで、中部地方にはちょっとしたヨコエビ・フィーバーが訪れることでしょう!
さて、今回は、干潟の小さな世界の一端をご紹介するサイエンスカフェにしました。
あまり一般的に知られていないヨコエビをテーマにしたので、参加者が集まるかな?と心配したのですが、
上限いっぱい、30名近くの方にご参加頂くことができました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございます。
こうした一見すると何の役に立っているのかわからない小さな小さな生きものたち。
けれど、実は、彼らこそが干潟を支える重要な役割を担っているのだということを、
少しでも多くの人たちに気がついてもらい、そしてその存在に注目してくれると嬉しいです。
□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□
今回は、ヨコエビのサイエンスカフェにちなんで、ヨコエビってエビなの?
この質問、とーーーっても難しい質問です。
<藤前干潟で採取したヨコエビ>
皆さんがイメージされるエビは、恐らく、エビフライのエビ、、、
いわゆるブラックタイガーなどがあると思います。
甲殻類(こうかくるい)と言われている仲間で、カニなども含まれますね。
この甲殻類、と言う場合には、ヨコエビもこの仲間に入るので、エビと同じ仲間、と言えます。
けれど、詳しく調べてみると、甲殻類の中にもいろいろな仲間に分けることが出来るのです。
ヨコエビは、エビやカニが含まれる「ホンエビ類」とは別の「フクロエビ類」という仲間に入ります。
また、ヨコエビはエビのような形に見えますが、実は体の構造もエビとは違います。
詳しく見ていくと、エビじゃないよ!と言うことになるのです。
エビやカニは、甲殻類の中でもほんの一部分なのですね。
甲殻類の世界もとっても深くてひろーーーいのです!
ぜひ、皆さま、深くて広い甲殻類の世界に飛び込んでみてください!
2019年11月18日藤前干潟の音カフェイベント
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは!
アクティブレンジャーの山﨑です。
みなさん、ほぼご存じないと思いますが、今日11月18日は「藤前干潟の日」です!
ラムサール条約に登録された日ということから、記念日となりました。
そんな記念日の今回は、11月16日(土)に開催された「藤前干潟の音カフェ~音でえがく藤前干潟~」の様子をお伝えします。
今年度のふれあい事業のイベントの1つ、音カフェは、プロのパーカッショニスト、本多taco-bow正典氏にお越しいただき、藤前干潟を音で表現してもらうというイベントで、多くの方々にご参加いただきました。
<会場内の様子>
昨年度までは、子どもさん対象の「音であそぼ」イベントを実施していましたが、大人の方対象の音イベントは初の試みで、数回打ち合わせをし、本日の開催に至りました。
会場ではコーヒーやお茶も準備して、カフェスタイルで開催しました。飲み物は、イオンスタイル名古屋茶屋店さんに提供していただきました。
<講師の本多(taco-bow)正典氏です>
藤前干潟の解説と渡り鳥のルートの説明後に渡り鳥が飛来する国々の音楽を演奏してくれました。曲名は北アメリカのチェロキーモーニングソング、日本の三三六わっしょい、オーストラリアのイナネイです。
休憩でコーヒーなどを飲んだ後は、皆さんと元気よくタイココミュニケーションです。
<ジャンベ(皆さんがたたいているタイコ)やマラカス、タンバリンなどで全員で演奏です>
前から見ていると、皆さんの楽しそうな笑顔がとても印象的でした。
こんなにたくさんの楽器を持ってきていただき、様々な音を奏でてくれました。
<それぞれの楽器の音を出しながら説明をしてくれました>
たくさんのお客さんにご参加いただき、楽しく和やかな雰囲気で終えることが出来ました。
また、終了時に参加者の皆さまにご記入いただいたアンケートには、
・楽器に触れることの出来る参加型のイベントで楽しかったです。
・全員で、講師と共に音楽を通して演奏でき、一体感があり楽しかったです。
・イベントに参加して藤前干潟を大切にしたい気持ちが更に強くなりました。
・藤前干潟の自然がいつまでも続くように願います。
・近くに住んでいるのに藤前干潟がこんなに貴重な場所だとは知らず、イベントで再認識をしました。
・またこのようなイベントがあったらお友達をたくさん誘って参加したいです。
など、大変嬉しいご意見をいただきました。また初めて藤前干潟に来られた方も多く、藤前干潟のことを楽しみながら知ってもらえたと思います。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
これからも藤前干潟では楽しいイベントを企画していきます。皆さまのご参加をお待ちしております。
□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□
今回は、「ミズアオイ」という植物をご紹介したいと思います。
この植物は農薬や除草剤を使用しない水田や湿地に生息するため、現在は滅多に見られない植物なのです。
日本では準絶滅危惧種です。
<干潟近隣の水田にポツンと1輪だけ咲くミズアオイ>
この花がたくさん咲く田んぼや環境が増えると嬉しいですね!
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●今後の藤前干潟でのイベント
(チラシ)藤前干潟ふれあい事業 12月7日のイベントチラシ.pdf
藤前干潟ふれあい事業
【 藤前干潟サイエンスカフェ「ヨコエビ~小さな干潟の生きもの~」 】
ヨコエビってどんな生きもの?
小さな生きものの世界にレッツゴ-!
【日時】2019年12月7日(土) 14:00~15:30
【場所】稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
【講師】有山啓之氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)
【参加費】無料
【対象】一般
【定員】20名~30名
【申込】環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
FAX 052-389-2878
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
【〆切】11月28日(木)必着
【主催】藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【協賛】イオンスタイル名古屋茶屋
2019年10月31日【続・報告】藤前干潟クリーン大作戦後の干潟観察会!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは!
アクティブレンジャーの山﨑です。
今回は、西部ARの報告にあった、10月26日(土)藤前干潟クリーン大作戦の後に行われた「干潟観察会」についてご紹介したいと思います。
春と秋の藤前干潟クリーン大作戦の後に、例年干潟観察会を開催しており、たくさんの方々に参加していただいています。
こちらの干潟は、普段立ち入り禁止の場所のため、この清掃活動後の年に2回しか体験できない貴重な観察会となっています。
中部大学の学生さんが、6班に分かれ、一般の参加者の方々を引率してくれます。
まず干潟に入る前に注意事項の説明を受けます。
今回は前日の大雨の影響で、普段はいない生きものを見つけました!
アミメノコギリガザミを3匹、また汽水域の干潟にはいるはずのないアメリカザリガニを見つけた人も。
前日の大雨で上流から流されてきたのかもしれません。
そして、干潟ではよく観察されるトビハゼ、ヤマトオサガニ、ソトオリガイ、ゴカイ類、ヤマトシジミなども見つけました。
中部大学のお兄さんは、子どもたにち生きものを見せるために、奮闘していました!
この日は、気候も良く生きもの探しのほか、泥遊びなどで全身泥まみれになって楽しむ姿も見られました。
次回の藤前干潟クリーン大作戦と干潟観察会は、令和2年5月23日(土)に予定しています。ぜひ、皆さまのご参加お待ちしております。
□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□
みなさま、「カモメ」と聞くとなんとなくお分かりかもしれませんが、実はとても多くの種類がいます。
藤前に来るカモメの仲間は、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、ズグロカモメがいます。またカモメという名のカモメの仲間もいます(ややこしいですが...)。
それぞれ少しづつ、特徴があります。その中で今回は、3種類のカモメの仲間をご紹介します。
<ユリカモメ(冬):脚と嘴(くちばし)がピンク色>
<ウミネコ:脚と嘴(くちばし)は黄色く、嘴の先端に赤と黒の斑がある>
<ズグロカモメ(冬):脚はピンク色で嘴(くちばし)は黒>
※ユリカモメとズグロカモメは、夏には驚くほど個性的な衣替えをします。興味のある方は、調べてみて下さいね!
いかがですか、細かいところで種類を見分けることができるのです!藤前干潟には、これからの季節にやってきます。普段何気なく見ていたカモメもよく観察するといろんな種類に出会えるかもしれません。
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●今後の藤前干潟でのイベント
(チラシ)藤前干潟ふれあい事業 11月16日、12月7日のイベントチラシ.pdf
(1)藤前干潟ふれあい事業
【 藤前干潟の音カフェ♪ 音でえがく藤前干潟 】
干潟の音楽会で楽しいひとときを過ごしませんか。
【日時】2019年11月16日(土) 13:30~15:30
【場所】稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
【講師】本多"taco-bow"正典氏(パーカッショニスト)
【参加費】無料
【対象】どなたでも
【定員】20名~30名
【〆切】11月6日(水)
【申込】環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
FAX 052-389-2878
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
【主催】藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【協賛】イオンスタイル名古屋茶屋
(2)藤前干潟ふれあい事業
【 藤前干潟サイエンスカフェ「ヨコエビ~小さな干潟の生きもの~」 】
ヨコエビってどんな生きもの?
小さな生きものの世界にレッツゴ-!
【日時】2019年12月7日(土) 14:00~15:30
【場所】稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
【講師】有山啓之氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)
【参加費】無料
【対象】一般
【定員】20名~30名
【申込】環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
FAX 052-389-2878
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
【〆切】11月28日(木)必着
【主催】藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【協賛】イオンスタイル名古屋茶屋
2019年10月29日【報告】秋の藤前干潟クリーン大作戦!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
ずいぶんと朝晩が冷え込むようになってきて、稲永公園の木々もそろそろ冬支度といった雰囲気になってきました。
インフルエンザも流行っているようなので、皆さま、お気をつけくださいね。
また、ここ名古屋は幸い大きな被害は報告されておりませんが、台風19号とその後の雨で、センターの前の日光川・新川・庄内川もかなり増水していました。
被災された皆さまには心からお見舞い申し上げるとともに、1日でも早い復旧を願います。
さて、数日前から降り続いた雨でかなり増水し、前日準備も大変だった秋のクリーン大作戦。
当日の朝まで開催が危ぶまれたものの、無事、10月26日(土)、市民の皆さんによる清掃活動が実施されました。
藤前干潟クリーン大作戦実行委員会の皆さま、本当にお疲れさまでした。
毎年恒例となっている、秋の藤前干潟クリーン大作戦ですが、
今年は、藤前干潟全域で、なんと1,500名を超える方々が集結し、清掃活動を行ったということです。
私たち名古屋自然保護官事務所のメンバーは、事務所のある稲永公園からほど近い小さな干潟、通称"永徳スリップ"と呼ばれている場所の目の前に拡がる干潟(野跡会場)で清掃活動を実施しました。
<2019年10月26日 清掃前の永徳スリップ 稲永ヨシ原>
小さな場所なので参加人数も全部で17名と少ないのですが、皆さんと一緒に頑張って清掃をした結果、60袋以上のゴミを拾うことができました。
ここ最近の雨の影響もあるのか、大量に流れ着いた枯れたヨシに混じって、たくさんのペットボトルや空き缶、洗面器などの生活ゴミが流されてきていました。
ヨシが堆積しているのでわかりにくいのですが、この中にゴミが埋もれているのです。
<2019年10月26日 大量に流れ着いた枯れたヨシとゴミ>
普段は、護岸に沿ってヨシが2m幅くらいで生えており、そこから泥干潟がひろがる場所なのですが、
流れ着いた漂着物がかなり分厚く覆い被さってしまっています。
この永徳スリップ前の干潟はとても小さいのですが、泥干潟からヨシ原へと続く連続した自然環境が見られ、多様性に富んだ場所になっているのです。小さな観察会も良く行っている場所なので、清掃活動でキレイにして、またたくさんの生き物にとって住みやすい環境になってくれると良いなぁと思いました。
<2019年10月26日 野跡会場で拾ったゴミ>
□□□□□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□□□□□
藤前干潟の写真を撮ると、だいたいの写真に「名港西大橋」か「南陽工場」が背景として写ります。
名古屋港の中に残された、と言うことが良くわかる都会の中の干潟の風景なのですが、
今日はそんな都会の構造物「名港西大橋」についてのプチ情報。
名港西大橋は、名古屋港にかかる伊勢湾岸自動車道の3つの橋で構成される橋のうちの一つです。3つの橋はまとめて「名港トリトン」という愛称で親しまれており、名港西大橋の他に、名港中央大橋、名港東大橋があり、それぞれ、赤、白、青となっています。
藤前干潟からは、赤色の名港西大橋が見えるのですが、この名港西大橋は「名古屋」にちなんで「758m」になったのだとか。
<春のある日の干潟と名港西大橋>
名港西大橋から藤前干潟を見てみたいと思うのですが、残念ながら、名港トリトンは自動車専用道路なので、車を停めることはできませんし、歩行者用通路もありません。もし、背の高いバスなどで通行する機会があれば、上からの眺めも楽しんで見たいですね。
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●今後の藤前干潟でのイベント
(チラシ)藤前干潟ふれあい事業 11月16日、12月7日のイベントチラシ.pdf
(1)藤前干潟ふれあい事業
【 藤前干潟の音カフェ♪ 音でえがく藤前干潟 】
干潟の音楽会で楽しいひとときを過ごしませんか。
【日時】2019年11月16日(土) 13:30~15:30
【場所】稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
【講師】本多"taco-bow"正典氏(パーカッショニスト)
【参加費】無料
【対象】どなたでも
【定員】20名~30名
【〆切】11月6日(水)
【申込】環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
FAX 052-389-2878
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
【主催】藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【協賛】イオンスタイル名古屋茶屋
(2)藤前干潟ふれあい事業
【 藤前干潟サイエンスカフェ「ヨコエビ~小さな干潟の生きもの~」 】
ヨコエビってどんな生きもの?
小さな生きものの世界にレッツゴ-!
【日時】2019年12月7日(土) 14:00~15:30
【場所】稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
【講師】有山啓之氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)
【参加費】無料
【対象】一般
【定員】30名
【申込】環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
FAX 052-389-2878
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
【〆切】11月28日(木)必着
【主催】藤前干潟ふれあい事業実行委員会
【協賛】イオンスタイル名古屋茶屋
2019年09月17日10月5日(土)は、名古屋港水族館の先生と一緒に、生きもの観察!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
皆さん、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
ずいぶんと涼しくなってきたので、風がある日は、藤前干潟を見ながらの散歩がとても気持ちが良いです。
藤前干潟では、秋に渡ってくるシギ・チドリ類のほかに、カモの仲間も少しずつ増えてきました。また、干潟には小さなトビハゼの赤ちゃんもたくさん見られます。
<中州にオグロシギ4羽が飛来。ちょっと遠いのですが、スコープではキレイに観察できました!>
<8月から藤前干潟に現れるアオアシシギ。姿がキレイなので、好きなシギです。>
天気の良い日には、ぶらっと稲永公園に遊びに来てください。
とはいえ、まだまだ暑い日もあるので熱中症には要注意。十分な準備をして来てくださいね。
さて、今日は、藤前干潟ふれあい事業で実施するイベントのご案内です!
10月5日(土) 10時~12時
名古屋港水族館の先生と一緒に、干潟のカニやハゼを観察するイベントを実施します!
当日は、コメツキガニやマハゼについて先生にお話を聞きながら、マイクロスコープで体の細部をじっくりと観察します。
また、コメツキガニがつくる砂団子の観察や、コメツキガニやマハゼを手に載せたり、触ってみたりしながら、大きさや感触なども実感してみましょう。
水族館のお話も聞けるかも?
●9月20日(金)が締切りですが、お席に余裕がありそうなので募集期間を延長します。下記まで、お問い合わせください。
先生を交えて、じっくりと観察する機会はなかなかありませんから、この機会にぜひぜひ、お越しください。
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
□□□□□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□□□□□
春頃から夏にかけて良く見られる鳥、ツバメ。私の中では、なんとなく、干潟とは結びつかなかった鳥なのですが、実は意外と干潟にも現れます。
そんなの知ってるよーと言う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
ちなみに、手元にあった図鑑でツバメの項目を見てみると
"環境:市街地や農耕地がある低山の開けた場所など。(引用元:フィールド図鑑日本の野鳥 文一総合出版)"
"生息場所:市街地・人家の周辺。人家の軒下に営巣する。(引用元:新訂日本の鳥550 山野の鳥 文一総合出版)"
となっています。
ツバメが干潟に来るよーと言うことを知っている方は、マイフィールドとして干潟の観察をしている方、と言えそうですね。
そして、最近気付いたことは、干潟に降りて、巣材(泥やヨシの枯れ枝)を集めたり、虫をつついていたりする時は、町中で見るよりもじっくりと観察出来るかも?!と言うこと。
"干潟"というと、シギ・チドリ類など海辺の鳥を連想してしまいますが、
案外、いろんな鳥が干潟を利用しています。
意外な発見があるのが、野外観察の面白さですね。
ツバメはそろそろ見られなくなってしまう季節なので、チャンスはまた来年!と言うことになりそうですが、ぜひ、気軽に藤前干潟ウォッチングを楽しんでみてください。
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2019年08月20日藤前干潟~夏休み!干潟観察会~
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは。
アクティブレンジャーの山﨑です。
毎日、暑い日が続いております。熱中症などには十分注意して下さい。
今回は、8月17日(土)に藤前活動センターで開催された、夏休み!干潟観察会~干潟の生きもの・漂着物を調べてみよう!~についてご紹介したいと思います。
観察会当日は、台風10号が通り過ぎた後の暑~い1日でした。
センターに集合したスタッフが朝から観察会の準備です。
スタッフの役割分担や参加者の安全面などをしっかり打ち合わせをします。
参加者が集合したら、観察会のスタートです。
今回のテーマは「干潟の生きもの・漂着物を調べてみよう!」ということで、干潟に入る前に各自で漂着物を拾いました。
そして、干潟に入る前に、3つの約束を復唱し、皆で「おじゃまします」と干潟に挨拶をします。
<漂着物を拾う様子> <3つの約束の復唱>
さぁ、干潟にレッツゴー!
予定の30分間があっという間に終わり、今度は皆で「ありがとうございました」と干潟にお礼を言ってから、センターに戻ります。
センターでそれぞれ気になった漂着物を発表してもらいました。全部で15個のうち自然物は2つ、後は人間が出したゴミ、プラスチックやゴム製品でした。
プラスチックはずっとずっと海を漂い続け無くならないこと、小さなマイクロプラスチックになってしまうこと、それが、海の生きもの、小さな魚やプランクトンの体内でも発見されていること、このまま増え続けていいのだろうか、などの問いかけに子どもたちは、「ゴミ拾いをする!」「再利用すればいい!」など、いろいろと真剣に考えてくれました。
それから、生きものの発表です!
ヤマトシジミ、アナジャコ、ゴカイ、エビジャコ、ウロハゼ、などなど、たくさんの生きものが見つかりました。
<この日は、事前に沈めておいた土管から、ウナギが見つかり、皆、大興奮です>
そして、皆が見つけた生きものを1グループずつ、スタッフが詳しく解説してくれます。解説後には皆さんから拍手があがりました!
それから、現在、藤前活動センター2階で開催中の企画展「藤前干潟の物語」の解説を聞きながら館内見学です。
かつては「あゆち潟」と呼ばれていた頃からの藤前干潟の歴史が紹介されています。「あゆち潟」は、万葉集にも詠まれていたそうです。
ここで、まだ自由研究が終わっていないお友達に良いお知らせがあります!
藤前活動センターでは、「自分の住んでいる地域の歴史」「藤前干潟の歴史」「藤前干潟の魅力」などを展示中です。センターに来て、自分なりにまとめてみたら良い研究になると思います。
分からないことがあればセンタースタッフにも聞いて下さいね。 ※月曜日は休館なので注意してね!
台風10号の影響で増水が気になったものの、当日は心配なく無事に干潟に入ることができ、また、いろんな生きものを見つけ、楽しい観察会となりました。
今年もあと数回ですが、観察会はまだありますので、ぜひ、干潟体験に来て下さい。
---藤前干潟の企画展開催中---
< 稲永ビジターセンター >
【 企画展 あなたの知らない藤前干潟 】
ゴミ非常事態宣言が出されて藤前干潟が保全されてから20年。節目の年である今年、改めて藤前干潟の生きものを入り口に、藤前干潟の魅力や、未だに問題となるゴミの問題など、幅広く藤前干潟について展示します。
場 所:稲永ビジターセンター(港区野跡4-11-2)
費 用:無料
問合せ:稲永ビジターセンター TEL:052-389-5821
< 藤前活動センター >
【 企画展 藤前干潟のものがたり~藤前干潟・歴史旅~ 】
藤前干潟は、むかーし昔、どんな姿をしていたのでしょうか。現在の姿になるまでに、どんな歴史を経てきたのか、古い地図などを参照しながら丁寧に紐解いていきます。
場 所:藤前活動センター(港区藤前2-101)
費 用:無料
問合せ:藤前活動センター TEL:052-309-7260
□□□□□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□□□□□
夏の渡り鳥、コアジサシの情報です。くちばしから尾まで、大体25cmほどの夏鳥です。
昔は藤前干潟にもたくさん居ましたが、今はもうほとんどいません。時々、飛来するくらいです。
コアジサシは砂利や砂地に巣を作ります。ですが、その繁殖地となる場所の減少に伴い、数が減っています。
今日は、そんなコアジサシの子育てについて紹介します。
<くちばしは黄色く体は白と黒、足は赤っぽい> <卵は砂利や砂浜のような模様です>
羽の下で大事に雛を守っています。孵化してすぐは小さい餌を、そして、成長に合わせて餌は大きくなっていきます。
<親の羽の下に2羽隠れています> <小さいこの雛にぴったりサイズの餌を与えています>
また、餌の魚の骨を砕いて雛に与えるとも言われています。雛たちは、愛情たっぷりで育つのですね!
このコアジサシは絶滅危惧種に指定されています。この小さな命を私たち人間はどのように守っていくことが出来るのでしょうか。
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皆さま、こんにちは。アクティブ・レンジャーの山﨑です。
本日は、前回に引き続き、藤前干潟の施設に関するお知らせです。
日本全国で新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されています。
これにともない、感染拡大防止の措置として、藤前活動センター及び稲永ビジターセンターを当面の間、一部休館とさせていただくことをお知らせしておりましたが、この休館期間を再延長いたします。
利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<臨時休館延長のお知らせ>
●休館期間:令和2年3月2日(月)から4月13日(月)(※1)
●休館施設:
「藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)」
「稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)」
●問い合わせ先(※2)
環境省中部地方環境事務所 名古屋自然保護官事務所
(TEL 052-389-2877)
※1 休館期間は、変更になる可能性がございます。AR日記でも随時お知らせさせていただきます。
※2 藤前干潟でのイベントや講座の中止の他、他施設等も休館となっている可能性がございます。恐れ入りますが、個別のお問い合わせはイベント開催団体や施設に直接お問い合わせください。
皆さま、体調にはくれぐれもご注意ください。
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
皆さん、最近「ツクシ」を見たことがありますか。
子どもの頃は見たけど、最近は・・・という方、ぜひ、探して見て下さい。この季節、ゆっくり散歩しながら足元を探すと以外にいろんな場所で見つけることが出来ます。気持ちがほっこりしますね(^_^)。
<鳥獣保護区内で見つけたツクシ>
そして、私は、初めて「ツクシ」を調理しました! 佃煮にチャレンジ。ビタミンなどが多いようです。食べ過ぎには注意とのことですが、とてもおいしかったですよ!
<ツクシの佃煮>
「ツクシ」は、春を感じるかわいい植物の1つですね!
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