ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園

317件の記事があります。

2020年07月03日乗鞍高原に夏が来た!

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

     

先日、地元の方と園路の補修作業を行いました。

乗鞍高原の園路等は地元の方々のご協力もあって維持管理されています。

      

     

この時期の乗鞍高原は、季節がどんどん進んでいきます。

      

     

牛留池では、池の縁の木々にモリアオガエルが産んだ卵が見られ、

周辺には何種類ものトンボも飛び交っています。

    

(モリアオガエルの卵塊)

    

一ノ瀬では、園路横のせせらぎに花が咲き、

旧牧場の中には、ウマノアシガタ(キンポウゲの仲間)が高原の風に揺れています。

     

    

    

しっかり歩き込んでもいいですし、ちょこっとだけ歩いてピクニックしたり、

木陰でのんびり昼寝したりするのも贅沢な楽しみ方です!

    

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月02日外来植物調査

中部山岳国立公園 松下裕之

こんにちは。

上高地管理官事務所の松下です。

6月29日に専門業者による明神と徳沢の外来植物調査に同行してきました。

上高地は、多くの観光客や登山者が訪れ、バスやタクシー、関係者の車両が通行します。

その移動に伴って、多くの外来植物が侵入・定着し、上高地の生態系や景観を乱すことが危惧されています。

平成24~30年度の調査では、合計90種類程度の外来植物を確認しており、上高地に携わる方々や上高地パークボランティアとともに、その除去活動を行っています。

除去活動にあたっては、外来植物の調査を行い、どこにどのような外来植物が生育しているか、新しい外来植物が侵入していないかを把握することが大切です。

 

明神橋付近の調査               明神橋付近の調査  

  

水生の外来植物も調査します。         施設の裏も調査させていただきました。

 

徳沢での調査                 河原も調査します!

今回の外来植物調査では、オオバコ、シロツメクサ、エゾノギシギシ、ヒメジョオン、ハルジオン、ナガハグサ、カモガヤ、ヒレハリソウ、アカザ、イヌガラシ等が確認できました。外来植物の除去方法は、その種類によって様々です。

オオハンゴンソウなどの特定外来生物は確認できなかったので、ひと安心です。

 

ヒレハリソウ(外来植物)          イヌガラシ(外来植物)

ハルジオン(外来植物)に留まるウスバシロチョウ

上高地にオオハンゴンソウなどの特定外来生物が定着していないのは、上高地に携わる方々や上高地パークボランティアの早期発見と除去活動による成果だと思われます。

外来植物対策は、長期間の取り組みが必要です。環境省では、今後も継続的な調査と対策を行っていく予定です。

外来植物を侵入させないためにも、上高地を訪れる際には、沢渡ナショナルパークゲートのマットなどで、靴についた土を落としてから来ていただけると幸いです。

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最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

          

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2020年07月01日おやま(雄山)の雪渓切り

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

6月29日に「雄山登山道 雪渓切り」を行ってきましたのでその様子を書いていきます。

「雪渓切り?なんぞや?」と思われた方もいると思います。僕も初めての参加で、「何するの?」と思いました。

名前の通りなのですが、登山者が雪渓を通る際に少しでも安全に進んでもらえるように整地をすることを「雪渓切り」と言います。(雪渓切りをしたから100%安全というわけではありませんので、それぞれの山行に合わせた装備の準備をお願いします。今回の雪渓切りの場所は一部で立山周辺の山々にはまだ多くの雪渓が点在しています。)

場所は、室堂から一ノ越へ向かう途中の雪渓です。写真で見てかなり傾斜があるのがわかります。

今日は天気にも恵まれて、天も味方してくれました。

<雄山の眺望>

使用する道具は、チェンソーとスコップです。

歯の長いチェンソーを使い雪に切り込みを入れてきます。竹の棒が登山道の目安となります。

チェンソーで切り込みを入れたあとに、スコップでひたすら雪かきをしていきます。

なるべく平らになるように、階段状に雪かきをする工夫もしていて、なるほどー!と感心させられました。

作業中も雄山へ向かう登山者の方がちらほら。「ありがとうございます。」と声をかけていただける場面もありました。

皆さんのマンパワーのおかげで、ものの1時間少々の作業で雪道ができました!

安心安全な登山をしてもらいたいという皆さんの心意気に触れた1日でした。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月30日乗鞍岳のライチョウ

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

  

「乗鞍岳と中央アルプスでのライチョウ事業」で紹介させていただきました、乗鞍岳での事業が本格始動しています。

  

乗鞍岳のライチョウは、産卵から抱卵の時期に移ってきました。

事業は巣探しを経て、中央アルプスに移植するライチョウ3家族20羽程度(1家族あたりメス親1羽とその雛6羽程度)を選定・検討しています。

  

ライチョウの生息情報は、足輪を付けることで明らかになりました。

足輪は、ライチョウの捕獲許可を得た研究者により取り付けられ管理されています。

  

  

足輪の色の組み合わせで個体を識別できるようになっており、過去の採卵記録と照合することにより今回の事業で遺伝子の多様性にも配慮することが可能です。

  

足輪があることによって、ライチョウのなわばりについても研究されています。

過去、信州大学が実施した調査結果から、なわばり図を基に植生図になわばりを書き込んだ図がこちらです。

  

(植生図は、環境省生物多様性センターのWeb-GISを基に表示。)

  

信州大学の調査では、この範囲に90近くのなわばりが形成されていたことが確認されています。

ライチョウが暮らせる高山低木群落(ハイマツ等の植生)の多くの範囲が、なわばりに使われていることが分かります。

  

乗鞍地域が一体となり自然保護活動に取り組んできたことで、乗鞍岳でライチョウが安定して生息できる自然環境を保てています。

これからも、ライチョウが棲み続けられる乗鞍岳を未来に繋ぎたいですね。

  

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

  

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月30日乗鞍高原から雲上の世界へ

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

乗鞍高原から乗鞍岳へ延びる「乗鞍エコーライン」が7月1日に冬季閉鎖が解除され、

7月1日から路線バスやタクシーが畳平まで運行される予定です。

   

運行開始前に関係者で現地の状況と安全確認へ行ってきました。

    

標高1450mの乗鞍観光センター付近の季節は夏になろうとしていますが、

乗鞍岳に向かうに連れて季節が戻っていきます。

   

   

おおよそ11~6月までの長い冬期閉鎖期間中に、道路脇の樹木が倒れかかったり、土砂が動いたりしていないか、除雪の状況等安全に利用していただけるように現地を確認しました。

  

今回は梅雨空の下での確認でしたが、天気が良ければ中部山岳の山々はもちろん、

中央アルプスや南アルプス等も眺めることができます。

   

(平成30年7月撮影)

   

また、今はライチョウが抱卵・孵化する時期でもあります。

ライチョウを見かけても近づかず、そっと見守りましょう!

   

三本滝ゲートより乗鞍岳方面は、マイカー規制となっています。路線バスやタクシーに乗り換えをお願いします。バスについては、アルピコ交通HPをご確認ください。畳平を経由して平湯、高山方面へも行けます。濃飛バスHPもご確認ください。

    

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月29日神秘の明神池

中部山岳国立公園 小森 夏奈

みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。

6月のある晴れた日、明神周辺の巡視を行いました。

明神地区は、上高地の河童橋から、左岸歩道を通って1時間弱、右岸歩道を通って1時間強の道のりです。観光客の方も多いエリアとなっていますが、片道3~4kmありますので歩きやすい靴で行動をお願いいたします。

※令和2年6月29日現在、明神池までの遊歩道は、通行止めもしくは利用自粛をお願いしています。状況を事前にご確認の上、行動いただきますようお願いいたします。詳しくは、本ページ下段を参照ください。

この日は、明神右岸側の『穂高神社奥宮』の中にある明神池を拝見しました。

入口から少し進むと、明神岳をバックに、一之池を見ることができます。

昔、明神地区は島々から徳本峠を越えて上高地へ入るルートの終着点で、上高地の中心として栄えていました。上高地へ到着した人々はこの明神岳を見上げ、様々な思いを巡らせたことでしょう。

さらに進んでいくと二之池を望むことができます。

明神池は明神岳から崩落した砂礫が堆積し、梓川の流路をせき止めて作られたものだと言われています。伏流水が常に湧き続けているため、真冬のマイナスの世界でも全面凍結することがありません。

足元にはゴゼンタチバナが美しく咲いていました。

季節を通じて様々な表情を見せる神秘的な明神池、明神に来たらぜひ訪れてみて下さい。

上高地から明神までの左岸歩道も素敵な道です♪

明神地区には宿泊施設や食事処もありますが、現在は休業しているところが多くあります。今年度の営業再開にあたっては、各施設のHPや上高地公式HPをご確認下さい。

嘉門次小屋

朝焼けの宿 明神館

山のひだや

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※令和2年6月29日現在、明神池までの遊歩道は、通行止めもしくは利用自粛をお願いしています。状況を事前にご確認の上、行動いただきますようお願いいたします。

最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月29日子どもパークレンジャー「自然観察&自然と地形地質のつながりを知ろうin平湯温泉」

中部山岳国立公園 福澤春彦

こんにちは、中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。

いよいよ全国的に雨の季節になりましたが、ここ平湯でも雨の日が多くなり

暑かったり寒かったり、とても体調に気を遣う季節です。

そんな中、6月22日(月)は雨模様でしたが、元気いっぱいの地元中学一年生

20名が環境省事業のひとつ「子どもパークレンジャー(JPR:Junior Park Ranger)」

に参加してくれました。

子どもたちが自然の中で楽しみながら自然の大切さを学ぶプログラムで、全国の国立

公園で行われています。

https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/about/index.html

今回のプログラムでは、新型コロナウイルス感染症対策(講師のマスクの着用、手洗い

など)に加え、熱中症予防行動(水分・塩分の補給、距離を取ってマスクを外すなど)

をスタッフを含めた全員で行いました。

まずは環境省中部山岳国立公園平湯管理官から国立公園やレンジャー(自然保護官)

の仕事、そして子どもレンジャー3箇条(1.自然を大切にしよう2.友だちをたくさん

つくろう3.スタッフの言うことを守ろう)の説明があり「子どもパークレンジャー任命

手帳」が一人一人に手渡されました。

今回、平湯のプログラムは「自然観察&自然と地形地質のつながりを知ろうin平湯温泉」と

題し、飛騨・北アルプス自然文化センターから平湯自然探索路を通り平湯大滝まで元気に

歩きました。

地元の見慣れた自然ですが、自然や地質の専門ガイドさんが面白く、そして時には専門的に

説明してくれるとみんな興味津々で説明に聞き入っていました。

「森」、としか認識していなかった大きな緑色の木々の集合体が、曲がった木や真直ぐの木、

岩に生えている木や木に生えている木、背丈に規則性がある木々、熊の爪痕など・・・

ちょっと変わったな植物も、個性豊かな平湯の森の自然にみんな驚いていました。

もう一つの平湯の魅力はジオ(地形地質)です。

今、高山市では飛騨山脈ジオパーク推進協議会が主体となり飛騨山脈のジオパーク登録を

目指しています。

https://www.city.takayama.lg.jp/kurashi/1000024/1000130/1001304/1011141.html

今回のJPRでは飛騨山脈ジオパーク推進協議会からガイドさんをお招きしており、平湯の

地形地質や文化、歴史などを交え解説して頂きました。

前半の自然探索路は自然豊かな森だとすれば後半の平湯キャンプ場から平湯大滝の散策

では火山活動の跡が所々見え隠れする、まさに大地の公園でした。

これから学校で習うであろう事もたくさん含まれていたので、ちょっと難しかったかも

しれませんが、きっと平湯大滝までの景色がふと浮かび上がる授業があるはずです!

朝の集合時の「子どもパークレンジャー」任命式、最初は正直よくわからなかったかも

しれません。

でも今日学んだことは知識だけではなく、現代において自然は護(まも)られているんだ

と言うこと。

今日の経験は家族や友達に大いに話してもらい、貴重な平湯の自然は自分たちが護るんだ!

という種をみんなの心に蒔けたとしたら、「子どもパークレンジャー」大成功です。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月23日レンゲツツジの咲く乗鞍高原

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

 

乗鞍高原の一ノ瀬地区では、レンゲツツジが見ごろを迎えました。

レンゲツツジには毒があるため、牛馬を一ノ瀬で放牧していた時代にそれらが食べ残した結果、

きれいなレンゲツツジ群落が広がっています。

  

  

   

放牧が行われなくなった平成20年代前半以降は、樹木が生長して景観が変わってきている箇所もあります。

乗鞍高原が国立公園に指定された「人々の営みと自然が作り出した高原景観」を守るために、地域の方々による除伐作業も行われています。

   

   

地域の皆さんのお話を聞いていると、一ノ瀬は心の原風景のように大切にしている場所なのだと感じます!

   

放牧、炭焼き、ワラビ粉など、乗鞍高原の暮らしのストーリーが詰まった一ノ瀬地区。

想いを馳せながらレンゲツツジ観賞するのもいいかもしれませんね!

   

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2020年06月23日立山室堂平へ巡視に行ってきました。

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

室堂平へ巡視に行ってきたのでその時の様子を書いていきます。

立山黒部アルペンルートは6月19日より運行を再開しました。人影はまばらなものの、徐々に利用者が来られていました。

<室堂ターミナル駅内にある入山安全相談窓口>

相談にお越しの際は「マスクの着用」や「手指の消毒」にご協力をお願いします。

室堂平周辺はまだ雪が残っている場所もあり、スキーを楽しまれている人も!

「ミクリガ池」の様子。雪が溶けて水面が見えはじめていました。

<6/22 ミクリガ池>

こちらは「ミドリガ池」で、こちらも顔を出しはじめています。

<6/22 ミドリガ池>

<6/22 ハクサンイチゲ>

一ノ越(立山)へ向かう道はまだ多くの雪で覆われていました。

また、室堂ターミナルに併設されている「立山自然保護センター」では立山の自然や歴史などを知ることができます。

室堂にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

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2020年06月22日上高地のレンゲツツジ

中部山岳国立公園 小森 夏奈

みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。

6月17日、梅雨の晴れ間に、上高地の岳沢湿原・田代湿原ではレンゲツツジが見頃となりました。気温が高めの日が続いたので、例年より少し早めの見頃だそうです。

【岳沢湿原】

河童橋から徒歩15分の岳沢湿原では、立ち枯れの木々とゆるやかな流れ、バックの六百山が壮観です。

新緑にレンゲツツジのオレンジ色が映えます。

大ぶりの花で見た目はとても美しいですが、有毒成分が含まれていますので、眺めるだけにとどめておきましょう。上高地では、『上高地5つのルール』で植物をとらないよう地域としてお願いしているほか、動植物を採ることは法律で禁止されています。

また、写真撮影の際は、歩道を外れないように、譲り合ってお願いいたします。

野鳥のさえずりに耳を傾けながら、岳沢湿原までゆっくりと木道を歩いてリフレッシュ!

【田代湿原】

大正池から徒歩15分の田代湿原では、広々としたデッキから、湿原と穂高連峰を望むことができます。

今年度、ベンチもきれいに整備し直しましたので、ぜひ休憩にご利用下さい。

【田代池】

田代湿原から徒歩すぐの田代池

レンゲツツジが終われば、次はニッコウキスゲが咲き始めます。

初夏の上高地に、鮮やかな彩りを添える花々の開花が楽しみです。

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最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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