
アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
4月から8月の活動
2025年10月16日
万座
一段と涼しくなり、嬬恋村ではそろそろ紅葉を迎えそうです。
書きたいことはあるのですが、しばらくAR日記を更新できていませんでしたので、ここで4月から8月までの活動の様子をお届けします。
4月
山開きはまだ先ですが、遭対協をはじめとする関係者の皆様と浅間山の登山道点検に行ってきました。雪が残る浅間山の山容、キャベツを植える前の嬬恋村の畑が特に印象に残りました。


標高の低いところでは雪はありません。冬季は閉鎖する、四万温泉にある摩耶滝線の遊歩道を地元の方と一緒に掃除をして開通の準備をします。


5月
暖かくなってくると植物が育ってきます。秋の保全活動に参加してから待っていた、野反湖に咲くシラネアオイをようやく見ることができました。霧の中で幻想的に咲くシラネアオイの群生に目を奪われます。

困ったことに外来植物も元気になる時季。様々な場所で駆除活動が始まるので、外出が多くなっていきます。


6月
夏の入り口の頃、湯ノ丸高原でレンゲツツジが見頃を迎えます。例年だと牛の放牧もされており、レンゲツツジと牛を一緒に見ることができるのですが、今年は牧柵の修繕のためこのころはまだ放牧されていませんでした。

山の日イベントの下見も行いました。
今年は湯ノ丸山の標柱塗りを予定していましたが、残念ながら悪天候のため中止になりました。

7月
夏を迎え、登山シーズンに入ったころ、なかなか行けていなかった白砂山へ行ってきました。
全長100kmにも及ぶぐんま県境稜線トレイルのルート上にある山で、堂岩山を越えるとその堂々とした山容が見えてきます。登山口の野反湖ではニッコウキスゲ(地元ではノゾリキスゲと呼んでいます)が見頃を迎え、多くの人が訪れます。

湯ノ丸山の隣にある、角間山・鍋蓋山へも行ってきました。派手さはなく静かな山歩きが楽しめます。道中にあった道標がクマにやられたと思われる跡がついていました。こういったものも記録を取りながら巡視を行います。

8月
夏になるとササが茂り見通しの悪い道が増えます。そうなるとクマとばったり遭遇する危険があるので、ササ刈りを行います。利用者にクマがいることを知っていただく必要もあるので、クマ監視や声掛けを行うこともあります。
環境省ホームページでもクマに関する注意喚起を行っていますので、お出かけの際はご一読ください。
中部山岳国立公園、上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園へ お越しの皆さまへ【注意喚起】 | 信越自然環境事務所 | 環境省

今年の夏は特に暑かったので、いつもより体力の消耗が激しかったような気がします。
それでも時折感じる山の空気は心地よいです。

このころの浅間山は夏の空を携えて、雄大な姿で登山者を迎えます。

最後にひとつ宣伝を……。
上信越高原国立公園のインスタグラムアカウントがあります。日々の仕事や国立公園内の自然風景、イベントの様子や案内等の投稿をしますので、フォローいただけると嬉しいです。
インスタグラムURL
https://www.instagram.com/joshinetsukogen_nationalpark?igsh=MXZ5ejhjNzZ6Nmdzcg==
書きたいことはあるのですが、しばらくAR日記を更新できていませんでしたので、ここで4月から8月までの活動の様子をお届けします。
4月
山開きはまだ先ですが、遭対協をはじめとする関係者の皆様と浅間山の登山道点検に行ってきました。雪が残る浅間山の山容、キャベツを植える前の嬬恋村の畑が特に印象に残りました。




標高の低いところでは雪はありません。冬季は閉鎖する、四万温泉にある摩耶滝線の遊歩道を地元の方と一緒に掃除をして開通の準備をします。




5月
暖かくなってくると植物が育ってきます。秋の保全活動に参加してから待っていた、野反湖に咲くシラネアオイをようやく見ることができました。霧の中で幻想的に咲くシラネアオイの群生に目を奪われます。

困ったことに外来植物も元気になる時季。様々な場所で駆除活動が始まるので、外出が多くなっていきます。




6月
夏の入り口の頃、湯ノ丸高原でレンゲツツジが見頃を迎えます。例年だと牛の放牧もされており、レンゲツツジと牛を一緒に見ることができるのですが、今年は牧柵の修繕のためこのころはまだ放牧されていませんでした。


山の日イベントの下見も行いました。
今年は湯ノ丸山の標柱塗りを予定していましたが、残念ながら悪天候のため中止になりました。

7月
夏を迎え、登山シーズンに入ったころ、なかなか行けていなかった白砂山へ行ってきました。
全長100kmにも及ぶぐんま県境稜線トレイルのルート上にある山で、堂岩山を越えるとその堂々とした山容が見えてきます。登山口の野反湖ではニッコウキスゲ(地元ではノゾリキスゲと呼んでいます)が見頃を迎え、多くの人が訪れます。


湯ノ丸山の隣にある、角間山・鍋蓋山へも行ってきました。派手さはなく静かな山歩きが楽しめます。道中にあった道標がクマにやられたと思われる跡がついていました。こういったものも記録を取りながら巡視を行います。


8月
夏になるとササが茂り見通しの悪い道が増えます。そうなるとクマとばったり遭遇する危険があるので、ササ刈りを行います。利用者にクマがいることを知っていただく必要もあるので、クマ監視や声掛けを行うこともあります。
環境省ホームページでもクマに関する注意喚起を行っていますので、お出かけの際はご一読ください。
中部山岳国立公園、上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園へ お越しの皆さまへ【注意喚起】 | 信越自然環境事務所 | 環境省


今年の夏は特に暑かったので、いつもより体力の消耗が激しかったような気がします。
それでも時折感じる山の空気は心地よいです。


このころの浅間山は夏の空を携えて、雄大な姿で登山者を迎えます。

最後にひとつ宣伝を……。
上信越高原国立公園のインスタグラムアカウントがあります。日々の仕事や国立公園内の自然風景、イベントの様子や案内等の投稿をしますので、フォローいただけると嬉しいです。
インスタグラムURL
https://www.instagram.com/joshinetsukogen_nationalpark?igsh=MXZ5ejhjNzZ6Nmdzcg==
