皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。 今年も残すところあと数日となりました。 事務所のある石川県白山市白峰周辺は、先週の雪ですっかり雪に覆われました。 (白峰にある白山国立公園センター付近から見た白山。12/24撮影) 前回お伝えした時よりもさらに冬らしい雰囲気になりました。 さて、今日は2020年のパークボランティア活動を振り返るAR日記第三弾。 9月の活動をご紹介します。 【9月26日(土) お天気:雨時々曇り、刈込池周辺の看板清掃】 福井県大野市に位置する刈込池へ出かけたのは9月最後の土曜日。朝から小雨が降ったり止んだり・・・ひとまず現地に行ってみましょうと出発しました。 現地に着くとなんとか雨は止んでくれました。 上小池駐車場から刈込池を巡る道沿いには、周辺の生き物や伝説など、刈込池周辺について学べる解説看板が複数設置されていますが、表面が汚れて文字が読みにくくなってしまっていました。 紅葉シーズンになれば刈込池にはたくさんの人が訪れるので、その前にきれいにすることにしました。 この日も新型コロナウィルス対策として、少人数の班に分かれて出発です。
(掃除道具や清掃用の水を持って長い階段を登る。パークボランティア撮影) 一つのルート上にある看板を清掃していくため、先行する班ばかりが看板を清掃することがないように、どの看板をどの班が掃除するか、出発前にルールを決めました。参加したメンバーには「看板をきれいにしたい」という熱い思いがあふれていましたが、このルールによって看板の取り合いという事態は回避され、大勢が密集することもなく、とても効率よく清掃ができました。
(持って来た水とブラシやぞうきんを使って清掃。パークボランティア撮影)
(左:清掃前、右:清掃後。パークボランティア撮影) とても丁寧に拭いたので、ササの影が映りこむほどに! 周囲の風景に溶け込んで目に付きにくくなってしまっていた看板は、白く輝いて文字が読みやすくなりました。 現在、刈込池へ続く道路は冬期通行止めとなっていますが、来シーズン以降、訪れることがあれば、ぜひ解説看板にも目をとめていただければと思います。
今年は戸惑うことも多い年となりましたが、様々な方の協力や工夫で何とか白山での活動を終えることができました。アクティブ・レンジャー日記も読んでくださり、ありがとうございました。 新しい年は、この看板のように明るく輝くものになりますように。 皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。 ※ 白山国立公園は冬の間、冬期通行止めによってアクセスできないエリアが多くありますので、ご注意ください。 ※ 刈込池に関しては過去の記事もぜひご覧ください↓↓ 2020年05月01日 #STAYHOME おうち de 白山国立公園の旅!その1 刈込池
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