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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

特定外来生物“オオフサモ”の駆除活動②

2013年12月24日
志摩
オオフサモの駆除活動、引き続き実施しています。(前回の記事

11月より5回に渡って実施してきましたが、多くの方のご協力を得て、
目立って大繁殖していた部分はほぼ全て取り除くことができました!
これまでの活動の様子をご紹介します(^^)/

○活動前のレクチャー

藤田レンジャーからは、伊勢志摩国立公園や外来種について、
私からはオオフサモの生態や駆除の際の注意点についてお話しました。

○駆除開始!

ぬかるむ泥に足を取られて、慣れていないと移動するのも結構大変。
何より中腰の姿勢がつらい作業です。

○作業のお供

ちぎれやすい地下茎を残らず引き抜くのは本当に難しいんです。
こんな道具を駆使しながら作業しました。

○駆除後の様子

あとは、ポツポツと残っている個体や切れてしまった地下茎の除去等、
細かな作業を残すのみとなりました!

○乾燥中

生きたままの運搬が禁止されているので、現場で完全に乾燥させる必要があります。
乾燥後は、焼却施設に持ち込み処分します。

今回の作業には、パークボランティアさんの他、志摩市環境課、自然公園指導員、地元サッカーチーム、その他地元の方々にご協力いただきました。
寒い中での作業、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!!


~おまけ~
作業中、アカガエルを発見しました。

もうすぐ彼らの産卵時期がやってきます。
環境が少し変わってしまいましたが、水路のつまりも取り除かれて水が増えたので、良い影響が出ることを祈っています。