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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

第2回JPR開催報告

2013年11月07日
万座
少し前になりますが・・・10月19日(土)に鹿沢にて、「水源の森が育む 生きもの調査隊」と題し“森”をテーマに、今年度第2回目となる子どもパークレンジャー(JPR)を開催しました(前回の様子はこちら→/blog/2013/08/1414.html)。
鹿沢園地内にはどのような“いきもの”が生息しているのかな。さぁて、いよいよ調査開始っ!!

土の中や、木に付いているいきものを捕獲し調査しています。樹木をたたいて、いきものを捕獲。何もいなそうな状況と思いきや、キシャヤスデやカエルやクモなど、多くのいきものが捕獲されました。肌色をしたちょっと奇妙な存在のキシャヤスデが、意外と子どもたちに人気でツボにはまった様子でした。
この他にも3つのポイントを設け、そのポイントを班ごとに巡り、樹木やほ乳類についてそれぞれの場所で調査方法を学び、班の仲間と協力しながら実際に調査を行いました。

さて、午後は「瞬間冷凍動物」というアクティビティで森の中で日々行われている“食う食われる”といった食物連鎖の関係について学習。

ざっくりとルールを説明すると・・・
キツネとネズミに分かれ、ネズミはキツネに捕まらないようにエサのエリアを目指す(3往復はすること)。キツネにタッチされた場合はその時点でゲーム終了。
キツネもまた生きていく上で3匹以上のネズミを捕まえなくてはならない。

JPRのみんなは、このアクティビティで、食物連鎖を学ぶと共に、自然界における捕食者と被食者のおかれている環境状況の厳しさについても学んだ様子でした。


さて、いよいよまとめと発表の時間です。

2回目とあって、まとめの仕方は工夫を凝らしているし、緊張しつつもみんな堂々と発表出来てました。すごいぞ~(ノ´∀`)ノ
※1、2回の活動ごとにまとめた模造紙を鹿沢インフォメーションセンター2階の展示室に掲示しております。是非、ご覧にいらっしゃってくださいね。

さて、今年度における万座自然保護官事務所のJPRは今回で終了となります。
このJPRを通し、参加してくれたみんなが、日々生活する環境をまた違った目線から見つめてもらえる機会になれば嬉しいです。