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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@北浜小学校(6年生)

2013年03月08日
志摩
3月4日(月)、伊勢市立北浜小学校6年生の2クラス(39名)を対象に出前授業を行いました。伊勢市の学校へは初進出!先日の日記で、下見の様子をご紹介した学校です(^^)

公園の区域からはすこし外れた場所にある小学校なのですが、
教室の窓からは伊勢志摩国立公園の山々を眺めることができます。

【かずやレンジャーからの紹介を聞いてビックリ】

さて、今回の授業は先生方の希望もあり、各クラス別々の内容で実施。
理科で、“生活排水”や“絶滅危惧種”などについて勉強しているということで
その学習内容に合わせつつ、伊勢志摩の話題を取り上げてお話しました。

○6年生A組
『生存のピンチ?伊勢志摩の貴重な生きものたち』
三重県では、1,117種(準絶滅危惧種含む)が絶滅危惧種として指定されています。
北浜小学校近くの大淀(おいず)海岸にも、ちいさな昆虫の絶滅危惧種がいます。
今その貴重な住み家で、オオフタバムグラという外来植物が大繁殖しており、
地元ボランティア団体がその駆除活動に取り組んでいることを紹介しました。

【三重県のレッドデータブックを使って、身近な絶滅危惧種を紹介】

○6年生B組 生活排水
『私たちの暮らしと海の生きものの暮らし』
いま伊勢湾を汚している原因の半分以上は、生活排水だと言われています。
生活排水が流れ着く海に生きる生きものたちを紹介したあと、暮らしの中で排出されるものの中で、どの水が一番海を汚すのかパックテストで実験しました。

【意外と知られていませんが、米のとぎ汁も海を汚す原因のひとつです】

最後に、それぞれの問題に対し“わたしたちができること”を紹介して授業は終了。
生徒のみなさんからは、「お風呂の水は洗濯に再利用してます」「学校の近くにも絶滅危惧種がいるなんて知らなかった」などなど、いろんな感想をいただきました。
また機会があれば、来年もお話に来れるといいなぁと思います(^^)

北浜小学校のみなさん、見学に来てくれた北浜幼稚園のみなさん、
そして先生方、ありがとうございました!!


最後に・・・
今回は、毎日新聞社さんが取材に来てくださっていました。
授業の様子は、3月21日発行の「いせ毎日」(毎日新聞の姉妹紙で、伊勢市、鳥羽市、玉城町に折り込まれます)にて掲載してくださる予定だそうです。
手に入る地域のみなさんは、どうぞご覧ください(^^)/