アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
初冬の谷川山麓のいきものたち
2024年12月06日
谷川
みなさまこんにちは!
谷川管理官事務所の渡辺です。
事務所周辺では11月下旬より一気に冷え込み、冬らしい気候になってきました。
谷川岳では初雪も観測され、山の上は真っ白です。
〈谷川岳と主稜線〉
寒さで外に出にくくなる季節ですが、今回は冬の谷川山麓で最近見られた自然や生きものをご紹介したいと思います。
〈ルリビタキ〉
この辺りでは漂鳥(季節によって暮らす場所を帰る野鳥)で、夏は標高1500m以上の亜高山帯で生活し、秋~冬になってくると山の麓まで降りてきて、本格的に寒くなってくると町中の公園などでも観察できます。
オスは年齢を重ねると名前の通り美しい青色の体になりますが、写真の個体はおそらくメスなので地味な体色ですね。
〈エナガ〉
北海道にいるシマエナガが有名ですが、本州にも実はエナガがいます。
1年中日本にいる留鳥ですが、普段は常に動き回っていてなかなかじっくり観察できません。
冬になると木々の葉っぱが落ちて観察しやすくなるのでおすすめです。
〈スズメバチの巣〉
巨大なスズメバチの巣ですが、既にハチはいません。
女王バチ以外の働きバチの寿命は2~3ヶ月程度で、冬にはその一生を終えます。
立派な巣ですが一年限りの使い捨てで少々もったいないですね…
〈アイノヒゲボソムシヒキ〉
虫といえば夏のイメージですが、晩秋でもよく探すと見つけられます。
この虫はハエの仲間であるムシヒキアブの一種です。
よくみると体全体に毛がフサフサと生えています、寒さ対策でしょうか。
冬は生きものが少ないイメージがあるかもしれませんが、実は観察が一番しやすい季節です。
寒いかもしれませんが、気分転換に冬ならではの生き物観察はいかがでしょうか?
今後も谷川、苗場地域の自然や生き物の魅力を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
谷川管理官事務所の渡辺です。
事務所周辺では11月下旬より一気に冷え込み、冬らしい気候になってきました。
谷川岳では初雪も観測され、山の上は真っ白です。
〈谷川岳と主稜線〉
寒さで外に出にくくなる季節ですが、今回は冬の谷川山麓で最近見られた自然や生きものをご紹介したいと思います。
〈ルリビタキ〉
この辺りでは漂鳥(季節によって暮らす場所を帰る野鳥)で、夏は標高1500m以上の亜高山帯で生活し、秋~冬になってくると山の麓まで降りてきて、本格的に寒くなってくると町中の公園などでも観察できます。
オスは年齢を重ねると名前の通り美しい青色の体になりますが、写真の個体はおそらくメスなので地味な体色ですね。
〈エナガ〉
北海道にいるシマエナガが有名ですが、本州にも実はエナガがいます。
1年中日本にいる留鳥ですが、普段は常に動き回っていてなかなかじっくり観察できません。
冬になると木々の葉っぱが落ちて観察しやすくなるのでおすすめです。
〈スズメバチの巣〉
巨大なスズメバチの巣ですが、既にハチはいません。
女王バチ以外の働きバチの寿命は2~3ヶ月程度で、冬にはその一生を終えます。
立派な巣ですが一年限りの使い捨てで少々もったいないですね…
〈アイノヒゲボソムシヒキ〉
虫といえば夏のイメージですが、晩秋でもよく探すと見つけられます。
この虫はハエの仲間であるムシヒキアブの一種です。
よくみると体全体に毛がフサフサと生えています、寒さ対策でしょうか。
冬は生きものが少ないイメージがあるかもしれませんが、実は観察が一番しやすい季節です。
寒いかもしれませんが、気分転換に冬ならではの生き物観察はいかがでしょうか?
今後も谷川、苗場地域の自然や生き物の魅力を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!