アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
国府白浜展望地より
2024年11月19日
伊勢志摩国立公園
国府白浜展望地より
みなさまこんにちは!
伊勢志摩国立公園管理事務所アクティブレンジャー 三木です。
まだ薄暗い夜明け後の朝、ひんやりした空気感が気持ちいい今日この頃。
早起きが毎日楽しみです。
皆様はいかがお過ごしですか?
私たちアクティブレンジャーは日々、国立公園内の巡視を行っています。
園内の標識等が壊れていないか?展望地や自然歩道は皆さんが自然を楽しんでもらえる状態か?
などを巡視ポイントとしています。
また、巡回中に出会う植物や昆虫、生物を記録してアクティブレンジャー日記や写真展でも発信しています。
国立公園の保護はもちろんなのですが、
皆さんが自然を楽しんでもらえることも国立公園ならではの魅力ですね!
さて、
志摩市阿児町には、白く長い砂浜が続き熊野灘を望めることができる
国府白浜展望地があります。「通称:国府(コウ)の浜」
ここは言わずと知れたサーフィンのメッカであり、
1年を通して他府県からもたくさんのサーファーが訪れます。
何を隠そう、私もそのうちの一人でもありました。
そんなサーフポイントが国立公園内。しかも展望ポイントになっていることは
あまり知られていません。
私にとっても縁あるこの綺麗な場所を是非、今回は紹介させて頂きます。
写真は早朝の海岸。
この日はあいにくの天候でしたが、いい波がきていました。
遠浅でゆるやかなカーブを描く海岸で、南北約3キロ。南部には松原が広がります。
太平洋から昇る朝日はとても綺麗です。
空気が澄んでよく晴れた日には、遠く富士山も見えますよ。
夏には、地元の方をはじめ、大阪・奈良・滋賀・兵庫などから
たくさんのサーファーが波を求めて訪れます。
国府(コウ)の浜はサーフィンカルチャーにおいても何十年も前からたくさんのサーファーに愛されたサーフポイントです。
サーフィンの全日本アマチュア選手権が開催された場所でもあります。
ビーチ近隣には、サーファーたちのために、たくさんの駐車場があり
サーファーそれぞれに行きつけのお気に入りの駐車場があったりもします。
北部の海岸線にはパークゴルフ場があり地元の人を含め、
多くの方が、気持ちいい潮風の中プレイを楽しんでらっしゃいます。
安乗灯台から海女の里・志島へ続く近畿自然歩道沿いでもあり、
綺麗な海岸線の波打ち際を裸足であるいてみる。
また、独特な雰囲気の槇垣の町並みを散策してみるのも風情がありますね。
細い路地を抜け海岸線にでると、
視野が一気に広がりそして潮風がとても気持ちいいです!
是非、皆様も散策を楽しんでみてください。