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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

夏のイベント「干潟を音であそぼ!」を開催しました!!

2024年08月29日
名古屋 二宮 準子
皆さま、こんにちは。
名古屋自然保護官事務所、アクティレンジャーの二宮です。

猛暑日連続記録更新中の名古屋ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
藤前干潟は夏全開、雲はなく、空も広く、青いです。

さて、去る8月7日に、夏の恒例イベント「干潟を音であそぼ!」を開催しました。
「音」に着目し、楽しみながら藤前干潟の自然環境を学んでいただくプログラムです。
 
「音」のプロである講師の“本多taco-bow正典さん”をお招きして、ワクワクです。
tacoさんは、パーカッショニスト歴35年を超え、名古屋を活動の拠点にされて20年近くが経ち、
「名古屋ど祭り」のアレンジやジャンルを問わず様々なアーティストとコラボされるなど、
多彩な活動をされている方です。

藤前干潟の紹介に、子供も保護者も真剣に耳を傾け聞いてくれていました。
(名古屋市野鳥観察館様提供)
今回初めての企画、「この音な~んだ、音を作ろう!」です。
藤前干潟で集めてきた4つの材料を、それぞれ容器に入れ、「音」を作ります。
でも、「ただ作るだけでは芸がない!」ということで、
中が見えないようにして作った容器へ材料を入れ、音を聞いてもらい、
どの材料で作ったのか考えながら同じものを作ってもらうことにしました。
材料はヨシの茎、松ぼっくり、カキの貝殻、干潟の砂です。


みなさん、音を聞いて、考えて、作ります。真剣です。

出来上がると、答え合わせならぬ「音合わせ」をtacoさんにしていただきました。
なんと、みなさん大正解でした!
最後に、作った音の容器=楽器を使って、
tacoさんと「Power to the People」を演奏して音を楽しみました。
今回、藤前干潟にあるもので音を奏でましたが、残念ながら藤前干潟ではごみの問題もあることから、
合わせて釣りごみの話もしました。藤前干潟の美しい自然と環境を未来につなげてほしいな、と思います。

続いて、tacoさんとタイココミュニケーションです。tacoさんの軽快なトークとタイコ
(ジャンベ)さばきに釘付けです。子供も保護者もスタッフも自然と笑みがこぼれます。

お次は藤前干潟の映像に合わせた楽器演奏の時間。
tacoさんが世界各国の珍しい楽器で音出ししながら紹介されました。みなさん興味津々で聞いていました。
名古屋市野鳥観察館様提供)
イベントの最後は、tacoさん作詞作曲の「藤前干潟ウキウキソング」をみんなで歌って踊りました。
振り付けを教えるのはtacoさんの奥様、洋子さん。歌に登場する動物たちの動きをレクチャーし、
稲永ビジターセンター前の芝生でみんなで踊りました。
(名古屋市野鳥観察館様提供)
アンケートでは、「タイコをたたいて楽しかった、工作がおもしろかった、
干潟のことがよくわかった」などのお声をいただきました。
みなさんに楽しんでいただけたようで、とても嬉しいですが、
写真をみていると、スタッフが一番楽しそうだな、と感じます。
また、藤前干潟に遊びにきてください。お待ちしています。

<おまけ>
自分達で作っておいてなんですが、毎度、はっ!とするクオリティーの高さ。