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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

谷川のいきものたち

2024年08月27日
谷川 渡辺 柊平
みなさまこんにちは!
谷川管理官事務所の渡辺です。
 
お盆も過ぎて事務所周辺でも少しずつ涼しい日が増えてきました。
いよいよ秋の気配を感じます。
 
今回は、夏の間、観察できた谷川の生きものたちを一挙にご紹介したいと思います。
山の絶景もいいですが、足下からも豊かな自然を感じてもらえると幸いです。


〈オオシオカラトンボ〉
山地でよく見られるトンボで、小さな水溜まりや池など水辺にいることが多いです。
警戒心が強いのか、なかなか近くで撮影させてもらえませんでした。


〈アキアカネ〉
谷川では秋よりも夏によくみるトンボです。
天神尾根でも飛び交っている姿をよくみました。
警戒心があまりないのかじっとしていると頭の上に止まったりします。
 

〈ミヤマカワトンボ〉
光沢のある体色がとても美しいカワトンボの仲間です。
名前の通り、川や沢の近くで見られます。
ひらひらと飛んでいる姿も美しいです。


〈ミヤマカラスアゲハ〉
山地に生息するアゲハチョウの仲間です。
この時は吸水の最中だったため目の前で撮影することができました。
ただ吸水中は翅が閉じてしまうため、美しい部分があまり見えないのが残念…


〈ヒロバネヒナバッタ〉
比較的標高のある山地の開けた場所に生息しているようです。
谷川岳へ至る登山道でじっと観察していると鳴く様子もみることができました。


〈ジムグリ〉
土の中のネズミやモグラを主食にしているヘビです。
写真はちょうどアカネズミの巣の中に入っていくところです。
力が強く残念ながら顔を見ることはできませんでした。
※ヘビの中には有毒な種類もいますので、種類がわからない時は触らず観察しましょう。
 
 
谷川周辺ではこの他にも様々な野鳥や昆虫などの動物が生息しています。
訪れた際には、足下の自然にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。