
アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
登山道巡視も業務のひとつです
2026年08月28日
平湯
登山道巡視も業務のひとつです
暑さ厳しい日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
平湯管理官事務所の祖父江です。
お盆を過ぎましたが、依然として各地で厳しい暑さが続いています。また、水不足や線状降水帯による集中豪雨など、天候も不安定な状況です。平湯周辺でも夕方から雷雨となる日が多く、登山者の皆さまには天候の急変に十分注意しながら、安全に登山を楽しんでいただきたいと思います。今回は、7月下旬から8月上旬にかけて実施した岐阜県側からの北アルプス登山道巡視2件の内、7月分をご報告いたします。
平湯管理官事務所の祖父江です。
お盆を過ぎましたが、依然として各地で厳しい暑さが続いています。また、水不足や線状降水帯による集中豪雨など、天候も不安定な状況です。平湯周辺でも夕方から雷雨となる日が多く、登山者の皆さまには天候の急変に十分注意しながら、安全に登山を楽しんでいただきたいと思います。今回は、7月下旬から8月上旬にかけて実施した岐阜県側からの北アルプス登山道巡視2件の内、7月分をご報告いたします。
骨が折れる山行でしたが、ご褒美の絶景に感動した奥穂高岳
まずは7月22日(水)から23日(木)にかけて実施した穂高岳方面の巡視です。岐阜県側から奥穂高岳へ向かうルートといえば、やはり白出沢コース。延々と続くゴーロ帯歩きはなかなかの体力勝負ですが、その厳しさの先には北アルプスらしい雄大な景色が待っています。今回は巡視で確認した登山道の状況や、歩く際に気を付けていただきたいポイントをご紹介します。
右俣林道の白出沢分岐から始まる登山道は、序盤こそ他の登山道と変わらない樹林帯歩きですが、その名のとおり白出沢に入ると、一面に広がる崩壊地や岩場が現れ、一気に経験者向けのゴーロ帯の登山道へと変わります。足元は石や岩が中心で、場所によっては鎖や梯子、ガレ場もあります。宿泊地である穂高岳山荘まで、延々と続く枯れ沢のゴーロ帯を確認しながら慎重に進みました。

また、このルートでは落石にも十分な注意が必要です。今回の巡視中も、下山者がカボチャほどの大きさの落石を発生させたにもかかわらず周囲へ声を掛けず、危険を感じる場面がありました。落石を起こしてしまった際には大きな声で周囲に知らせることを心掛けましょう。
実際に歩いて感じたのは、こまめな休憩の大切さでした。岩場が続くため膝や足への負担が大きく、疲労も蓄積しやすい登山道です。無理をせず、適度に休憩を取りながら歩くことが安全登山のポイントです。

幸い天候にも恵まれ、登山道の状況を確認しながら、無事に巡視を実施することができました。 白出沢上部の急登区間では、石畳のような岩場の先に穂高岳山荘が見えるため、つい目標に向かって進みたくなります。しかし、場所によってはマーキングやピンクテープが分かりにくく、登山道を外れてしまう恐れがあります。周囲をよく確認しながら慎重に進めば、問題なく通行できる状況でした。
翌日に確認した奥穂高岳や涸沢岳へ向かう登山道にも大きな問題は見られませんでした。一方で、下山中にすれ違った高校生の滑落・骨折事故を巡視後にニュースで知りました。私たちは予定どおり巡視を終えることができましたが、この一帯は岩稜帯が連続する北アルプスを代表する険しい山域です。登山を計画される際は、十分な装備と事前の情報収集を行い、ご自身の体力や経験に見合った無理のない登山を心掛けてください。


※左の写真は夕暮れの笠ヶ岳、夕闇に包まれた目の前に広がる景色に、心安らぐひとときを過ごしました。右の写真は涸沢岳からの眺めです。奥穂高岳、前穂高岳と連なる稜線の先には北岳や富士山の姿も確認できました。好天がもたらしてくれた素晴らしい眺望に感謝です。
右俣林道の白出沢分岐から始まる登山道は、序盤こそ他の登山道と変わらない樹林帯歩きですが、その名のとおり白出沢に入ると、一面に広がる崩壊地や岩場が現れ、一気に経験者向けのゴーロ帯の登山道へと変わります。足元は石や岩が中心で、場所によっては鎖や梯子、ガレ場もあります。宿泊地である穂高岳山荘まで、延々と続く枯れ沢のゴーロ帯を確認しながら慎重に進みました。

また、このルートでは落石にも十分な注意が必要です。今回の巡視中も、下山者がカボチャほどの大きさの落石を発生させたにもかかわらず周囲へ声を掛けず、危険を感じる場面がありました。落石を起こしてしまった際には大きな声で周囲に知らせることを心掛けましょう。
実際に歩いて感じたのは、こまめな休憩の大切さでした。岩場が続くため膝や足への負担が大きく、疲労も蓄積しやすい登山道です。無理をせず、適度に休憩を取りながら歩くことが安全登山のポイントです。

幸い天候にも恵まれ、登山道の状況を確認しながら、無事に巡視を実施することができました。 白出沢上部の急登区間では、石畳のような岩場の先に穂高岳山荘が見えるため、つい目標に向かって進みたくなります。しかし、場所によってはマーキングやピンクテープが分かりにくく、登山道を外れてしまう恐れがあります。周囲をよく確認しながら慎重に進めば、問題なく通行できる状況でした。
翌日に確認した奥穂高岳や涸沢岳へ向かう登山道にも大きな問題は見られませんでした。一方で、下山中にすれ違った高校生の滑落・骨折事故を巡視後にニュースで知りました。私たちは予定どおり巡視を終えることができましたが、この一帯は岩稜帯が連続する北アルプスを代表する険しい山域です。登山を計画される際は、十分な装備と事前の情報収集を行い、ご自身の体力や経験に見合った無理のない登山を心掛けてください。


※左の写真は夕暮れの笠ヶ岳、夕闇に包まれた目の前に広がる景色に、心安らぐひとときを過ごしました。右の写真は涸沢岳からの眺めです。奥穂高岳、前穂高岳と連なる稜線の先には北岳や富士山の姿も確認できました。好天がもたらしてくれた素晴らしい眺望に感謝です。