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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

伊勢志摩国立公園・春からの出会い

2024年05月21日
伊勢志摩国立公園 三好 明
AR日記をご覧のみなさま、こんにちは。伊勢志摩国立公園管理事務所の三好です。今年の4月から新たにARに採用されましたのでよろしくお願いします。令和6年度最初で、私自身にとっても初めてのアクティブレンジャー日記の配信となります。微力ながら、伊勢志摩国立公園の魅力を少しでもみなさまにお伝えできれば幸いです。

令和6年4月からの始まり
私にとって伊勢志摩国立公園は身近な存在ですが、それは生活圏にあるからです。住居も職場も買い物も、すべてが国立公園内で完結できます。実はそれがこの公園の最大の特徴ともいえるもので、伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町にかけて、およそ6万haの広大な面積を占めるなかで、民有地の割合が96%以上と非常に高く、公園内の居住人口も非常に多いのです。すなわち、自然と人とが両隣で共存している国立公園なのです。では、私自身、国立公園が生活圏で、毎日当り前のように暮らしているのですが、具体的なことは知っているかと問われれば、実は何も知らない、というトホホな状態が現実です。 しかし、縁あってARになった以上何をすべきか、を考えてみました・・・。 そして一つの答えが浮かんできました。「知ることから始める」です。さあ、そうと決まれば行動開始です!まず、伊勢志摩国立公園内にある横山展望台を拠点に、4月からカメラを持って足を運ぶようになりました。

【横山展望台寸景】
季節は若葉が芽生えだした春本番です。展望台は標高140mに位置するため気温が低く、まだまだ肌寒い感じです。でも、訪れる人達を見ていると笑顔いっぱい。こちらまで元気づけられます。 ツツジの花も満開です。


【横山展望台駐車場】

歩くことの大切さ
平日は、志摩市を中心に国立公園内を歩いています。見るもの聞くものすべてが初めての体験で、正直体力勝負な面があります。でもいい空気を吸って、いい景色を見られるのが最高です!今のところ東は鳥羽市の「三ツ島」、西は南伊勢町の古和浦にある「ニラハマ展望台」まで行ってきましたが、まだまだシャッターを切りまくります。


【鳥羽市・三ツ島】
 

【南伊勢町・南海展望台】
 

【南伊勢町・ニラハマ展望台】
 
レンジャーと共に
ひとりで現場に行くことが多いのですが、レンジャー(自然保護官)と共に行動する機会も多くあります。みなさんパワーあふれる人たちです!
 

【鳥羽市・青峰山】


【志摩市大王・海面利用状況調査】


 田植えの季節をむかえて
早いもので、国立公園内では田植えの風景が見られるようになりました。今年は雨の日も多く、米作りには適しているのかもしれませんね。里山も田んぼも緑豊かな景観を見せてくれています。オタマジャクシも嬉しそうです。


【志摩市・磯部町】
 

【志摩市・磯部町】


今後の活動
季節はもうすぐ梅雨になりそうです。今あちこちでアジサイの花が咲く準備をしています。私も冒頭で書きましたが、「この瞬間」を大切に、伊勢志摩国立公園の魅力を発信できるようシャッターを切り続けます。キャッホー!


【横山園地・創造の森】