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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

乗鞍高原合同巡視

2024年03月04日
上高地 松下裕之
こんにちは。上高地アクティブ・レンジャーの松下です。

去る2月16日、乗鞍・白骨アクティブ・レンジャーの中岡さんが企画した乗鞍高原合同巡視に参加しました。
今回の巡視は、乗鞍高原以外のエリア担当職員の目線から乗鞍高原の利用状況や施設管理状況、園路状態等を共有し、意見交換を行うことで、乗鞍高原エリアの取組をより良いものにするために実施されました。
当日は、乗鞍高原エリアの特性や確認ポイントの説明を受けながら、休暇村乗鞍高原から夜泣峠、女小屋の森(めごやのもり)、まいめの池を経て休暇村乗鞍高原へ戻るルートを巡視しました。
雪のルートにはトレースがしっかりついており、多くの方が冬の乗鞍高原を利用していることがわかります。ルート上には雪の重みに耐えかねて折れた樹木や枝等がありましたが、ごみは落ちておらず利用状況のよさが窺えました。道標や案内板は見やすさや耐久性に工夫がされており、上高地の案内板等リニューアルの参考にできそうです。施設によっては乗鞍に暮らす地元の人たちの協力により作られたものもあり、その思いが伝わってくるような気がしました。
「のりくら高原ミライズ」
https://norikura.gr.jp/2021/04/norikurakougenmiraizu/

乗鞍高原をはじめ、中部山岳国立公園内やその周辺部は最高のスノーフィールドとして楽しめます。
しかしながら、気象条件によっては雪崩や落石、吹雪による道迷い等の危険がある冬山登山であることを忘れないでください。事前の情報収集や冬山装備を万全にしたうえでお越しください。
そうそう、上高地では登山届の提出もお忘れなく! 
登山届提出箱が中の湯ゲートに設置されていますのでよろしくお願いします!

【樹木確認】


【樹木確認】


【倒木確認】


【ルート上の落枝処理】


【道標確認】


【施設の説明】


【アニマルトラック】