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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

岐阜県側の山々の開山が始まりました!

2026年06月10日
平湯 祖父江 章好AR
皆さま、お元気ですか?

お世話になります。平湯管理官事務所の祖父江です。
春もひと段落して桜も散り、ツツジが咲き始める5月に入ると少しずつ山々は緑に
色づき始めます。
写真は、GW中に開山した輝山(てらしやま)で見られる人気のニリンソウの群生です。


※小さなニリンソウの花でも群生している様子を見ると心が癒されます。隣には
 エンレイソウも咲いていました。

GW明けの5月10日には、乗鞍岳の岐阜県側にあたる「五色ヶ原の森」で開山祭が行われました。
乗鞍山麓五色ヶ原の森は、中部山岳国立公園の南端にある約3,000ヘクタールの広大な森で、
原生林や湿原、雄大な滝や渓流、池、湿原が点在し、多様な自然環境が今も残されています。
人の手がほとんど加えられていない貴重なフィールドです。
古くから、山は神様がいる神聖な場所と考えられており、修験者のみが入山を許され、
一般の人は立ち入ることが出来ませんでした。諸説ありますが、長い年月を経て徐々に一般の
方にも入山が許されるようになりました。
その入山が解禁される日が「山開き」であり、あわせて入山後の安全を祈願する意味で行われるのが
開山祭と言われています。
 
こちら五色ヶ原の森でも、厳かに神事が執り行われ、開山が始まりました。今年は積雪が
少なかったこともあり、例年より10日早く開山祭が行われ、国や県、市の関係者など約60人が
出席されました。開山の神事から始まり、玉串奉納、来賓の方の挨拶まで粛々を執り行われ
ましたが、開山祭に参加したことで先人たちの山に対する真摯な思いを感じることができ、
改めて山に対する新鮮な思いが芽生えました。


※粛々と神事が執り行われ、開山のテープカットへと進みました。
 
開山祭の後は、ショートコースにて五色ヶ森の布引滝(ぬのびきたき)へ向かい、ガイドの上平さんの
流暢でかつ楽しい話を伺いながら案内していただきました。五色ヶ原の森の利用にあたっては、
全てのコース(ガイド同伴)において事前予約が必要ですが、知識豊富なガイドの方とともに、
数時間のショートコースから、丸1日かけて自然を満喫できるロングコースまで、様々な形で自然を
楽しむことができます。


※コースのゴールにある布引の滝です。涼しくて気持ちも安らぎます。

是非皆さんも機会がありましたら、豊かな自然が守られている五色ヶ原の森を訪れてみてください。
お待ちしています。