アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
ダ、ダ、ダ、ダイシャクシギがやってきました!
2023年12月18日
名古屋
お世話になります。環境省名古屋自然保護官事務所の祖父江です。藤前干潟に来られた久しぶりのお客さま、ダイシャクシギNumenius arquataをご紹介します。
先日、名古屋市野鳥観察館さまに訪れた際、スタッフの方から「ダイシャクシギが来ていますよ」とお話がありました。藤前干潟でも年々見られなくなっている鳥です。駆け足で自然保護官事務所に戻り、300mmカメラでダイシャクシギを撮影しに行きました。
よく探すといました! 1羽だけでしたが長いくちばし、チュウシャクシギよりひとまわりおおきい体型(少し奥の大型のオナガガモAnas acutaに近いサイズです)で、のそのそと干潟の中を歩き回っていました。
ダイシャクシギはこの長く下へ湾曲しているくちばしをねじるように穴に深くさしこんでカニ(ヤマトオサガニMacrophthalmus japonicus等)を捕えます。もちろんいきなりカニを飲み込めるわけではなく、胴体や足を加えて振り回すことで足を外したあと胴体だけを丸呑みにするのです。
食事も一段落でしょうか、ダイシャクシギが飛び立ちました。背中から腰にかけての白色が目を見張ります。これがダイシャクシギの大きな特徴です。そっくりさんでホウロクシギNumenius madagascariensisという鳥がいるのですが、背中から腰にかけても褐色なところで見分けることができます。
渡り鳥で北から南に旅をするシギの仲間でいえば、日本には秋から冬にかけて約50種以上が渡ってきます。そんな渡り鳥が立ち寄る休憩場所がここ藤前干潟です。
本日は良い機会にも恵まれ、飛翔するダイシャクシギを写真に収めることができました。名古屋市野鳥観察館スタッフのお話では最近見る機会が減っているダイシャクシギですが、継続した環境保全に努め、1羽でも多く来ていただけるように活動したいと思いました。また来てくださいね、ダイシャクシギさん!
先日、名古屋市野鳥観察館さまに訪れた際、スタッフの方から「ダイシャクシギが来ていますよ」とお話がありました。藤前干潟でも年々見られなくなっている鳥です。駆け足で自然保護官事務所に戻り、300mmカメラでダイシャクシギを撮影しに行きました。
よく探すといました! 1羽だけでしたが長いくちばし、チュウシャクシギよりひとまわりおおきい体型(少し奥の大型のオナガガモAnas acutaに近いサイズです)で、のそのそと干潟の中を歩き回っていました。
ダイシャクシギはこの長く下へ湾曲しているくちばしをねじるように穴に深くさしこんでカニ(ヤマトオサガニMacrophthalmus japonicus等)を捕えます。もちろんいきなりカニを飲み込めるわけではなく、胴体や足を加えて振り回すことで足を外したあと胴体だけを丸呑みにするのです。
食事も一段落でしょうか、ダイシャクシギが飛び立ちました。背中から腰にかけての白色が目を見張ります。これがダイシャクシギの大きな特徴です。そっくりさんでホウロクシギNumenius madagascariensisという鳥がいるのですが、背中から腰にかけても褐色なところで見分けることができます。
渡り鳥で北から南に旅をするシギの仲間でいえば、日本には秋から冬にかけて約50種以上が渡ってきます。そんな渡り鳥が立ち寄る休憩場所がここ藤前干潟です。
本日は良い機会にも恵まれ、飛翔するダイシャクシギを写真に収めることができました。名古屋市野鳥観察館スタッフのお話では最近見る機会が減っているダイシャクシギですが、継続した環境保全に努め、1羽でも多く来ていただけるように活動したいと思いました。また来てくださいね、ダイシャクシギさん!