アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
TEMM24ユースフォーラムの参加者のみなさんが藤前干潟に来られました。
2023年11月21日
名古屋
11月の初旬には名古屋初開催となる第24回日中韓3カ国環境大臣会合(通称TEMM24)が開催され、4日には気候変動対策などでの連携強化を確認して閉幕しました。同時に未来の環境教育のあり方などを議論したユースフォーラム(日本・中国・韓国3カ国の20代くらいの若者の会合)の参加者のみなさんが、渡り鳥の飛来地として知られ、国際的に重要な湿地である藤前干潟を見学に来所されました。
まずは稲永ビジターセンターにて藤前干潟の歴史について、干潟ごみ埋め立ての危機から危機脱却への流れ、1999年の「ごみ非常事態宣言」とごみ削減の取り組み、2002年の「ラムサール条約」登録への道のりなどを通して、説明を受けられました。藤前干潟のクシテガニやトビハゼなどと触れ合っていただく観察タイムは大盛況でした。みんな小学生のように興味津々で生き物に触れ合っていました。屋外ではラムサール条約登録のモニュメントで全員が笑顔で記念写真を撮影しました。
その後は名古屋市野鳥観察館にてスタッフの方から説明を受け、各自がフィールドスコープで藤前干潟の状況やちょうど訪れ始めた渡り鳥を観察されました。鳥に対しての知識が豊富な方もいて、言葉の垣根を越えてスタッフと交流されていました。
最後は、稲永ビジターセンターに戻り、藤前干潟を守る会理事長の歓迎の挨拶の後、ユースフォーラム全体の振り返りを行い、若者の視点で環境保護への熱い意見が交わされました。
特に参加者のみなさんは、各自が環境保全に関係するキーワードを掲げ、自身の経験と考え、今後の理想の方向性を発表いただけたのが強く印象に残りました。藤前干潟のお話がたくさん出てきたのも非常に嬉しかったです。
発表を受けて名古屋自然保護官事務所からは、参加者のみなさんに干潟への熱いメッセージを伝え、会場はおおいに盛り上がりました。
今回の機会で国際交流と同時により藤前干潟について国を超えて多くの方々に知っていただけたのではないかと思います。名古屋で開かれた環境分野の国際会議は2010年の国連生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)以来であり、名古屋市は世界目標の「ネイチャーポジティブ」への参加を宣言し、TEMM24開催前に「なごや戦略実行計画2030」を公表しました。同時に日中韓にて共同宣言を取りまとめ伊藤信太郎環境相に届けています。
これを機会に藤前干潟も国を超えて多くの方々に知っていただき、名古屋が環境保全のリーダーシップを発揮し、次世代を担う若い方々の意見を反映しながら世界に藤前干潟を発信していければと思います。これからも藤前干潟を応援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは稲永ビジターセンターにて藤前干潟の歴史について、干潟ごみ埋め立ての危機から危機脱却への流れ、1999年の「ごみ非常事態宣言」とごみ削減の取り組み、2002年の「ラムサール条約」登録への道のりなどを通して、説明を受けられました。藤前干潟のクシテガニやトビハゼなどと触れ合っていただく観察タイムは大盛況でした。みんな小学生のように興味津々で生き物に触れ合っていました。屋外ではラムサール条約登録のモニュメントで全員が笑顔で記念写真を撮影しました。
その後は名古屋市野鳥観察館にてスタッフの方から説明を受け、各自がフィールドスコープで藤前干潟の状況やちょうど訪れ始めた渡り鳥を観察されました。鳥に対しての知識が豊富な方もいて、言葉の垣根を越えてスタッフと交流されていました。
最後は、稲永ビジターセンターに戻り、藤前干潟を守る会理事長の歓迎の挨拶の後、ユースフォーラム全体の振り返りを行い、若者の視点で環境保護への熱い意見が交わされました。
特に参加者のみなさんは、各自が環境保全に関係するキーワードを掲げ、自身の経験と考え、今後の理想の方向性を発表いただけたのが強く印象に残りました。藤前干潟のお話がたくさん出てきたのも非常に嬉しかったです。
発表を受けて名古屋自然保護官事務所からは、参加者のみなさんに干潟への熱いメッセージを伝え、会場はおおいに盛り上がりました。
今回の機会で国際交流と同時により藤前干潟について国を超えて多くの方々に知っていただけたのではないかと思います。名古屋で開かれた環境分野の国際会議は2010年の国連生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)以来であり、名古屋市は世界目標の「ネイチャーポジティブ」への参加を宣言し、TEMM24開催前に「なごや戦略実行計画2030」を公表しました。同時に日中韓にて共同宣言を取りまとめ伊藤信太郎環境相に届けています。
これを機会に藤前干潟も国を超えて多くの方々に知っていただき、名古屋が環境保全のリーダーシップを発揮し、次世代を担う若い方々の意見を反映しながら世界に藤前干潟を発信していければと思います。これからも藤前干潟を応援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。