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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

登山道保全活動!

2023年12月01日
谷川 渡辺 柊平
みなさまこんにちは、谷川管理官事務所の渡辺です。

11月初めに、新潟県湯沢町にあるトレッキング湯沢Ⅰにて登山道の保全活動を実施しました!
トレッキング湯沢Iは一級河川「清津川」沿いを歩くトレッキングコースで、美しい景色や豊かな自然を堪能することができます。
多くの人が訪れる人気のコースですが、以前から登山道の一部区間に水がたまり、ぬかるんでいて歩きにくい状態になっていました。

今回は登山道管理者の湯沢町、立教大学のスポーツウェルネス学部の方々と登山道の保全活動、道標の交換を行ったのでその様子をご紹介します。



最初にレンジャーから国立公園についての説明を聞き、次に今日の作業内容やルートをみんなで確認します。
説明を聞いた後は協力して重い道標を運びながら、設置箇所へ向かいます。





道中数ヶ所ある「ぬかるみ」では登山道にできた水たまりから浅い溝を掘り進め、道の外れに流れるよう、流路を変えていきます。
溝がつながり、水が流れていく瞬間は爽快感があります。




  
〈作業前〉                      〈作業後〉

作業前の写真右側には沢のように水が流れていますが、溝が完成した作業後では水の流れがなくなっています。
作業としては15分程度ですが、劇的に道の状況がよくなりました。
このあとも各ポイントで同じ作業をしながら、進んでいきます。





目的地まで進み、昼食を食べた後はいよいよ道標の交換作業です。




古い道標を撤去し、運んできた新しいものと交換します。
この場所の標識は破損して文字が一部見えなくなっていました。




  
〈作業前〉                      〈作業後〉


交換を終えた後は、また協力して古い標識を入口まで運んでいきます。
帰りは道標の楽な持ち方を試行錯誤しながら、少し歩きやすくなった道を楽しく進みました。






今回は、登山道の保全という普段は気付きにくい重要な活動を体験していただきました。
立教大学の皆さま、ご参加いただきありがとうございました!
重労働で一日大変な作業でしたがお疲れ様でした。