アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
上高地の外来植物の調査・除去活動
2023年06月27日
上高地
上高地アクティブ・レンジャーの松下です。
上高地に外来植物が侵入すると、貴重な動植物の脅威となるのみならず、上高地の景観が一変してしまう可能性があるため、影響力の強い外来植物については平成24年ころから地域の関係者や上高地パークボランティア、学校団体などとともに除去の対策に取り組んでいます。
去る6月4日に、岳都・松本 山岳フォーラムのプログラムに参加された一般の方々、信州大学の学生さん、上高地パークボランティアとともに小梨平の外来植物「セイヨウタンポポ」の除去を行いました。小梨平には在来植物の「ニホンタンポポ(シナノタンポポ)」も観ることができますが、「セイヨウタンポポ」の分布の広がりが顕著となっています。「セイヨウタンポポ」と「ニホンタンポポ」の見分け方は、総苞片(そうほうへん:花序(花のついた茎全体)の基部を包む小さいうろこ状の苞葉の1枚1枚)が反り返っているものが「セイヨウタンポポ」、閉じているものものが「ニホンタンポポ」です(写真参照)。この日は、1時間半ほどで9キロの「セイヨウタンポポ」を除去することができました。ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。環境省は今後も上高地の景観保全、生態系維持のために、外来植物の調査・除去活動を続けてまいります!!
上高地に外来植物が侵入すると、貴重な動植物の脅威となるのみならず、上高地の景観が一変してしまう可能性があるため、影響力の強い外来植物については平成24年ころから地域の関係者や上高地パークボランティア、学校団体などとともに除去の対策に取り組んでいます。
去る6月4日に、岳都・松本 山岳フォーラムのプログラムに参加された一般の方々、信州大学の学生さん、上高地パークボランティアとともに小梨平の外来植物「セイヨウタンポポ」の除去を行いました。小梨平には在来植物の「ニホンタンポポ(シナノタンポポ)」も観ることができますが、「セイヨウタンポポ」の分布の広がりが顕著となっています。「セイヨウタンポポ」と「ニホンタンポポ」の見分け方は、総苞片(そうほうへん:花序(花のついた茎全体)の基部を包む小さいうろこ状の苞葉の1枚1枚)が反り返っているものが「セイヨウタンポポ」、閉じているものものが「ニホンタンポポ」です(写真参照)。この日は、1時間半ほどで9キロの「セイヨウタンポポ」を除去することができました。ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。環境省は今後も上高地の景観保全、生態系維持のために、外来植物の調査・除去活動を続けてまいります!!