アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
【着任報告】今年度より藤前干潟でお世話になります
2023年06月08日
名古屋
皆さま、こんにちは!
この春から名古屋自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーになった祖父江(そぶえ)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、4月当初から仕事が始まり、基本である巡視(パトロール)などの業務を行っています。
「国指定の鳥獣保護区」である藤前干潟(ふじまえひがた)では、皆さんにここが保護区であることを
理解していただけるように制札(わかりやすく言うと鳥獣保護区の看板)をエリア内に取り付けて
案内しています。まずは巡視にて、この制札をチェックするのが仕事です。
<藤前干潟に面している堤防に取り付けている鳥獣保護区(特別保護地区)の制札>
この制札が汚れたり、痛んだりしていないかを巡視時には必ず確認しています。
またこの時期には、渡り鳥の「春の渡り」の季節とも重なるので巡視の際に、多くの鳥を
見ることが出来ます。
藤前干潟は、国立公園と比べればすごく小さなエリアですが、実はそこに自然がびっしり
詰まっている素晴らしい場所なのです。特に渡り鳥の中継地(高速道路でいう休憩するための
サービスエリアのような場所)がここ藤前干潟です。シギ・チドリ類、カモ類、絶滅危惧種の
コアジサシに代表されるカモメ類等、年間約27000羽の鳥が訪れる重要な休息地です。
ただ、あまりに多くの鳥たちに出会うので名前を覚えるだけでも大変です。カメラ、双眼鏡を
片手に時間を見つけては日々勉強、トレーニングです。写真の腕もまだまだですが、今日は
その中でも私が撮影できたおすすめの鳥をご案内いたします。
春の渡りのシーズン、大好きなカニを見つけたチュウシャクシギです。ちょうどカニを
捕まえたところを撮ることができました。
<好物のカニを捕まえたチュウシャクシギ>
もう一羽、こちらはケリです。上手く真ん中に収まりました。
<いいリズムでこちらに歩いてきたケリ>
また先日は、中部地方環境事務所へ新たに着任したレンジャーたちも藤前干潟を訪れ、
干潟に直接触れて現場の状況を確認しました。
<干潟に向かうレンジャーたち>
干潮の干潟とはいえ、場所によっては腰近くまで水の中、泥で足がすくわれることも
ありますが、一歩一歩ゆっくり進んで転ばないように注意を払えば大丈夫です。
みんなで干潟の生き物を調査しました。
<足を取られながら底生生物を探す私たち>
底生生物がいるポイント、泥の掘り方などを熟練職員から教わり、ヤマトシジミやゴカイの仲間、
ソトオリガイ等を見つけることができました。また高級釣り餌の通称「ボケ」と呼ばれる
「ニホンスナモグリ」も発見!初めての調査でこんな珍しい生き物に出逢えてとてもうれしかったです。
<最後に出会えたニホンスナモグリ>
こんな機会に恵まれた藤前干潟に感謝です。これから夏にかけて干潟シーズンが到来します。
ぜひ藤前干潟に来られて楽しんでいただけたら嬉しいです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
この春から名古屋自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーになった祖父江(そぶえ)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、4月当初から仕事が始まり、基本である巡視(パトロール)などの業務を行っています。
「国指定の鳥獣保護区」である藤前干潟(ふじまえひがた)では、皆さんにここが保護区であることを
理解していただけるように制札(わかりやすく言うと鳥獣保護区の看板)をエリア内に取り付けて
案内しています。まずは巡視にて、この制札をチェックするのが仕事です。
<藤前干潟に面している堤防に取り付けている鳥獣保護区(特別保護地区)の制札>
この制札が汚れたり、痛んだりしていないかを巡視時には必ず確認しています。
またこの時期には、渡り鳥の「春の渡り」の季節とも重なるので巡視の際に、多くの鳥を
見ることが出来ます。
藤前干潟は、国立公園と比べればすごく小さなエリアですが、実はそこに自然がびっしり
詰まっている素晴らしい場所なのです。特に渡り鳥の中継地(高速道路でいう休憩するための
サービスエリアのような場所)がここ藤前干潟です。シギ・チドリ類、カモ類、絶滅危惧種の
コアジサシに代表されるカモメ類等、年間約27000羽の鳥が訪れる重要な休息地です。
ただ、あまりに多くの鳥たちに出会うので名前を覚えるだけでも大変です。カメラ、双眼鏡を
片手に時間を見つけては日々勉強、トレーニングです。写真の腕もまだまだですが、今日は
その中でも私が撮影できたおすすめの鳥をご案内いたします。
春の渡りのシーズン、大好きなカニを見つけたチュウシャクシギです。ちょうどカニを
捕まえたところを撮ることができました。
<好物のカニを捕まえたチュウシャクシギ>
もう一羽、こちらはケリです。上手く真ん中に収まりました。
<いいリズムでこちらに歩いてきたケリ>
また先日は、中部地方環境事務所へ新たに着任したレンジャーたちも藤前干潟を訪れ、
干潟に直接触れて現場の状況を確認しました。
<干潟に向かうレンジャーたち>
干潮の干潟とはいえ、場所によっては腰近くまで水の中、泥で足がすくわれることも
ありますが、一歩一歩ゆっくり進んで転ばないように注意を払えば大丈夫です。
みんなで干潟の生き物を調査しました。
<足を取られながら底生生物を探す私たち>
底生生物がいるポイント、泥の掘り方などを熟練職員から教わり、ヤマトシジミやゴカイの仲間、
ソトオリガイ等を見つけることができました。また高級釣り餌の通称「ボケ」と呼ばれる
「ニホンスナモグリ」も発見!初めての調査でこんな珍しい生き物に出逢えてとてもうれしかったです。
<最後に出会えたニホンスナモグリ>
こんな機会に恵まれた藤前干潟に感謝です。これから夏にかけて干潟シーズンが到来します。
ぜひ藤前干潟に来られて楽しんでいただけたら嬉しいです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。