
アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
谷川の春を探して
2026年03月19日
谷川
皆さまこんにちは!谷川管理官事務所の渡辺です。
3月になり、事務所周辺ではようやく春らしい天気が増えてきました。
とはいえ、谷川岳周辺ではまだ少しですが雪の日もあります。
今回はそんな冬の残る谷川岳山麓で見つけた、自然情報をお知らせしたいと思います。
3月になり、事務所周辺ではようやく春らしい天気が増えてきました。
とはいえ、谷川岳周辺ではまだ少しですが雪の日もあります。
今回はそんな冬の残る谷川岳山麓で見つけた、自然情報をお知らせしたいと思います。
谷川岳インフォメーションセンター周辺

谷川岳インフォメーションセンター

この日、駐車場には30cmほど雪が積もっていましたが、雪質としてはかなり固くスノーシューを履かなくても歩くことができました。

(ウサギの足跡) (ウサギの糞)
雪上にはウサギの痕跡がいくつかありました。
ただ、写真の通りすこし古い痕跡なので最近は来ていないのかもしれません。

(ヤナギの仲間) (トチノキの冬芽)
周辺の植物では、ヤナギの花やトチノキの冬芽などが見られました。
ヤナギは植物の中でも早春に花を咲かせます。この辺りでは湯檜曽川で最初に発見された「ユビソヤナギ」が有名です。
トチノキの冬芽は、ワックスのような粘液でコーティングされており、触るととてもベタベタしています。一説には虫の侵入を防ぎ、寒さから芽を守るためと言われています。

(イラガの繭)
枝をよく観察していると、イラガの繭を見つけました。
イラガは毒をもつ害虫として知られていますが、写真のように特徴的な繭をつくります。
全体がカルシウムで出来ており、昆虫が作る繭のなかでは最も固いといわれています。
写真は蓋が取れていることから昨シーズン羽化したものと思われますが、それが今になっても綺麗に残っていることから、その頑丈さが伺えます。
湯檜曽川周辺
(フキノトウ)
少し下って湯檜曽川の周辺ですが、フキノトウが出ていました。
言わずと知れた人気の山菜でほのかな苦みと独特の香りが春を感じさせます。

(オランダガラシ) (生息環境)
川沿いにはオランダガラシが生えていました。一般的にはクレソンという名前で知られています。名前の通りオランダから持ち込まれ、外来種として日本に定着してしまっている状態です。辛味と香りが好まれ、肉料理の付け合わせとして用いられることもあります。

(ネズミの食痕)
この辺りでは動物の痕跡もよく見つかりました。
クルミを食べる動物と言えばリスが有名ですが、写真はネズミの食痕と思われます。
違いとしてはネズミが写真の通り穴をあけて食べるのに対して、リスはクルミを綺麗に半分に割って食べます。この違いは手(前脚)の発達の差と言われております。
最後に
山はまだ静かですが、よく観察すると面白いものがたくさん見つかります。
アクティブ・レンジャーとしては是非谷川に訪れて見ていただきたいところですが、皆さんの周りの自然でも面白い発見があると思いますので、この機会に春の自然観察に出かけてみてはいかがでしょうか?
アクティブ・レンジャーとしては是非谷川に訪れて見ていただきたいところですが、皆さんの周りの自然でも面白い発見があると思いますので、この機会に春の自然観察に出かけてみてはいかがでしょうか?