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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

レンジャーの仕事紹介と頭骨展

2023年01月12日
谷川 増田 多美
皆さま、こんにちは!谷川管理官事務所の増田です。
年が明けてあっという間に1ヶ月が経ちましたね。
今年もどうぞよろしくお願いします。


新年最初の投稿は、谷川岳インフォメーションセンターで開催中の企画展示についてのお知らせです!!

一つ目は上信越高原国立公園とレンジャーの業務内容について紹介している企画展です。
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▲上信越高原国立公園の紹介
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▲レンジャーの業務紹介
このアクティブ・レンジャー日記を書いている私は自然保護官補佐という役職で、レンジャー(自然保護官、国立公園管理官など)を補佐しています。
この企画展では、レンジャーとして現地で勤務している環境省職員の日常業務について紹介しています。

展示では、取組んでいる業務をざっくりと4つに分け、その写真などを掲出しています。
現地に来られない方のために本日は展示している写真を少しだけお見せします(^^)


①国立公園の保護管理と適正利用の推進
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▲事務所内業務
アクティブ・レンジャー日記では巡視の様子を度々掲載していますが、レンジャーは外での業務よりも事務所内業務の方が多く、行為許可申請などの審査・指導や各種照会への対応などを行っています。

②野性生物の保護管理と外来生物の防除
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▲植生復元事業
野生生物の保護や調査、管理、対策の実施をしています。また、在来種の生存がおびやかされないよう、外来生物の対策を実施しています。
上の写真では、人為的に移植されたことにより本来生育していなかった場所に定着してしまったミズバショウの駆除作業をしているところです。

③施設整備
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▲直轄施設修繕
国立公園を訪れた人が自然への理解を深め、安心、快適に自然とふれあうことができるよう、環境省が直接管理している歩道やトイレ、展望台、インフォメーションセンターなどの施設の整備、修繕、管理運営を行っています。

④環境教育・普及啓発活動
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▲講演会の様子
国立公園の自然を活かし、インフォメーションセンター等を拠点にして自然観察会や子どもパークレンジャーなど様々なイベントを開催し、環境教育を推進しています。
また、シンポジウムや各種研修会では講師として、国立公園について普及活動をすることもあります。

ざっくり業務内容を4点書きましたが、自然環境保全に関わる様々な仕事を行っています。
また、自然環境を保全しながら将来にわたって活用していける仕組みづくりや、地域の活性化につなげることを自治体や地域の人と一緒に考えることも重要な業務の一つです。


二つ目は動物の骨の展示について紹介します。

現在、多目的室でいろいろな動物の頭骨が展示されています。
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また、頭骨の展示と合わせて肉食動物と草食動物の歯の違いや哺乳類の歯式などについても解説しています。
実際にツキノワグマやキツネ等の肉食動物とニホンジカやカモシカ等の草食動物の頭骨を見ながら、歯を見比べてみてくださいね(^^)

頭骨の隣には動物のフィギュアが飾っているので、生きていたらこんな姿なんだ~とイメージがしやすくなっています!
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館内の企画展示はしばしば内容を変えていますので、来館したことのある方もぜひ、冬の谷川岳インフォメーションセンターに遊びに来てくださいね☺
冬季の谷川岳インフォメーションセンターは10:00~15:00開館、毎週水曜日定休です。
詳しくはこちらをご覧ください。

【周辺施設の参考情報】
※2023年1月10日~3月14日まで谷川岳ロープウェイ、天神平スキー場は毎週火曜日が定休日となります。
駐車場を含め全施設閉館となりますので、ご注意ください。 詳しくはこちらをご覧ください。


●新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご旅行にあたっては、出発前後の健康観察をしていただくようお願いします。また、旅行中も「密」の回避、周りの人と距離を確保できない場面でのマスク着用など、基本的な感染対策をお願いします。