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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

釣りごみ清掃活動を実施しました

2025年12月24日
名古屋 二宮 準子
皆さま、こんにちは。
名古屋自然保護官事務所の二宮です。
早いもので今年も残すところあと少しとなりました。
鳥たちにとっては年末の慌ただしさも関係ない、といったところでしょうか。
ダイゼンが干潟を闊歩していました。


さて、去る12月8日(日)「藤前干潟釣りごみ清掃活動」を実施しました。
この活動は、藤前干潟において釣り具放置による野鳥への被害が生じている現状を鑑み、
釣りごみの現状把握とマナー啓発を目的として実施しています。
藤前干潟協議会(※)及び釣り愛好家の団体であるWATERSIDE  CONTROL様共催の活動で、
令和3年から年2回のペースで実施しています。
 (※) 藤前干潟協議会:
  地元の方々やNPO法人などの市民団体と行政の担当者などが一緒になって、
         藤前干潟の保全と活用について話し合う場として2005年3月に発足。
  
WATERSIDE CONTROL代表、伊藤様および、
藤前干潟協議会事務局である名古屋自然保護官事務所の皆木より
挨拶とごみの分別方法の説明後、活動スタートです。
今回の清掃場所は、新川右岸の堤防。上流・下流の二手に分かれて、清掃します。
網やテグス、おもりなどの釣りごみはもちろんのこと、
タバコの吸い殻やペットボトル、ビンも多くありました。
また草木にからまった釣り糸の先には、釣り針が。注意して回収していきます。
 
 
当日は、テレビ局の取材もあり、夕方のニュースで放映されました。
<CBC様>
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/2333358?display=1
<メーテレ様>
https://www.nagoyatv.com/news/?id=033278

今回も残念ながら多くのごみを回収しましたが、釣りごみは昨年よりも多い結果となりました。
いつの日か、「釣りごみゼロ」となるように啓発活動を継継したいと思います。
 

【おまけ】
12月のある日、干潟に向かって堤防を歩いていたら、干潟がカワウで埋め尽くされていました。
ざっと7,000羽ほど集まっていました。