アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
今日は、11月19日(土)に開催した「藤前干潟ふれあいデー2022~ラムサール条約登録20周年記念~」について報告します。国指定藤前干潟鳥獣保護区のうち特別保護地区に指定されているエリアは、2002年11月にラムサール条約湿地に登録されました。今年は、それから20年の記念の年。 と言うわけで、11月19日(土)に、記念イベントを実施しました。当日はラムサール条約登録20周年を記念する式典やミニシンポジウム、ワークショップやステージなどのイベントが行われました。【開催報告】藤前干潟のラムサール条約登録20周年記念イベント
2022年12月07日皆さま、こんにちは。 藤前干潟アクティブ・レンジャーの西部です。 今日は、11月19日(土)に開催した「藤前干潟ふれあいデー2022~ラムサール条約登録20周年記念~」について報告します。
2022年11月は、藤前干潟がラムサール条約湿地に登録されて20周年!
国指定藤前干潟鳥獣保護区のうち特別保護地区に指定されているエリアが2002年11月にラムサール条約湿地に登録されました。今年は、それから20年の記念の年。
と言うわけで、11月19日(土)に、記念イベントを実施しました。
当日は、ラムサール条約登録20周年を記念する式典やミニシンポジウム、ワークショップやステージなどのイベントが行われました。
環境省名古屋自然保護官事務所では、記念式典とミニシンポジウムを主催したほか、藤前干潟ふれあい事業実行委員会のメンバーとして、ステージやブース出展などの準備・運営などを行いました。 1年以上前から関係する皆さんと一緒に準備してきたイベントですので、私たちのもっぱらの心配は当日のお天気でしたが、スタッフみんなの思いが通じたのか、当日はとても気持ちの良い秋晴れの1日となりました!
<稲永ビジターセンター 本部テントが置かれ、お出迎えの準備は万端です>
<藤前干潟活動センター 会場図やバスの時間帯を知らせる看板も。賑やかな玄関です>
ラムサール条約登録20周年記念式典・ミニシンポジウムを実施
記念式典は屋外で、ミニシンポジウムはオンライン配信で
記念式典とミニシンポジウムは、YouTubeによるオンライン配信も実施したのですが、技術的なお話は業者の方にお願いしたとはいえ、私たちには初めての事柄の連続で、当日までは本当に緊張しっぱなしの11月となりました。
大きなトラブルもなく無事に配信も終えることが出来て本当に良かったと思います。
私は、午前中は藤前干潟活動センターの担当スタッフでしたので、稲永ビジターセンター前で行われた記念式典は残念ながら現場で見ることは出来ませんでしたが、20周年を祝う良い式典になりました。
<記念式典の様子>
<ミニシンポジウム会場 皆さんから集めたメッセージボードはここで使わせていただきました!>
記念式典・ミニシンポジウムはYouTubeでアーカイブ配信されています!
記念式典、ミニシンポジウムの様子は、当日、サテライト会場として、名古屋市野鳥観察館、藤前干潟活動センター、エコパルなごやのほか、イオンスタイル名古屋茶屋さんでもリアルタイム配信をしていただきました!
配信にご協力いただいた皆さま、ありがとうございます。
<イオンスタイル名古屋茶屋さんの配信スペースの様子>
配信した動画は、藤前干潟ふれあい事業のYouTube内にアーカイブとして残っています。当日来られなかった方、ミニシンポジウムをじっくり聞きたいと言う方は、ぜひ、YouTubeをご覧ください。
式典、ミニシンポジウムが続けて配信されていますが、ミニシンポジウムは1:10頃からスタートします。
8月に延期となったプランクトン講座も開催!
そして、私は、午後から、稲永ビジターセンターで行われた藤前干潟ふれあい事業の講座「プランクトンの世界―藤前干潟を中心に―」を担当しました。
(株)水圏科学コンサルタント・東京海洋大学共同研究員の大村卓朗氏を講師にお招きし、干潟とプランクトンの関係や、プランクトンって何?といった基本的なお話、標本の観察など、1時間半とは思えない盛りだくさんの内容でした。
<プランクトン講座の様子>
<プランクトン講座の準備 これらの顕微鏡やサンプルは事前に先生が準備して郵送してくれていました!>
<プランクトン講座の準備 大村先生と白山ROの森さん プランクトンを採取しています。いろんな方に声をかけられていました!>
環境省ブースも大盛況!
他にも、当日は環境省のブースも稲永ビジターセンターに出展しました。
私は時間が無かったので見られませんでしたが、あとで会場写真をみてビックリ!
大盛況だったようですね。
<環境省のブース 白山ROのAR大石さんが、環境省ブースの来場者に対応中~>
藤前干潟ふれあいデー2022 来場者発表
当日の来場者数は、藤前干潟ふれあい事業事務局(名古屋市環境局環境企画課)発表によると以下のとおりです。
【藤前干潟ふれあいデー2022来場者数】
来場者数:延べ 3,000人(各会場来場者の延べ人数)
名古屋ROのメンバーは、皆、何かしらスタッフとして携わっていたので、気になった舞台や展示ブースなどがどんな様子だったのか、全部を見て回ることは出来ませんでしたが、多くの方に来場いただき、1日、藤前干潟を楽しんでいただけたようなので、良かったです。
これからの季節は干潟に入ることは出来ませんが、カモ類やカモメ類など冬の干潟を賑わす多くの渡り鳥が飛来しています。
この機会に藤前干潟を知った・初めて来た方、今までも藤前干潟に来たことある!と言う方、ぜひまた藤前干潟に来て、野鳥観察などを楽しんでいただけたら嬉しいです。