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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

今シーズンのまとめ(登山編)

2025年12月02日
谷川 渡辺 柊平
皆さまこんにちは!谷川管理官事務所の渡辺です。
谷川・苗場地域では12月に入り急に気温が下がり、いよいよ冬本番といった様子です。
谷川岳は既に真っ白ですが、平地もそろそろ降り始めそうです。
 
今月は振り返りの月として一年のまとめを登山編とイベント編に分けてお見せしたいと思います。
今回の登山編ではそれぞれの山と私の思い出も振り返っていきたいと思いますので是非最後までお付き合いください。

平標山

群馬県と新潟県の県境に位置する谷川連峰の山で、初夏のシーズンは多種多様な高山植物が咲き乱れることから「花の百名山」にも選ばれています。
巡視以外でも山開きや登山道整備イベントなど、何度か訪れる機会があり今年一番登った山になりました。
(その内、晴れていたのは1日だけでした・・・)
      
(山頂 10月)                            (登山道整備活動 8月)

 

谷川岳

「日本百名山」であり谷川連峰を代表する双耳峰(ピークが二つある山)です。
谷川事務所が管轄している中でもトップクラスに人気の山で、麓の一ノ倉沢とあわせて多くの人が訪れます。
今年の思い出は谷川岳から先述した平標山までの縦走ルート(通称主稜線ルート)に行ったことでしょうか。
雨男の私には珍しく快晴で、谷川連峰の雄大な景色を見ることができました。

       
(稜線ルート 10月)                    (一ノ倉沢 7月)

苗場山

当事務所がもう一つ管轄している苗場地域を代表する山で、こちらも「日本百名山」に選ばれています。
苗場山といえば山頂部に広がる湿原が有名ですが、山頂一帯が湿原環境になっている山は国内でも珍しく、ここでしかみられない絶景から「天上の楽園」とも呼ばれています。
今年も1泊2日で巡視を行いましたが、天気もよく山頂に広がる湿原をしっかり見ることができました。
(神楽ヶ峰から山頂まで相変わらず急登で大変でした・・・)


(神楽ヶ峰から望む山頂部 9月)
 

笠ヶ岳(尾瀬国立公園)

笠ヶ岳は至仏山の隣に位置する山で、谷川連峰からは近いですが国立公園としては「尾瀬国立公園」のエリアになります。
今年は片品自然保護管事務所と合同で登山道巡視に行ってきました。
行程としては鳩町峠からの往復ではなく、湯ノ小屋方面(藤原ダム方面)まで抜けるルートを取りました。
この日も天気がよく、道中からは尾瀬を象徴する雄大な湿原も少し見ることができました。
ただ、笠ヶ岳山頂近くなると数か所ぬかるみがあり、なかなかハードな道に感じました。

 
(道中の景色 9月)                 (山頂からの景色 9月)
 

まとめ

今年はこの他にも大峰山(みなかみ町)や赤湯温泉などにも行きました。
私の登山にしては例年より晴れの日に恵まれ、(体感3~4割は晴れ)景色もバッチリ見られることが多かった様に感じました。
来年は半分くらいは晴れの日に登れればよいなと思います・・・!