アクティブ・レンジャー中部地区
環境省出前授業
2025年09月16日
伊勢志摩国立公園
みなさん、こんにちは!
伊勢志摩国立公園管理事務所アクティブレンジャーの三木です。
随分とご無沙汰な投稿になってしまいました。
夏も終盤に感じるこの頃ですが、まだまだ伊勢志摩国立公園内にある国府海岸のビーチには
連日たくさんの方々が良い波と夏の太陽を求めて来られております。
みなさんも良い夏休みの思い出ができましたか?

(写真:阿児町国府白浜海岸 伊勢志摩国立公園内)
さて、夏は私たち環境省・伊勢志摩国立公園管理事務所の大きな業務の一つとして地域の学校に出向き伊勢志摩国立公園のことや
環境のことなどをお伝えする出前授業があります。
伊勢志摩国立公園がある志摩市・鳥羽市は全域。伊勢市と南伊勢は約6割が国立公園内にあります。
私有地の割合も多く90%以上にもなります。
ここで暮らすみなさんにはごく普通に思われる自分たちの町が、実は国立公園内にあることは意外と知られていない一面でもあります。

(写真:伊勢志摩国立公園横山展望台そよ風テラスより鵜方市街地を望む。
鵜方市街地ももちろん国立公園内です。)
出前授業の狙いは、伊勢志摩国立公園のことを知ってもらい、
その素晴らしい景色がある自分たちの町の自然に対する興味や探求心を深め、
自然を守る気持ちを育み、また郷土愛を大切に成長していただけるきっかけとなればと行っています。
また、環境省のレンジャー(自然保護官)の仕事を知ってもらうことも出前授業の一つの狙いでもあります。


(写真:南伊勢町様より)
南伊勢町の南島中学校・南勢中学校で行った授業では、
「環境省レンジャーについて」 「自分たちの町、伊勢志摩国立公園について」
「海岸の漂着ごみについて」などスライドを用い解説しながら進行しました。
自分たちの町を知り、普通に生活していると見落としがちな自分たちの町の良さ、自慢を再発見してもらう。
その一方、漂着ごみなどの問題を一緒に考えてもらう時間を目指しました。
南伊勢では海がすぐ近くにあることもあり、生徒の中には漁業に携わる家族もいて、
漂着ゴミの話もすごく集中して聞き、また考えてくれていました。

南伊勢町出前授業YouTube https://youtu.be/YJ6_5r_9yo8
夏休み中の小学校放課後児童クラブ6校にも出前授業に伺いました。
児童放課後クラブには小学校1年生から6年生までの児童がいるので、
集中力が続くよう、飽きない、また楽しみながら学んでもらえる時間を目指しました。


自分たちが住む伊勢志摩国立公園のこと、環境省レンジャー(自然保護官)のことなどクイズを交えながら学んでもらい、
そのあと「箱の中は何だろう?」ゲームで遊びながら学んでいただきました。

伊勢志摩国立公園にちなんだアイテムや触感が面白いものを箱の中に仕込んで取ってもらいます。
たまに驚かせながらやると子どもたちも楽しんでくれます。
児童の反応もよく、取ったアイテムの少し難しい説明も集中して聞いてくれていました。

伊勢志摩国立公園内にはウミガメが産卵に訪れる浜がいくつかあります。
児童はウミガメに大変興味をもってくれるので、ウミガメのパートは少し長く説明しました。
自分たちの住む町の浜へ産卵に訪れるウミガメのことを知り、その産卵のための上陸数が少なくなっている現状を知り、
国立公園内のことを説明する他のアイテムでも環境問題を楽しみながら学ぶ授業を行いました。
最後にカメのはく製にさわってもらい、
さらに自分たちの住む町の素晴らしい環境に生きる生物を知ってもらいました。
出前授業をやらせて頂き、地元ご出身の先生とお話するとよく出るお話がありました。
「昔は浜でよくカメを見た」「海に泳ぎに行くと海藻がいっぱいだった」など。
今の子どもたちは遊びの変化で、自然の中で走り回ることが少なくなったかもしれません。
自然を知る・感じる子どもが少なくなり、「自然の変化」に気付かず成長している気もします。
私たちが行う出前授業で、子どもたちの自然に対する興味が向上し、故郷の魅力、
自分たちの町がある国立公園のすばらしい自然を守る気持ちが育まれることを願っております。
また、出前授業で先生方も新たな発見があったとのお声を頂きます。
発信力のある先生方にも、改めて伊勢志摩国立公園について児童と共に考える時間をもってもらえる気持ちが芽生えると良いと思いました。
来年も出前授業でお会いできることを楽しみにしています。
伊勢志摩国立公園管理事務所アクティブレンジャーの三木です。
随分とご無沙汰な投稿になってしまいました。
夏も終盤に感じるこの頃ですが、まだまだ伊勢志摩国立公園内にある国府海岸のビーチには
連日たくさんの方々が良い波と夏の太陽を求めて来られております。
みなさんも良い夏休みの思い出ができましたか?

(写真:阿児町国府白浜海岸 伊勢志摩国立公園内)
さて、夏は私たち環境省・伊勢志摩国立公園管理事務所の大きな業務の一つとして地域の学校に出向き伊勢志摩国立公園のことや
環境のことなどをお伝えする出前授業があります。
伊勢志摩国立公園がある志摩市・鳥羽市は全域。伊勢市と南伊勢は約6割が国立公園内にあります。
私有地の割合も多く90%以上にもなります。
ここで暮らすみなさんにはごく普通に思われる自分たちの町が、実は国立公園内にあることは意外と知られていない一面でもあります。

(写真:伊勢志摩国立公園横山展望台そよ風テラスより鵜方市街地を望む。
鵜方市街地ももちろん国立公園内です。)
出前授業の狙いは、伊勢志摩国立公園のことを知ってもらい、
その素晴らしい景色がある自分たちの町の自然に対する興味や探求心を深め、
自然を守る気持ちを育み、また郷土愛を大切に成長していただけるきっかけとなればと行っています。
また、環境省のレンジャー(自然保護官)の仕事を知ってもらうことも出前授業の一つの狙いでもあります。


(写真:南伊勢町様より)
南伊勢町の南島中学校・南勢中学校で行った授業では、
「環境省レンジャーについて」 「自分たちの町、伊勢志摩国立公園について」
「海岸の漂着ごみについて」などスライドを用い解説しながら進行しました。
自分たちの町を知り、普通に生活していると見落としがちな自分たちの町の良さ、自慢を再発見してもらう。
その一方、漂着ごみなどの問題を一緒に考えてもらう時間を目指しました。
南伊勢では海がすぐ近くにあることもあり、生徒の中には漁業に携わる家族もいて、
漂着ゴミの話もすごく集中して聞き、また考えてくれていました。

南伊勢町出前授業YouTube https://youtu.be/YJ6_5r_9yo8
夏休み中の小学校放課後児童クラブ6校にも出前授業に伺いました。
児童放課後クラブには小学校1年生から6年生までの児童がいるので、
集中力が続くよう、飽きない、また楽しみながら学んでもらえる時間を目指しました。


自分たちが住む伊勢志摩国立公園のこと、環境省レンジャー(自然保護官)のことなどクイズを交えながら学んでもらい、
そのあと「箱の中は何だろう?」ゲームで遊びながら学んでいただきました。

伊勢志摩国立公園にちなんだアイテムや触感が面白いものを箱の中に仕込んで取ってもらいます。
たまに驚かせながらやると子どもたちも楽しんでくれます。
児童の反応もよく、取ったアイテムの少し難しい説明も集中して聞いてくれていました。

伊勢志摩国立公園内にはウミガメが産卵に訪れる浜がいくつかあります。
児童はウミガメに大変興味をもってくれるので、ウミガメのパートは少し長く説明しました。
自分たちの住む町の浜へ産卵に訪れるウミガメのことを知り、その産卵のための上陸数が少なくなっている現状を知り、
国立公園内のことを説明する他のアイテムでも環境問題を楽しみながら学ぶ授業を行いました。
最後にカメのはく製にさわってもらい、
さらに自分たちの住む町の素晴らしい環境に生きる生物を知ってもらいました。

出前授業をやらせて頂き、地元ご出身の先生とお話するとよく出るお話がありました。
「昔は浜でよくカメを見た」「海に泳ぎに行くと海藻がいっぱいだった」など。
今の子どもたちは遊びの変化で、自然の中で走り回ることが少なくなったかもしれません。
自然を知る・感じる子どもが少なくなり、「自然の変化」に気付かず成長している気もします。
私たちが行う出前授業で、子どもたちの自然に対する興味が向上し、故郷の魅力、
自分たちの町がある国立公園のすばらしい自然を守る気持ちが育まれることを願っております。
また、出前授業で先生方も新たな発見があったとのお声を頂きます。
発信力のある先生方にも、改めて伊勢志摩国立公園について児童と共に考える時間をもってもらえる気持ちが芽生えると良いと思いました。
来年も出前授業でお会いできることを楽しみにしています。