皆さん、こんにちは。 白山自然保護官事務所の大石です。 今年、白山国立公園は指定されてから60周年です! 還暦を迎えた白山国立公園の山々は、暖かい日が続いて雪解けが進んでいます。
(4月17日の白山。白山の北側に位置するオンソリ山から撮影) 雪解けが進んだので、皆さまを市ノ瀬へ迎える準備を先週から開始しました。 市ノ瀬(石川県白山市)へ向かう石川県道白山公園線は4月27日時点でまだ冬期通行止めとなっています。しかし、冬期通行止めが解除されて皆さんが市ノ瀬を訪れる前に、ビジターセンターなどの施設の開館準備や、散策路に冬季は外していた看板を設置する作業の必要があるため、道路管理者に許可をいただいて作業をしています。 開通前の道路はなかなか危険で、市ノ瀬へ向かう途中、道路には大小の岩が落ちているのを見かけました。行きにはなかった大きな石が、帰りに新たに落ちていることも・・・。 積雪で不安定になった斜面上部の岩や倒木が、雪解けとともにばらばらと道路に落下してくるようです。道路管理者の方は、除雪だけでなく、こうした不安定な岩や倒木を除去する等の作業をしてくださっています。開通前の安全確保のための作業の大切さを感じながら通行させていただいています。 さて、市ノ瀬の状況はというと、建物の横に溜まった雪(屋根から落ちた雪)がここ数年にない量で残っていて、ビジターセンターなどの施設の開館準備は一筋縄ではいきません。 (ビジターセンターの横に溜まった雪。1階部分が埋もれています。4月19日撮影) 一方、散策路のある園地など平らな所の雪は順調に溶けており、4月23日には、パークボランティアの皆さんの力を借りて、市ノ瀬園地の解説看板などの設置もしました。
(看板設置中! パークボランティア撮影) 冬期通行止め解除がいつになるか読めませんが、開通する時には施設を再開させたいので、現在、作業中です! ちなみに、石川県道白山公園線の通行止め区間から市ノ瀬までの道中にある根倉谷園地のミズバショウはすでに咲き始めています。 (根倉谷園地のミズバショウ。4月21日撮影) ミズバショウを見たい方は、道路情報をこまめにチェックして、冬期通行止めが解除されたらすぐにお越しになることをおすすめします! |