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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

そろそろ干潟は、秋模様

2021年08月31日
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さん、こんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

ここのところ、雨が続いたり、猛暑日だったりと、体が気温の変化に追いついていかない日々が続きますね。

新型コロナウィルスの感染状況も終わりが見えない中ですが、干潟を見ていると、季節は確実に進んでいるんだなぁと感じます。

そう、タイトルにも書きましたが、干潟はそろそろ秋模様。

シギ・チドリ類の渡りシーズンが既に始まっています。

今年の秋の藤前干潟は、どんな様子でしょうか。

年変動が大きいシギ・チドリ類の渡り。

楽しみでもあり、ちょっぴり心配でもあり。

2021年8月23日 ダイゼン(夏羽)

<8月23日 夏羽のダイゼン。右側の個体は、ゴカイを引っ張り出したところ>

さて、まだ干潟には秋の気配が漂いはじめたばかりなのですが、

もう冬のカモたちをターゲットにして、子ども達とワークショップを実施しました。

ちょっと気が早いかな?とも思いましたが、既にマガモなどの数も増えてきているので大丈夫でしょう。

カモ類は、野鳥にあまり親しんでいない方でも、公園などで目にしたことがある身近な野鳥。

今回は、飛島村児童館で、定員15名・児童館に通っている児童向けの講座です。

テーマは、カモ、ですが、カモを始めとした身近な野鳥に興味を持ってもらえるよう、楽しく学べる工夫をしました。

藤前干潟やカモのお話のあと、羽の絵を描いたり、実際に羽を飛ばしてみたり、濡らしてみたり、お話だけでなく、実験も織り交ぜたワークショップです。

最後に、藤前干潟ふれあい事業実行委員会で作成している、カモのペーパーキャップを制作し、じっくり鳥と向き合う1時間半となりました。

2021年8月18日 カモや藤前干潟のおはなし

<岸ARによる、藤前干潟やカモのおはなし>

2021年8月18日 出前講座の様子 羽飛ばし実験

<3種類の羽、飛び方に違いはある?>

2021年8月18日 羽ぬらし実験

<羽をぬらすとどうなる?>

2021年8月18日 カモのペーパーキャップ

<カモのペーパーキャップ制作、オリジナルのカモを作る子もいました!>

この日の詳しい内容は、報告書として公開しています!

下記のページからご覧ください。

中部地方環境事務所 出前講座のページ(飛島村児童館をチェックしてね。)

●藤前干潟のイベント、お知らせ

<国指定藤前干潟鳥獣保護区のFACEBOOKページ>

国指定藤前干潟鳥獣保護区のFACEBOOKページを開設しました!

少し前から、いろいろと試験的に記事を投稿したりしてきましたが、だんだんと本格的に記事を投稿していきます。

FACEBOOKでは、写真だけでなく動画も掲載できるようなので、どんどんコンテンツを充実させていきたいと思っています。

ぜひ皆さま、こちらもフォローしてください!

https://www.facebook.com/fujimaehigata2002

<稲永ビジターセンター、藤前活動センターの開館状況>

開館時間:9時~16

休館日 :毎週月曜日、毎月第三水曜日、年末年始

稲永ビジターセンター:052-389-5821

藤前活動センター:052-309-7260

※一部屋の利用は、20名以下に制限されています。施設利用を検討されている団体の方は、一度、施設にお電話でご確認ください。

<庄内川左岸側護岸工事のお知らせ>

藤前干潟の庄内川周辺にお越しの方に、お知らせです。

庄内川左岸側の護岸工事により、残念ながら堤防下の小段は歩いたりすることが出来ません。

堤防上は歩くことが出来ますので、庄内川左岸側の干潟を観察される際には、堤防上からご覧ください。

詳細は、稲永ビジターセンターにお立ち寄りいただき、スタッフに聞いて頂けると良いと思います。

今見られる生き物ののことや、藤前干潟のことも教えてもらえますよ。

また、稲永ビジターセンターの隣には名古屋市野鳥観察館がありますので、こちらでもいろいろと聞いていただくと、藤前干潟にやって来る鳥たちのことなどがもっと分かると思います。