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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

藤前干潟で清掃活動

2021年06月08日
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

暑くなってきましたね。

少し前になりますが、5月29日(土)は、藤前干潟で市民ボランティアによる大規模な清掃活動が行われる予定でした。

毎年実施されている「藤前干潟クリーン大作戦」です(→藤前干潟クリーン大作戦のHP)。

ですが、愛知県に新型コロナウィルス感染防止に伴う緊急事態宣言が出されたことを受けて、中止に。

こればかりは、仕方がないと思っていた時、実行委員会事務局から、関係者だけの少人数で実施しませんか、との連絡がありました。

少人数ではありますが、だからこそ普段なかなか取り組めないテーマの清掃活動を実施する、とのこと。事前に知らされていたテーマは、なんと「マイクロプラスチック」!

名古屋自然保護官事務所のメンバーも参加してきました。

2021年5月29日(土)

<清掃前の説明を聞く参加者>

どうするのかな?と思っていたのですが、

まずは、大きなゴミ拾いを実施した後、参加メンバーでマイクロプラスチックを拾う方法を考えよう!と言うことでした。

なるほど、それは大きなイベントでは取組めないテーマですね。

2021年5月29日 藤前干潟で清掃活動

<まずは、通常の清掃活動を実施!>

その後、さっそく、マイクロプラスチックを拾う方法を各自が取り組んでみます。

事務局からは、ピンセットや篩(ふるい)などが用意されていました。

我々名古屋自然保護官事務所のメンバーは、ピンセットで地道に人海戦術が一番なのでは?!ということで、実施してみます。

マイクロプラスチック

<事務局が用意してくれた、5㎜方眼シートに並ぶ色とりどりのプラスチック片>

しかし、5㎜と2㎜のふるいで選別すると早い!などの"研究結果"も報告されたり、土そのものがプラスチックまみれなのだから、土をすくうしかないのでは?という意見もありました。

2018年に撮影された藤前干潟

<2018年に撮影された藤前干潟、今もそれほど変わっていない。>

なにせ、藤前干潟は、大変残念なことに、プラスチックごみのたまり場になっているのです。

マイクロにならないうちにゴミを拾う、そもそもゴミが出ないのが一番、というのはその通りなのですが、すでに土には幾層にもプラスチックが溜まっている状況です。

今に始まったことではない、けれども、なんとかしたい。

でも、どうしていいのか分からない、という大変難しい問題です。

ピンセットで地道に拾ったチームからは、拾っている間"ただひたすら無心になれる!"との意見も出ました。難しい、難しいとばかり言ってもいられません。

ユニークな取り組みの中からアイディアが生まれることもあります。

そんなわけで、もしかしたら、藤前干潟でただひたすら無心にマイクロプラスチックを拾う、、、というイベントが開催されるかもしれません?!

皆さまも、こんな風に拾ったらいいのでは?というアイディアがありましたら、ぜひ教えてください。

この間、岸ARがFACEBOOKにとても素敵な渡り鳥の写真をアップしてくれました。

いつまでも、この美しい風景が見られるように、名古屋自然保護官事務所のメンバーも、日々、取り組んでいきたいと思っています。

●藤前干潟のイベント、お知らせ

<国指定藤前干潟鳥獣保護区のFACEBOOKページ>

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少し前から、いろいろと試験的に記事を投稿したりしてきましたが、だんだんと本格的に記事を投稿していきます。

FACEBOOKでは、写真だけでなく動画も掲載できるようなので、どんどんコンテンツを充実させていきたいと思っています。

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