アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
ライチョウの移植
2020年08月07日
中部山岳国立公園
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
令和2年度ライチョウ保護増殖事業により、乗鞍岳から中央アルプス(駒ヶ岳)への移植が行われました。
悪天候の影響でヘリコプターが飛べず延期していましたが、久々の快晴となりました。
移植はケージ保護していた3家族19羽(メス3羽、ヒナ16羽)を家族ごと箱に入れ、慎重に運びました。
乗鞍岳から中央アルプスまでは、ヘリコプターで運搬しました。
ヘリコプターは16分程で中央アルプスへ到着し、あらかじめ準備していたケージに収容されました。
中央アルプスでも日中はケージから出して周辺環境に慣らし、8/7全ての家族を放鳥しました。
今後はモニタリングを行いつつ捕食者対策を行います。
放鳥したライチョウを見かけた際には、そっと見守ってください。
詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックス、ライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。
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