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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

梅雨の晴れ間に外来種駆除!

2020年06月17日
万座 飯島久美子

外来植物のハルザキヤマガラシの駆除を行ってきました。

⇑ ハルザキヤマガラシ

本日の駆除場所は群馬県中之条町チャツボミゴケ公園の入口付近です。

⇑ 根でも増えるので根っこから抜き取ってゆきます。

例年5月ころに行うのですが、今年は外出自粛を受け、6月の駆除作業実施となりました。

花も終わりかけ、たくさんの種がすでに出来ていました。

⇑ ハルザキヤマガラシの種(写真左)1株につき数千個もの種がついているそうです...。

すでに種のついている株は、あたりにたくさん生えるスギナ(写真右)と似ていて探しにくい...。

⇑ 駆除されたハルザキヤマガラシがぞくぞくと集まります。

本日は60Lのゴミ袋41袋分の駆除となりました 。

除去した植物は、最終的にしっかりと口を閉じて運ばれ、焼却処分されます。

ハルザキヤマガラシとは?

ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、北アメリカなどに広く分布する、アブラナ科の植物です。

冷涼で日当たりのよい湿った肥沃地を好み、道路わきや、田畑の畦などに生え、

5~6月に菜の花に似た花をつけます。

大量の種を作るため繁殖力が非常に強く、標高が高い地域にも侵入しているので、

自然性の高い環境への影響が懸念され、「総合対策外来種」に指定されています。

冷涼で日当たりのよい湿った肥沃地を好み、道路わきや、田畑の畦などに生え、

5~6月に菜の花に似た花をつけます。

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